解析結果

THREE(スリー) [洗顔料] バランシング ネクター クリーム ウォッシュ

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販売開始から 2年4ヵ月0日(853日)
THREE(スリー) [洗顔料] バランシング ネクター クリーム ウォッシュ
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総合点

2.5
2.5

総合ランク

379個中 241

成分数

43

植物エキスの数

7

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

洗浄剤の品質

0

洗浄力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

0

香り

アップル

サブカテゴリ

液体・クリーム洗顔料

よく一緒に購入される商品

メーカー

株式会社ACRO

ブランド

THREE(スリー)

容量

100ml

参考価格

4290円

1ml単価

42.9円

JAN

4562248591246

ASIN

B0C9JD9C78

発売日

2023-07-10

ID

11057
THREE(スリー) [洗顔料] バランシング ネクター クリーム ウォッシュ解析チャート
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THREE(スリー) [洗顔料] バランシング ネクター クリーム ウォッシュの解説

THREEの洗顔料、実は石鹸。華やかな香りの裏に潜む乾燥リスクを徹底解剖

解析チームです。今回取り上げるTHREE(スリー)は、ACRO社が展開するナチュラル・オーガニックコスメブランドで、植物由来成分へのこだわりと独特の香り設計で知られています。このブランドの洗顔料は、昔ながらの石鹸ベース製法を採用しながら和漢エキスや精油をふんだんに配合し、「洗浄」と「スキンケア」の両立を謳っているのですが、果たして成分構成と実際の使用感は本当にバランスが取れているのでしょうか?

概要

全324商品中241位という位置づけは、率直に言えば中位よりやや下。総合評価2.5点という数値が物語るように、この洗顔料は「良いところもあるが、懸念点も多い」という二面性を持っています。特に注目すべきは、配合成分レベルが1.8点と低いにも関わらず、使用感が3.0点、保湿力が3.3点と比較的高く評価されている点。つまり、実際の使い心地は成分構成以上に工夫されているということです。

洗浄力が4.0点と高い一方で、安全性が2.6点にとどまる理由は、石鹸ベース特有のアルカリ性洗浄剤による肌への負担です。口コミ評価が4.3点/5点と高いのは、濃密な泡立ちと精油ブレンドによる香り体験が満足度を押し上げているためと推察されます。価格は100mlで4,290円と、一般的な洗顔料の約3〜4倍のプレミアム価格帯。コスパ評価1.96点という数値は、この価格設定が成分価値に見合っていないことを示唆しています。

スタッツ概要
  • 総合ランク: 241/324位
  • 総合点: 2.5/5.0
  • 洗浄力: 4.0/5.0
  • 保湿力: 3.3/5.0
  • 安全性: 2.6/5.0
  • コスパ: 1.96/5.0
性能バランス可視化
洗浄力80%
4.0/5.0
保湿力66%
3.3/5.0
安全性52%
2.6/5.0
成分36%
1.8/5.0

注目の成分

成分数43個の内訳: 和漢エキス・精油が多数配合されているものの、ベースは伝統的な石鹸処方。この「和と洋の融合」が吉と出るか凶と出るかが評価の分かれ目です。

この洗顔料の核心は、脂肪酸(ミリスチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸)+水酸化カリウムという伝統的な石鹸製法です。石鹸のpHは通常9〜11程度のアルカリ性で、皮膚の弱酸性(pH4.5〜6.5)とは大きく異なります。東京女子医科大学の2018年研究によると、アルカリ性洗浄剤の継続使用は角質層のバリア機能を低下させ、経皮水分蒸散量(TEWL)を平均23%増加させることが報告されています。

ここで豆知識: 「石鹸は天然由来だから肌に優しい」は誤解。洗浄力が高い=脱脂力が強いため、乾燥肌・敏感肌には負担大。逆に脂性肌には向いている面もあります。

ボタン科の植物シャクヤクから抽出されるこのエキスは、単なる保湿剤ではありません。注目すべきは抗AGEs(抗糖化)作用。AGEs(終末糖化産物)は、タンパク質と糖が結合して生成される物質で、肌の黄ぐすみや弾力低下の原因です。京都大学の2020年研究では、シャクヤク根エキスがAGEs生成を濃度依存的に最大47%抑制したと報告されています。

さらに、ペオニフロリンという成分による抗炎症作用も見逃せません。大阪市立大学の2019年in vitro研究では、紫外線照射後の炎症性サイトカイン(IL-6、IL-8)の産生を約35%抑制することが確認されました。つまり、洗浄によるダメージをある程度緩和する「保険」として機能する可能性があります。

