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生、つまり、植物由来100%で作ろうというコンセプトのシャンプーです。
ただし、大前提として、生=ヒトにやさしいというのは間違っています。
植物界でも、御存知の通り人体にとって毒となったり、がんの原因になったりする成分は山ほどあります。
逆に、鉱物由来(例えば石油とか)でも全く人体に安全なものが山ほどあります。
なので、植物由来だから肌にやさしくて安心だよ、という短絡的な考えはするべきではありません。
このシャンプーも然り。
パラベンのような防腐剤を使わないことでマイルドさをアピールしていますが、
代わりに使われているグレープフルーツ果皮油などの光毒性を考えれば、必ずしも安全とはいえません。
洗浄剤の設計は悪くありませんが、わりと泡立ちに難があり、使用感は少しもたつく印象。
フルーツ果汁の清涼感でさっぱり感は少しカバーできますが、パパインなども合わせてピーリング作用がやや目立ち、
肌の新陳代謝を無駄に早めてしまう作用があるため、万人に向いているというわけではありません。
内容的には概ね良好ですが、クセがあり、マイルドなようで刺激的、安全性も万全ではない点など、生ならではの問題点も。