概要

• モイストとは言え、実際は？
• 頭皮ケア成分の多いシャンプー。
• ヘアケア成分もあり、にぎやかな成分表、その内実とは。

どんなメリットがある？

モイストタイプ、と言っても、洗浄剤の順番を変えただけというのが実態のよう。

内容的には大きく変わりないようです。

ココイルグルタミン酸TEAをベースにして、洗浄力の非常に強いオレフィン(C14-16)スルホン酸Naを据えるという構成。

しっとりする割に泡立ちが強い、そして抗酸化作用をはじめとしたスカルプケア系成分を多く含む特徴があります。

ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)やシクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールのような浸透性を促す成分も配され、これらのエイジングケア効果がより持続する効果を期待できるという仕掛けです。

ヘアケア目的としてか、アラビアゴムの配合も見られますね。独特のタッチですが、髪をコーティングする効果があります。

ただ全体的には、スカルプケアの方により注力している印象で、確かに、頭皮のエイジングケアに役立つ部分は多少なりともあるのでしょう。

ただし、洗浄剤のクオリティはあまり高くなく、モイストとは言っても、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naの強い洗浄力ゆえにどちらかというと乾燥する方が強いのではないかと見られます。

モイストというのはあくまでも使用感の面ですね。それと油溶性ビタミンCもしっとり感を感じさせる特徴がありますが、頭皮や髪を永続的にしっとりさせるというほどの効果はなさそうです。

ある程度、頭皮のきめを整えたり髪のダメージを多少ですが補修する効果も期待できることから、抜群の効果はないにせよ、バランスよく整える仕上がりが期待されるシャンプーです。