解析結果

トニーモリー エッグポア シルキーサンプライマー

販売開始から 9年4ヵ月27日(3437日)
トニーモリー エッグポア シルキーサンプライマー
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総合ランク

71個中 63

総合点

2.4
2.4

1mlあたり

120
コスパ
1.9

カテゴリ内順位

92%以内
66位 / 71製品中
上位
トニーモリー エッグポア シルキーサンプライマー解析チャート

DATA口コミ・販売データ

Amazon 184213 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

⚠️

一部の成分に注意が必要です

EU規制の成分が検出されました(1件)

個人差要因皮膚感作性5件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性4件・経皮吸収30件

リスクスコア 6/100 | ! フラグ成分 1 | EWG 26件評価済み
EU規制 オクトクリレン
EWG 3+ エチルヘキシルトリアゾン(3)、オクトクリレン(5)、カプリリルグリコール(4)、サリチル酸エチルヘキシル(4)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(3)、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(3)、ジメチコン(3)、タルク(3)、トリエチルヘキサノイン(3)、パラフィン(4)、パルミチン酸エチルヘキシル(4)、ホモサレート(4)、ポリエチレン(3)、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(4)、ラウリルPEG/PPG-18/18メチコン(3)、安息香酸フェネチル(3)、酸化チタン(3)
リスクスコア
6 / 100
解析安全性値
2.0 / 5
EWG スコア
平均 2.8 最高 5
フラグ成分の詳細(1件)
EU規制 EU化粧品規制 Annex II禁止/Annex III制限
オクトクリレン
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B 5件
エチルヘキシルトリアゾン・オクトクリレン他
アレルゲン香料
1件検出
安息香酸フェネチル
マイクロプラスチック
5件検出
(VP/ヘキサデセン)コポリマー・(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー他
内分泌かく乱性
4件検出
エチルヘキシルトリアゾン・オクトクリレン他
生分解性
41%
やや分解しにくい
経皮吸収リスク
36%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 31
植物エキス 0
コスパ
1.9
安全性
3.0
素材の品質
2.3
使用感の良さ
3.9
エイジングケア
2.3
ホワイトニング
2.4
保湿効果
2.2
スキンケア力
0.4
環境配慮
0.0
浸透力
1.3
即効性
3.6
持続性
4.1
ツヤ感
3.4
サラサラ感
4.4
優れた素材 0
注意素材 1
サブカテゴリ 総合
広告を含みます。

商品説明

内容量:20g 全成分:タルク、パルミチン酸エチルヘキシル、ポリメタクリル酸メチル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、酸化チタン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ホモサレート、メタクリル酸メチルクロスポリマー、安息香酸フェネチル、トリ…
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ANALYZEDトニーモリー エッグポア シルキーサンプライマーの解説

毎日全顔に塗るなら、EDC疑い成分が4種同時配合されていることを知っておきたい

解析チームです。韓国コスメブランド「トニーモリー」のサンプライマーを解析しました。日焼け止め機能付き化粧下地として設計された製品ですが、スタッツデータは全体的に厳しい数字が並びます。使用感3.9点という突出した評価と、安全性2.0点という数字の乖離——この処方が何を優先しているかが、成分表に正直に出ています。

概要

使用感だけが突き抜けた、「体験優先型」処方

総合点2.4点は、解析サイト平均3.0点を0.6点下回る「要注意」ゾーン。配合成分レベル2.3点・安全性2.0点・コスパ1.9点と、客観指標のほとんどが平均を大きく下回る中、使用感のみ3.9点(平均以上)を記録しています。スキンケア性能0.4点・髪補修力0.6点はそもそもこの製品カテゴリに期待する項目ではないため参考程度ですが、保湿力2.2点・ホワイトニング2.4点は競合サンプライマーとしてみても物足りないレベルです。

処方の重心は明らかに「なめらかな塗布感・ソフトフォーカス効果・UVカット」に集中しており、保湿・肌ケア成分への配分は最低限。2400円/20mlという価格(100mlあたり12,000円)に対し、成分構成の密度感が追いついていないことがコスパ低評価の主因です。

