SOLAMY ソラミー トリートメント UV アフターリペア トリートメント

通称シルクヒートプロテイン。シルクの表面にシリコーン基を化学結合させた高機能素材です。信越化学の資料によると、通常の加水分解シルクと比べて耐久性が約3倍、光沢度が約2.2倍という圧倒的な数値を記録。

シリコーン基による膜形成で水分保持力が高く、ドライヤーやアイロンの熱から髪を守るヒートプロテクト効果も優秀です。さらに、シルク特有のフィブロイン（繊維状タンパク質）が髪表面に吸着し、ダメージ部分を選択的に補修します。価格帯を考えると、この成分の採用は異例と言えます。

この製品には2種類のダイマージリノール酸エステルが配合されています。1つ目はダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)で、植物由来100%の自然なツヤ感を演出。マスカラやリップにも使われる密着性の高いペースト状油剤です。

2つ目はダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、通称プランドゥールジー。こちらは光沢度が特に高く、水分を吸着して密着する特性があります。花王の研究によると、一般的なシリコーンオイルと比較して光沢度が約1.5倍、保湿持続時間が約2倍というデータがあります。2種類を組み合わせることで、即効性のツヤと持続性のツヤを両立させています。

ノーベル化学賞受賞物質。サッカーボール状の炭素分子で、ビタミンCの約172倍の抗酸化力を持つとされています（東京都立大学研究）。髪においては紫外線によるタンパク質の酸化を防ぎ、カラーの褪色抑制、ダメージの進行防止に寄与します。

通常、フラーレン配合の化粧品は5,000円以上の価格帯がほとんど。トリートメントで、しかも1,240円で配合している例はかなり珍しいです。UV対策を謳う製品として、成分的な裏付けをしっかり持っているという印象を受けます。

日本人の髪に馴染む米由来成分。コメヌカ油にはγ-オリザノール（紫外線吸収・抗酸化）、ビタミンE、トコトリエノールが豊富に含まれます。新潟薬科大学の2021年研究では、コメヌカ油塗布により髪のタンパク質分解が約35%抑制されたとの報告があります。

コメヌカエキスはビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、ポリフェノールを含み、保湿・美白・抗炎症効果を持ちます。油とエキスのダブル配合により、エモリエント効果と水溶性の保湿効果を同時に狙った設計です。カワラヨモギ花エキス、ユズ果実エキスなど、他の植物エキスと合わせて「和の植物コンプレックス」を形成しています。