オイリム トリートメント(スカイ・グループ )の解説

ライトなコンディショナー。


ベースのオクチルドデカノールは薄被膜、ステアリルアルコール、セタノール、ベヘントリモニウムクロリドあたりで基本的にはさらっとした感触の設計です。


ややこの製品でユニークである点は、次の植物油群でしょう。


アルガンオイル(抗酸化・エモリエント)、アーモンド(エモリエント)、ザクロ(エストロゲン活性、γリノレン酸含有)、マカデミアナッツ(皮脂類似組成で馴染み良)、ヤシ油(さらっとした)、ククイナッツ(さらっと)というオイルが配合され、
製品にコクを与えています。


その他には、微量のクオタニウム-18、クオタニウム-33、コレステロール、シリコーン、抗炎症エキスといった成分で構成。

全体としては、
売りであるオイル群は多少使用感にしっとりとしたコクを与えますが、インパクトもコンディショニング効果の高さという面でも高いとは言えません。


オイルが乗っかる、わずかに染みこんでエモリエント感は与えますが、一般的なトリートメントに比べれば平凡なレベル。

持続性も薄く、トリートメントとしては機能しているとは言い切れないレベル。


「CMC」「18-MEA」配合というのも、例えばクオタニウム-33がそれにあたると思いますが、18-MEAのようなキューティクルを接着するセメントのような効果の代わりを再現できるレベルとはいえず、
カチオン界面活性剤らしいコンディショニング効果というレベルを出ません。


つまり、並のコンディショナーと言っても差し支えないレベルと申し上げます。


ひどくはないのですが、褒め称えるようなトリートメントではありません。


オイリム トリートメント(スカイ・グループ )の全成分

1

2オクチルドデカノール

植物由来の分枝鎖飽和アルコールで、水添ポリイソブテンの感触改良作用がある。薄い皮膜を形成し、ベタつきのないさらっとした感触を与える。

3ステアリルアルコール

オクタデシルアルコール。ロウに似た油性成分である。

4セタノール

コンディショナーなどのベース油剤として頻出。セチルアルコール、パルミチルアルコール とも呼ばれる。飽和脂肪酸なので酸化しづらく、安定性の高い油分ベースを構築可能。

5ベヘントリモニウムクロリド

ベヘントリモニウムクロリドはしっとりタイプの4級カチオン(陽イオン)界面活性剤です。ダメージ部に吸着し、疎水性を復活させて物理的ダメージから髪を守ります。

6ミリスチン酸イソプロピル

低粘性でさっぱりした使用感のエステルオイル。

7アルガニアスピノサ核油

アルガンオイルです。モロッコ原産で、アルガンの木1本から1リットルしか採れないオイル。オレイン酸・リノール酸リッチで、ビタミンAやセサミンなども含みます。抗酸化作用やしっとりリッチな感触を付与。

8アーモンド油

オレイン酸リッチなトリグリセライド。エモリエント効果。

9ザクロ種子油

10マカデミアナッツ油

11ヤシ油

液状の油とワックスの中間の融点を持つ、ラウリン酸主体のオイルです。伸びがよく、皮膚の生理機能を阻害しない、酸化安定性の高いトリグリセリドです。

12ククイナッツ油

13セラミド2

14ジメチコン

ジメチルポリシロキサンの末端をトリメチルシロキシ基で封鎖した重合体。シリコンといえば、ジメチコンが代表的な成分です。皮膚保護・コーティング剤、消泡剤として使われますが、網目状のコーティングのため水分透過性や通気性は有する。

15イソプロパノール

エタノール同様アルコールの一種ですが、エタノールの2倍ほどヒト毒性が高い素材です。

16ドデカン

炭化水素です。炭素数12の石油から精製されるナフサのいち成分としても知られますが、化粧品では植物由来のドデカンをよく使われます(構造性質は石油由来のものと同一)。ベタつきがなくさらっとした感触や艶を与える成分です。飽和脂肪酸なので酸化しにくく、安定して無色無臭です。

17ジステアリルジモニウムクロリド

ソフトで滑らかなタッチの4級カチオン界面活性剤。帯電防止効果が優れる。

18クエン酸

pH調整剤。酸性寄りに調整させるために用いられる。

19シクロペンタシロキサン

環状シリコーンであり、揮発性を有する。蒸発すると皮膜が形成されるタイプで、さらっとした軽い感触を残す性質がある。

20カンゾウ根エキス

マメ科の植物甘草の根から抽出したエキス。グリチルリチン酸を豊富に含み、細胞レベルでの抗炎症作用や美白作用を期待されます。

21PEG-200水添ヒマシ油

22硝酸Mg

23メチルクロロイソチアゾリノン

24メチルイソチアゾリノン

パラベンよりもソフトと言われる防腐剤。ただ、パラベンよりも配合量を大幅に増やさないと効果が出ないため、それほどソフトとも言いきれない。

25クオタニウム-18

水に分散するコンディショニング剤。カラーリングの保護。スプレータイプの製品には乳化剤としても使用できる。

26塩化Mg

27トコフェロール

ビタミンEのこと。脂溶性ビタミンで、植物の光合成により生成される。過酸化脂質の生成を防ぐ抗酸化作用の他、皮膚の角化を促進する働きも。

28クオタニウム-33

クオタニウム-33はエチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム液(1)という名称で、18-MEA(18−メチルエイコサン酸)という髪のキューティクルを保護している脂質成分を多く含む、羊毛由来のコンディショニング成分です。髪の艶、キューティクルのめくれなどを接着剤のように防止し、髪を保護する役目を果たします。

29コレステロール

羊毛脂由来の成分で、ラノリンに多く含まれる。保湿効果を付与。

30BG

1,3-ブチレングリコールのことです。抗菌・溶剤、減粘剤、香料としても使われます。石油から精製される他、サトウキビから精製されるBGもあります。皮膚に潤いを持たせる他、製品安定剤として使われることも。

31酢酸

32PG

プロピレングリコールのことです。湿潤・制菌作用があり、品質安定剤として使われます。石油由来の無色無臭成分で、香料・精油・樹脂などを溶解するためにも使われます。少量では人体に毒性なし。

33フェノキシエタノール

防腐剤。パラベンと代替としてマイルド系防腐剤として用いられることが多いが、実際のところ肌刺激性では双方に有意な差はない。防腐能力についてはパラベンより低く、他の防腐剤と組み合わせて使うことで必要な能力を引き出すタイプ。パラベンがないからといって、フェノキシエタノールならソフトである、という解釈はあまり良い判断ではないが、防腐能力がソフトという点ではやや優しい。

34香料

香りづけ。

メーカーの紹介文

うるおい感じる、なめらかな指通りへと導く、トリートメントのためのオイルを厳選ブレンド。
アーモンドオイル、ザクロ種子オイル、アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)、マカデミアナッツオイル、ククイナッツオイル、ココナッツオイルを配合。
毛髪補修成分CMC、18-MEA配合、毛髪内の水分を保持して髪を強くしなやかに保ちます。
森の中のスパにいるような爽やかなボタニカルフルーツの香り。

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