処方設計図:成分31個の役割分布

UV防御系
7成分
油性基剤・シリコーン
7成分
乳化・分散剤
6成分
テクスチャー・フィラー
5成分
皮膜形成
2成分
保湿・防腐
2成分

成分数31個。UV防御系・油性基剤に配合リソースの約45%が集中し、保湿・スキンケア成分の比重は極めて薄い処方設計。

注目成分

オクトクリレン(EWG:5)──この処方で最も注目すべき成分

UVB領域(290〜350nm)を吸収しつつ、アボベンゾンなど不安定なUV吸収剤の光安定化剤として機能する有機UV成分です。ただし、EWGスコア5と本処方の登録成分中最高リスク値を記録。EUではAnnex III制限対象であり、珊瑚礁への環境毒性も学術的に指摘されています(Danovaro et al., 2008)。さらに、ケトプロフェン外用剤と併用した場合の光感作リスクも報告されており、外用薬使用中は注意が必要です。加えてGHS感作性1B・EDC(内分泌かく乱)疑いの4重指定を受けています。

ホモサレート(EWG:4)──EU規制済みUVBフィルター

UVB吸収剤として世界的に広く使われるものの、EU Annex VIにて最大配合量10%に制限されている成分です。GHS感作性1B分類かつEDC疑いも重なり、米国環境作業グループ(EWG)も「Safe with Qualifications(条件付き安全)」と評価。本製品では配合順から中〜高濃度での使用が考えられ、経皮吸収リスクは0.80と比較的高い数値を示します。

酸化チタン(EWG:3)──ミネラルUV散乱剤の処方上の役割

ルチル型酸化チタンはUVB散乱・吸収に特化した無機顔料で、EWGスコア3・コメドジェニック度0と安全性は標準以上です。ただし白浮きと延びの重さが処方課題として知られており、本製品ではジフェニルシロキシフェニルトリメチコンや(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーとの組み合わせがその課題を補正する設計になっています。また酸化チタンのナノ粒子は光触媒活性による活性酸素発生リスクがあるため、トリエトキシカプリリルシランによる表面コーティング処理が処方内で確認されます。水酸化Alもコーティング剤として相乗機能を果たしています。

(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー──使用感3.9点を支える主役

球状シリコーンゴムパウダーをシリコーンレジンで被覆した複合パウダーで、ソフトフォーカス効果(毛穴・凹凸をぼかす光拡散効果)と滑らかな滑走感を付与します。使用感3.9点という高評価の主因はこの成分とタルク・ポリメタクリル酸メチルの三位一体の粉体設計にあると考えられます。ただしマイクロプラスチック含有成分に該当し、生分解性0.20と環境残留リスクも持ちます。

ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(EWG:3)──UVA対策の担い手

極大吸収波長354nmでUVA領域を効率遮断する油溶性UVA吸収剤です。光安定性が高く他のUV吸収剤と組み合わせた際の相乗効果が確認されており(酸化チタン・酸化亜鉛との相性が特に良好)、本製品のUVカット処方を厚みのあるものにしています。ただしGHS感作性1B・EDC疑いの双方に該当しており、安全性評価では割り引いて考える必要があります。

安全性の内訳:EWGスコア分布(スコア登録済み成分)

低(1-2) 9成分
中(3-4) 15成分
未登録 6成分

EWG5(最高懸念):オクトクリレン(EU規制強化済み・EDC疑い)

GHS感作性1B:5成分(ホモサレート・オクトクリレン・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル・エチルヘキシルトリアゾン・安息香酸フェネチル)

EDC(内分泌かく乱)疑い:4成分(上記ホモサレート・オクトクリレン・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル・エチルヘキシルトリアゾン)

マイクロプラスチック:5成分含有(ポリエチレン・ポリメタクリル酸メチル・メタクリル酸メチルクロスポリマー・(VP/ヘキサデセン)コポリマー・(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー)

