基本的には炭酸を肌になじませる目的がメインとなっているベースケア美容液です。
ベースがシリコンと二酸化炭素(炭酸)となっていて、架橋型ポリマーである(メタクリル酸ラウリル/メタクリル酸Na)クロスポリマーなどが添加されている形。
炭酸はさておき、大体の部分はツヤ出しやすべすべ感の演出といっていいでしょう。
良くも悪くも,感触改良が主たる目的であると考えられるわけです。
基本的な機能はツヤ出しと感触改良、と話しましたが、もうひとつの主役といえる二酸化炭素の役割はどうでしょう。
炭酸は、あのしゅわしゅわのイメージそのままに皮脂や汚れを浮き上がらせる効果があったり、血行促進効果や収斂作用をもたらす、何かと役立つ素材ではあります。
それらの効果が著しく素晴らしい、というよりは地味にじわじわ効くという感じなので、あまりそこに期待をしすぎるのは考えものですが、炭酸がないものよりは肌の作用がアップすると考えられるのです。
そういった意味で,商品説明文にある「肌表面をなめらかに。肌をうるおいで柔らかくほぐし次に使う美容液の馴染みも良くなります」という文言に嘘はないでしょう。
ただ、導入液的な使い方なら良いのですが、土台美容液というような表現は少々大げさに感じられ、化粧水の延長上で、ささいな役割を担う一品という表現が近いような気がします。
少量で5000円近くする値付けを見るにつけ、そこまでの価値はないかなぁと思ってします次第です。
良くも悪くもシンプルで,ボタニカルというわけでもなく、コストがかかっていない作りであるのは間違いありません。このクオリティと役割で5000円オーバーというのは、少し金銭感覚が麻痺されていないと難しい買い物になる可能性が高いですね。
嘘でも特別感のある機能性素材やら、先端素材やらが配合されていたら話は別なのですが・・。
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