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全成分表をひと目見ればわかるが、これはコンディショナーです。
髪に油分補給し、ダメージ部分を補修して指通りを改善し、静電気の発生を抑えたり、殺菌作用を付与したり。
ごく単純な、よくあるコンディショナーの処方です。
さてしかし、この製品はシャンプーだというのです。
思い出すのはWENクレンジングコンディショナーという商品がかつてありましたが、
このシャンプーはWENの二番煎じ。ほぼ発想は同じです。
ただ、WENのほうがまだ毒性という意味ではまともだったでしょう。
シャンプーという割にシャンプーらしい特徴がほとんどなく、
誰が見てもコンディショナーとしか思わない内容で、シャンプーだと言っているのです。
コンディショナーで頭を洗うとどうなるでしょう?
髪に潤いをもたらすために、多くの油分がベースとなっていますので、頭は洗われるのではなく、油分が足されます。
そして、陽イオン界面活性剤は、洗浄剤である陰イオン界面活性剤の逆です。
逆の特徴があるということは、洗って落ちるのではなく、くっつくのです。
これが髪だけなら、ダメージ部分が保護されるのでサラッとしますが、肌には猛烈にデメリットが大きい成分。
だから、コンディショナーは頭皮につけないで毛先を中心に塗布しましょう、と言われるわけです。
何しろ、陽イオン界面活性剤は脱毛剤の主成分としても使われますから、ハゲる危険性が飛躍的に高くなります。
このシャンプーでは、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアルトリモニウムブロミドが陽イオン界面活性剤として普通にベースに含まれますね。
ハゲそうです。
事実、WENクレンジングコンディショナーは米国FDA史上最多のクレーム、脱毛被害を発生させた実績がつい最近ありました。
このシャンプーはWENよりも強力な陽イオン界面活性剤が使われています。
そして、ベントナイトという針状シリカ成分配合で、アスベストと同じ副作用の懸念がプラスされています。
ハゲたり、アスベスト的な被害が実際起きない幸運に恵まれたとしても、陽イオン界面活性剤で洗うと並の殺菌剤よりも格段に強い殺菌作用にさらされますから、
頭皮の善玉菌は壊滅的な被害を受け、頭皮も髪も保護機能を働かすことが難しくなるでしょう。
つまり、皮膚疾患が起きやすくなると言い換えられます。
コンディショナーで頭を洗うということは、こういうことです。
たとえば、手を洗うときに、コンディショナーで洗ってみてください。どうなりますか?
洗顔のときに、コンディショナーで洗ってみてください。どういう気持ちになりますか?
肌が油分でベタベタになって、ニキビは頻発、タンパク変性作用で皮膚ボロボロ、殺菌作用で肌バリア壊滅的被害、このようなデメリットが有るのに、わざわざコンディショナーで洗うという行為をする理由は?
髪がサラサラになる?
ならシャンプーのあとにコンディショナーを使ったほうがよほどサラサラになります。
オールインワン?
副作用を全部受け入れてでも時短したいのならやってみてください。
ただ、普通に考えて、これはやめておきなさいと言わざるを得ません。