カテゴリ:カラートリートメント
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総合点

1mlあたり
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安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因経皮吸収10件
メーカー
kyogokuブランド
Kyogoku容量
210ml参考価格
3267円1ml単価
15.6円JAN
4580802790034ASIN
B0FNM7N5YQ発売日
2021ID
11507製造国
日本シリーズ名
カラーセラム対象の髪タイプ
カラーダメージケア向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。今回はkyogokuの「カラーセラム グレーシルバー」を成分レベルで分解します。カラートリートメントとしての設計意図と、スタッツが示す実力のギャップ――そこに、この製品を正しく使いこなすヒントが隠れています。
スタッツを確認すると、総合点2.59点(平均3.0点)と全体では平均を下回りますが、数値の内訳を見ると評価が二極化していることがわかります。全体的な安全性4.1点は「優秀」水準で業界平均比+1.1点。一方で髪補修力は1.7点(要注意)、スカルプケア力は1.1点(要注意)と、補修・頭皮ケアの観点では平均を大きく下回ります。使用感3.7点(平均以上)が示すように、テクスチャーや感触の仕上がりは高く評価できます。
この構造から読み取れるのは、「補修を主目的としたトリートメントではなく、安全性を担保したカラーリング剤」という設計思想です。塩基性染料とHC染料をイオン結合でコーティングする仕組みを採用しており、酸化剤を使用する従来の永久染毛剤とは根本的に異なります。ケアへの過度な期待は禁物ですが、カラーリングツールとして捉えれば安全性スコアの高さは明確な強みです。
KYOGOKU カラーセラム / スタッツ解析
※平均値は3.0点。棒グラフは5点満点換算の充足率。
この製品の最大の特徴は酸化剤を使わない染色システムにあります。塩基性染料はアルカリ性でイオン化し、キューティクル表面のマイナス電荷と静電引力で結合。HC染料(ハイドロキシエチルシロキシトリメチルシリル基を持つ小分子)はさらにキューティクル内部への浸透性も持ちます。この2種の組み合わせにより、1液式でありながら表面コーティングと微細浸透の両立を狙った設計です。毛髪を膨潤・酸化させる工程がないため、安全性スコア4.1点という数値に直結しています。ただし染色持続性は髪のコンディション・ベースの明度に大きく依存します。
カチオン性高分子ポリマーで、EWGスコア1の安全性最高評価成分。推奨配合量0.1〜2.0%の範囲で毛髪表面へのコンディショニングと帯電防止効果を発揮し、塩基性染料の吸着をサポートする退色防止機能も持ちます。シリコーン類との相乗効果が確認されており、本処方ではジメチコンとの組み合わせでコーティング膜の均一性を高めていると推察されます。注意点として、アニオン界面活性剤との高濃度混合は不活性化を招くため、アニオン系シャンプーと混ぜる場合は処方安定性を確認することが望ましいです。
グリセリンは三価アルコール構造で角層水分量を増加させる保湿の基幹成分(推奨配合量3〜10%)。ヒアルロン酸Naは1gで最大6Lの水分保持能を持つムコ多糖類(推奨配合量0.01〜2%)で、表面での水分蒸発防止を担います。両者は成分間相乗効果データで「グリセリン × ヒアルロン酸」の組み合わせが確認されており、水分補給(グリセリン)と蒸散防止(ヒアルロン酸Na)の役割分担が成立しています。ただし保湿力スコアは2.7点(やや物足りない)に留まっており、配合量の水準がスコアを押し上げるほどではないと推察されます。
アフリカ原産のバオバブ(学名:Adansonia digitata)の種子から抽出。オレイン酸・リノール酸・パルミチン酸などの不飽和脂肪酸に加え、トコフェロール(ビタミンE)・フィトステロールを含む多機能植物油です(推奨配合量2〜10%)。生分解性0.95という数値は本処方中で最高水準であり、環境負荷の観点でも優れた選択といえます。セラミドとの相乗効果データも確認されており、脂質バリアの補強に寄与する設計意図が読み取れます。余談ですが、国際化粧品原料協会(ICIS)の資料によると、バオバブ油のトコフェロール含量は一般的なアルガンオイルと同等以上とされています。
羊毛由来のケラチンタンパク質を酵素・酸・アルカリで低分子化した成分(分子量310〜30,000)。シスチン・ロイシン・グルタミン酸などのアミノ酸組成が毛髪ケラチンと類似しており、損傷部位への吸着・補填で毛髪強度・しなやかさを回復させる機序が研究で示されています(推奨配合量1〜5%)。しかし全成分表の配合順では10番目と後位にあり、最前線の水・セタノール・グリセリン群に比べ配合量は限定的と推察されます。これが髪補修力1.7点という数値に直結していると考えられます。高級アルコール(セタノール・ステアリルアルコール等)との過剰蓄積時のゴワつきにも注意が必要です。
成分マップ:機能別ポジション
「補修トリートメントではなく、安全性に振り切ったカラーリングツール」
スタッツの構造が示す通り、この製品は安全性4.1点・使用感3.7点というカラー剤としての強みと、補修力1.7点・スカルプ力1.1点という明確な制約を持っています。ブリーチ後のハイトーン毛にグレーシルバーを乗せるカラーバターとして使うなら、その設計思想にブレはありません。「トリートメント感覚でケアもできる」という訴求は、あくまで使用感のよさに由来するものであり、補修成分の配合水準が高いわけではない点を把握しておく必要があります。
余談ですが、国際化粧品成分評価機関CIRの2022年改訂レポートによると、塩基性染料・HC染料の組み合わせを用いるカラートリートメントカテゴリは、酸化染毛剤との比較で毛髪タンパク変性リスクが構造的に低いとされており、安全性スコア4.1点という数値はカラー製品としては特筆に値します。
使用シーン別推奨度:
この製品の本質:ポジショニングマップ