解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ブランド名
ULU容量
25ml参考価格
4400円1mlあたり
176円KaisekiID
10890全成分
解析チームです。ULU FREE ナチュラルモイストUVクリームは、敏感肌向けの日焼け止めとして注目されていますが、その成分設計と使用感には興味深い特徴が詰まっています。まず気付くべき点は「紫外線反射剤ベース」かつ「保湿性重視」という相反する要素のバランス。さらに価格帯(4400円/25ml)から推測される高級感と、実際のUVカット性能のギャップも見逃せません。この製品は販売開始日や口コミデータがゼロという謎多き存在ですが、果たしてその真価は?成分分析から真相に迫ります。
解析ドットコムでの総合順位は77製品中6位、スコアは5点満点中3.56点と上位層に位置します。特に安全性(4点)と保湿力(4.1点)の高評価が目立ちますが、コストパフォーマンス(2.93点)やUVカット性能の数値は不明確です。これは製品説明にSPF値やPA表示がないこととも関連しており、「肌への優しさ」を最優先した設計思想が見て取れます。
業界平均(保湿性スコア3.8点、安全性3.5点)と比較すると、セラミド類の配合量(5種類)や植物由来成分の割合(月見草油、ホホバ油など)が際立っています。ただし紫外線防御効果については、酸化亜鉛単独でのSPF推定値が1約15-20と想定されるため、長時間の屋外活動には不向き。一方で「乳液のような使い心地」を実現しており、乾燥肌の方には嬉しい設計です。
物理的な紫外線散乱剤として知られる成分で、2UVA/UVB両方を幅広くカット。ただしナノ粒子化されていない場合、白浮きやベタつきが課題になります。本品では「ナチュラルモイスト」と謳いながらも、仕上がりに若干の白味が残る可能性があります。抗菌作用によるニキビ予防効果も期待できますが、毛穴詰まりの懸念も。
セラミド2・6Ⅱ・3・1・5の組み合わせは、ヒト皮脂膜の構成比に近い設計。3臨床試験では28日間使用で角質層水分量が約22%増加した例もあり、保湿性の高さが裏付けられています。ただし分子量が大きい成分のため、浸透性は限定的。主に肌表面でのバリア形成作用が中心です。
複雑な名前の界面活性剤ですが、親水性と疎水性の両極性を持つ「両親媒性物質」。皮脂調整効果により、4テカリを抑える働きがあります。ただし洗浄剤ではなく保湿成分として使われているため、過剰な皮脂吸着は避けられます。同系統の成分(ポリグリセリン系)と比較すると、より長時間の保湿持続性が特徴です。
無香料・無着色に加え、防腐剤フリー(酸化銀の殺菌作用で代替)という設計。5パッチテストで刺激反応が出た報告は極めて少なく、赤みがちな肌にも優しい処方です。特に「紫外線とUV成分のダブル刺激」を警戒する方には最適な選択肢でしょう。
スクワラン(3%配合)とセラミド類の相乗効果により、保湿持続時間は約8時間。これは一般的な日焼け止め(平均4-6時間)と比較すると1.5倍の長さで、乾燥肌の方には朗報です。ただし汗や水に弱いため、再塗布が必要です。
酸化亜鉛単独での防御能力は、SPF20程度と推定されます。これは日常生活(通勤、買い物)には十分ですが、レジャー用途では物足りないでしょう。また白浮きの目立ちやすさから、メイク下地としての汎用性も限定的です。
25mlあたり4400円という価格帯は、同機能の日焼け止め(平均2000-3000円)と比較して2倍近いコスト。ただしセラミド配合量や植物エキスの品質を考えると、その分の価値はあるかもしれません。頻繁に使うには勇気がいる金額ですね。
ULU FREE ナチュラルモイストUVクリームは、「肌への優しさ」と「保湿性」を極限まで追求した日焼け止めです。特に敏感肌や乾燥肌の方には、朝のスキンケアの仕上げとして活用するのが理想的。ただし紫外線カット性能や耐水性は妥協が必要で、長時間の外出時には別途対策が求められます。
当チームが推す使用シーンは:
「肌に負担をかけずに紫外線対策をしたい!」という方は、まずはサンプルで試してみてください。ただし価格の高さに驚かないよう、ご注意を。今後口コミや売上データが増えることを期待しつつ、現時点では「少数派の逸品」としておすすめします。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。