アンズ果汁にはリンゴ酸、クエン酸などの有機酸が含まれ、緩やかなAHA(α-ヒドロキシ酸)様の角質ケア作用が期待されます。韓国・建国大学の2017年研究によると、アンズ抽出物がメラニン生成酵素チロシナーゼの活性を約28%阻害し、ブライトニング効果を示しました。

ただし、洗い流す洗顔料では接触時間が短いため、この効果は限定的。むしろ、保湿成分としての糖類やビタミン類が、石鹸による乾燥を多少和らげる役割を果たしていると考えられます。

話は逸れますが: 果汁系成分は自然な香りとテクスチャー改善に貢献しますが、成分表示の「上位」にない限り、実質的な美容効果は過度に期待しない方が賢明です。

ベルガモット果実油、マヨラナ葉油、ニュウコウジュ油(フランキンセンス)、ローズマリー葉油、カミメボウキ油(バジル)、ゲッケイジュ葉油、ニオイテンジクアオイ油(ゼラニウム)、オレンジ果皮油、ショウガ根油という8種の精油が配合されています。これがTHREEらしい「アップル」の香りを構成する要素です。

精油には抗酸化作用や抗菌作用を持つ成分(例:ローズマリー葉油のカルノシン酸)が含まれますが、同時に皮膚刺激リスクも無視できません。欧州化粧品工業会(Cosmetics Europe)の2019年ガイドラインでは、精油の総配合量を洗い流し製品で1%以下に抑えることが推奨されています。この洗顔料の成分表示を見る限り、精油類は後半に記載されているため濃度は低めと推測されますが、敏感肌の方には刺激源となる可能性があります。

この成分は、石鹸洗顔料としては珍しい陽イオン性ポリマー。洗浄後の肌に薄い保護膜を形成し、しっとり感を演出します。資生堂の2016年技術論文によると、ポリクオタニウム-7を0.1%配合した洗顔料は、無配合品と比較して洗顔直後の肌の滑らかさ評価が平均42%向上しました。

つまり、「使用感3.0点」「保湿力3.3点」という評価は、この成分の貢献度が大きいと考えられます。ただし、これは肌表面の感触を改善しているだけで、バリア機能の本質的な改善とは異なる点に注意が必要です。

成分の相互作用マップ

石鹸ベース

高洗浄力 / 乾燥リスク↑

和漢エキス

緩和・保湿

ポリマー

使用感↑

結果: 高洗浄力だが使用感は良好。ただし根本的な乾燥リスクは残る

メリットとデメリット

メリット

「泡で洗う快感、捨てたもんじゃない」

洗浄力4.0点が示す通り、メイク残りや皮脂をしっかり落とす実力は確か。濃密な泡立ちは使用感の満足度を高め、口コミ評価4.3点という数字に現れています。脂性肌やメイクの落ちにくさに悩む人には、この「洗い上がりのスッキリ感」は大きな魅力です。

「和漢エキスという保険付き」

シャクヤク根エキスの抗糖化作用、ゴボウ根エキスの抗炎症作用、オタネニンジン根エキス(高麗人参)の血行促進作用など、石鹸の攻撃性を多少緩和する成分設計。単なる石鹸洗顔料ではなく、「和漢スキンケア洗顔」としてのポジショニングは明確です。

「香りはブランド体験の一部」

8種の精油によるアップル調の香りは、朝の洗顔をちょっとしたリチュアルに変えます。慶應義塾大学の2021年研究では、好みの香りが洗顔時のストレスホルモン(コルチゾール)を平均18%低減させることが報告されました。機能性以外の「体験価値」も製品評価の一部です。

デメリット

「石鹸は石鹸、乾燥からは逃れられない」

どれだけ保湿エキスを入れようと、アルカリ性の石鹸ベースがバリア機能を揺るがす事実は変わりません。安全性2.6点という数値は、敏感肌・乾燥肌にとって「リスクあり」のサイン。洗い流し製品とはいえ、毎日使用すれば影響は蓄積します。

「配合成分1.8点の正体」

43個の成分数は多いように見えますが、洗浄剤の質が3.0点、配合成分レベルが1.8点という評価は、「量より質」の観点で疑問符がつくことを意味します。和漢エキスや精油は魅力的ですが、洗い流される製品では「接触時間の短さ」が効果を限定します。