メリデメ

メリット

  • UVフィルターの層が厚い:UVB吸収剤×4種類+UVA吸収剤+散乱剤(酸化チタン)の計6波長帯カバー設計。紫外線防御の網羅性は処方として見どころあり。
  • 使用感3.9点はカテゴリ内で平均以上:ソフトフォーカス球状パウダー複合設計により、毛穴カバーとすべりの良さを実現。
  • カプリリルグリコールによるパラベンフリー設計:防腐体系をパラベンに頼らない処方は現代の化粧品設計として評価できる方向性。生分解性0.80と高い分解性も加点ポイント。
  • 酸化チタンの表面処理が適切:トリエトキシカプリリルシラン+水酸化Alによる光触媒対策が処方内で完結しており、設計精度は高い。

デメリット・注意点

  • 安全性2.0点:EDC疑い成分が4種同時配合──ホモサレート・オクトクリレン・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル・エチルヘキシルトリアゾンが同時に処方されており、蓄積影響の観点で懸念が残る。
  • マイクロプラスチック5成分:ポリエチレンはEUのREACH規則でマイクロプラスチック規制対象。環境負荷への意識が高いユーザーには選択しにくい処方。
  • パラフィンのコメドジェニック度5:成分表中で唯一のコメドジェニック度5を示す素材。毛穴づまりが気になる方への適性は低い。
  • 安息香酸フェネチルはアレルゲン登録成分:GHS感作性1Bかつアレルゲン性ありの二重フラグ。過去に香料系成分で反応経験がある方は配慮が必要。
  • 【注意】オクトクリレン×ケトプロフェン:湿布薬(ケトプロフェン含有)使用中の同時使用は光感作リスクが報告されており、注意が必要。
  • 保湿成分はBG1種のみ:BGの保湿力はEWG1・安全性は高いものの、スキンケア基剤として見た場合の薄さは否めない。

余談ですが、米国国立衛生研究所(NIH)が2020年に発表した臨床試験によると、ホモサレートやオクトクリレンを含む有機UV吸収剤4成分が塗布後4時間で血中から検出され、最大21日間蓄積が続く可能性があることが示されています。同試験はFDAによる安全性レビューの契機となっており、ホワイトニングプライマーを毎日全顔使用するスタイルの場合は、この点を踏まえた選択が賢明です。

まとめ

一言で言うと

「使用感に振り切った、環境・安全性コストのかかる即効型サンプライマー」

ソフトフォーカス球状パウダー+多層UVフィルターという処方コンセプトは明快で、塗布直後の仕上がり体験は確かに評価に値します。ただしその体験を作るために、EDC疑い4成分・GHS感作性1B成分5種・マイクロプラスチック5成分という成分コストが積み上がっています。安全性2.0点という数字は、このトレードオフの結果です。

経皮吸収リスクの平均は0.36と低水準にとどまっており、成分が肌に深く浸透する設計ではない点はひとつの留保材料です。使用感の即時効果重視で設計されていることの裏返しとも言えます。

使用シーン別推奨度:

  • 毛穴カバー目的の単発使用(週数回):使用感の高さを活かせる。毎日全顔使いには安全性の観点でやや慎重に。
  • UV防御重視のメイク下地を探している方:フィルター層の厚さは評価できるが、環境・肌安全性を優先するなら代替選択肢の検討を推奨。
  • 毛穴づまり・ニキビ肌:パラフィン(コメドジェニック度5)の配合があるため選択しにくい。
  • 湿布薬(ケトプロフェン含有)使用中の方:オクトクリレンとの光感作リスクから、この時期の使用は控えることが望ましい。
  • 環境配慮型コスメを基準に選んでいる方:マイクロプラスチック5成分・オクトクリレンの珊瑚礁への影響から、処方方針との整合性が取りにくい。

口コミデータが少なく比較検証が限定的ですが、成分から予測される使用感評価(3.9点)は「なめらかさ・フィット感」への高評価として一般的なサンプライマーレビュートレンドと方向性は一致すると考えられます。一方で、安全性への言及がユーザーレビューでは見えにくいのが、成分解析との主な乖離点です。

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