リジェンヌシャンプーの全成分
1ピロクトンオラミン
抗真菌作用をはじめ、皮膚糸状菌、酵母、グラム陽性菌・グラム陰性菌など幅広く殺菌・防腐作用を示す。pH6-7に調整する必要があり、逆にいえばピロクトンオラミン配合の製品はこの範囲のpHであることが推察される。ジンクピリチオンなど他の抗真菌剤よりも効果が高い。その殺菌効果の高さゆえ、頭皮・皮膚の常在菌を必要以上に滅してしまうことには注意したい。環状のヒドロキサム酸誘導体であるピロクトンとエタノールアミンによる塩である。
2BG
1,3-ブチレングリコールのことです。抗菌・溶剤、減粘剤、香料としても使われます。石油から精製される他、サトウキビから精製されるBGもあります。皮膚に潤いを持たせる他、製品安定剤として使われることも。
3BHT
ジブチルヒドロキシトルエン。脂溶性フェノールであり、酸化防止剤として化粧品では使われる。変異原性、催奇性を疑われており、食品などでは使用を自粛している会社もある。
4EDTA-2Na
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム。キレート効果による品質安定剤として。
5PG
プロピレングリコールのことです。湿潤・制菌作用があり、品質安定剤として使われます。石油由来の無色無臭成分で、香料・精油・樹脂などを溶解するためにも使われます。少量では人体に毒性なし。
6POEラウリルエーテル
7アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン
表示名称ココアンホ酢酸Na。大変マイルドで他の洗浄剤の刺激性を抑制する働きなどがあります。単体では泡立ちや洗浄性が弱い。
8エタノール
殆どの場合、無水エタノールのこと。無水エタノールはエタノール99.5vol%以上含有のものをいう。
9クエン酸
pH調整剤。酸性寄りに調整させるために用いられる。
10ジステアリン酸グリコール
コストが安いパール化剤。典型的な白色のパール化に用いられる処方が容易な素材。
11セトリモニウムクロリド
万能で安定したコンディショニング剤・4級カチオン界面活性剤である。水に分散し、櫛通り改善効果。
12パラベン
13ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸Naのこと。皮膚刺激がソフトでコンディショニング効果に優れる。泡立ちが弱いので、他の界面活性剤でカバーしたい。ベビーシャンプーにも適用可能な低刺激性が特徴。
14ヤシ油脂肪酸エタノールアミド
15ラウリルジメチルアミンオキシド液
3級カチオン界面活性剤です。肌刺激はソフトで、ダメージカバー能力はさほど高くありません。
16ラウリン酸アミドプロピルベタイン液
ラウラミドプロピルベタインのことです。両生界面活性剤できめ細かい泡質であったり、使用感の良さが特徴です。単体で使われるよりは、他の界面活性剤の補助役として配合されることが多いです。
17ラウレス硫酸Na
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩。肌への浸透性はラウリル硫酸塩より低減しているが、洗浄力は同等に強い。泡立ちは最高級に強いが、必要以上に脱脂してしまうため肌や髪の乾燥を招きやすい。安価で作れる点が最も好まれているが、美容を考えたら歓迎できない成分である。
18リン酸水素二カリウム
19安息香酸Na
・安息香酸Naはエゴノキ科アンソウクコウノキ樹脂由来の抗菌剤で、安全性の面から1%以下の配合量規制。安定性を考えてパラベンを併用することが多い。
20塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液
・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液はポリクオタニウム-7のことですね。
泡質を細かくする働きなど。
21塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体液
22海藻エキス-1
23水酸化Na
24水
25香料
香りづけ。