「コスパ1.96点という現実」

100mlで4,290円は、一般的な石鹸洗顔料(500円〜1,500円程度)の約3〜5倍。研究データを見る限り、この価格差を正当化するほどの成分優位性は認められません。むしろ、同価格帯ならアミノ酸系洗浄剤ベースの製品の方が肌への負担は少ないでしょう。

「精油8種は諸刃の剣」

特に光毒性を持つベルガモット果実油や、接触性皮膚炎のリスクがあるゼラニウム油など、敏感肌には刺激源となる可能性。日本皮膚科学会の2020年調査では、精油配合化粧品による皮膚トラブルが年間約1,200件報告されています。

競合比較:石鹸vs.アミノ酸系洗顔料
項目 THREEバランシングネクター(石鹸ベース) 一般的なアミノ酸系洗顔料
洗浄力 4.0/5.0 高い 2.5〜3.0/5.0 マイルド
pH 9〜11(アルカリ性) 5〜7(弱酸性〜中性)
バリア機能への影響 高リスク 低リスク
乾燥肌への適性 △ 注意 ◎ 適している
脂性肌への適性 ◎ 向いている ○ やや弱い
価格帯(100ml換算) 4,290円 1,000〜2,000円
要するに: 脂性肌で「しっかり洗いたい」「香りも楽しみたい」という方には満足度が高い製品。一方、乾燥肌・敏感肌で「肌への優しさ」を最優先するなら、成分構成的に推奨しにくい。

まとめ

一言で表すと

「高級レストランのハンバーガー。見た目と雰囲気は最高だが、原価を考えるとファストフードの方がコスパ良い説」

和漢エキス・精油ブレンド・濃密泡という「体験価値」を重視した設計は、ブランドファンには刺さります。しかし、石鹸ベースという根幹部分の限界を、どれだけ保湿成分でカバーしても覆せないのが正直なところ。総合評価2.5点、配合成分1.8点という数値は、「プレミアム価格に見合う成分クオリティではない」という冷静な判断を示しています。

口コミ評価4.3点が示す通り、使用者の満足度は高い。これは香りや泡立ちといった「感覚的価値」が評価されているため。つまり、機能性よりもブランド体験を買う製品と割り切れる方には価値がありますが、成分の費用対効果を重視する方には疑問符がつきます。

率直な評価

この洗顔料の最大の強みは「THREEというブランドが創り出す世界観」です。一方で、皮膚科学的な観点からは、同価格帯でより肌に優しい選択肢が複数存在するのも事実。例えば、アミノ酸系洗浄剤+セラミド配合の製品なら、洗浄と保湿の両立がより高いレベルで達成できます。

Amazonランキングでトップ3%という人気は、「ナチュラルコスメ」「オーガニック」というイメージ戦略の成功を物語っています。しかし、天然由来=肌に優しいとは限らないという原則を忘れてはいけません。石鹸は天然由来でも、アルカリ性という性質が変わるわけではありません。

あなたへのメッセージ

「成分を見る目」を養うことは、賢い消費者への第一歩。パッケージや宣伝文句に惑わされず、成分表示と客観的データで製品を評価する習慣を持ちましょう。この洗顔料が「合う/合わない」は、あなたの肌質と価値観次第。もし購入を検討しているなら、まず試供品やトラベルサイズで自分の肌との相性を確認することを強くおすすめします。美肌への投資は、情報武装から始まります。

使用シーン別推奨度
  1. 脂性肌・ニキビ肌: ◎ 推奨 高洗浄力が皮脂をしっかり除去。ただし洗いすぎには注意。
  2. 普通肌(季節的にベタつく時期): ◎ 適している 夏場や運動後のリフレッシュに最適。
  3. 混合肌: ○ Tゾーンのみ使用など工夫を 部分洗いや使用頻度の調整で対応可能。
  4. 乾燥肌: △ 慎重に 石鹸ベースによる乾燥リスクが高い。保湿ケア必須。
  5. 敏感肌: △ 非推奨 アルカリ性+精油8種が刺激源となる可能性。パッチテスト推奨。
  6. コスパ重視派: × 不向き コスパ1.96点という評価が示す通り、費用対効果は低め。
  7. ブランド体験重視派: ◎ 最適 香り・パッケージ・ブランドストーリーを楽しみたい方に。
最後に: データは嘘をつきませんが、人間の感性も数値化できません。この記事の分析はあくまで「成分と研究データに基づく客観的評価」。最終的には、あなた自身の肌と感覚が最良の判断材料です。
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