Vitaming バイタミング モイスト・シャンプー V1の解析結果

概要

• アミノ酸系
• ビタミンいろいろ配合
• ヘアケアも力が入っている・・しかし

どんなシャンプー？

アミノ酸系洗浄剤ベースのビタミンたっぷり系シャンプーです。

ビタミンたっぷりだと何が良いかというと、主として頭皮のエイジングケアに役立つという側面があります。抗酸化作用をはじめとしたものですね。

さらには、ペリセア（ジラウロイルグルタミン酸リシンNa）の配合もあり、それぞれの成分の浸透性が高まっている点も注目です。

毛細血管強化を促すグルコシルヘスペリジンの配合や、油溶性ビタミンCであるテトラヘキシルデカン酸アスコルビルの配合が注目ポイントとなっています。

洗浄剤の部分よりも、添加されているスキンケア成分の方が非常に存在感があるタイプのシャンプーと言えますね。

ただ一つ残念なことは、ベヘントリモニウムクロリド(4級カチオン界面活性剤)の存在が、足を引っ張っているのではないかと考えられること。

この成分は、洗濯で言えば柔軟剤のような役割で瞬時に髪にサラサラ感をもたらす成分ではありますが、頭皮に対しては脱毛剤のような働きを示すことで知られ、強いタンパク変性作用が肌荒れを引き起こす懸念が持たれています。

配合量が非常に少ないので、すぐに髪の毛が抜け落ちるということはないでしょう。ただ、全体的な方向性とは少し脱線しているような印象を持つ成分ではあるのです。

頭皮に対してのエイジングケア目的だけであればまだしも、髪に対しても様々な

メリットを付け加えようとしているところに、落とし穴があったという印象ですね。

まとめ

全体的には、メリットが多くて興味深いシャンプーではあります。

ただし、あまりにも詰め込みすぎているような印象もあり、果たして一つ一つの成分の良さがはっきりと体感できるのかという疑問は拭えません。

価格がそれほど高くないところを見ても、本当に有効性の高い成分が十分な濃度で入っているというふうには見受けられないのは残念です。

最も悲観的に見た場合、ラウロイルメチルアラニンNaによるアミノ酸系シャンプーであるという以上のメリットはあまり感じにくいというシャンプーである可能性は、

残っているわけです。

最も、逆に楽観的に見れば、これほどコスパの良い有効性の高いシャンプーはなかなかないわけで、一度試してみる価値はありそうな気はします。

少なくても口コミの評価は悪くないようですので、希望は残っていますね。