解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ピュア PPブランド名
ピュアポーポー/ ピュア PP容量
25ml参考価格
648円1mlあたり
25.9円JANコード
9329401000251KaisekiID
7249多機能バームという謳い文句で登場したこの製品。
内容的にはワセリンベースのパパイン酵素付き、といったもので、ピーリング剤のような働きをするワセリンクリームということになりますね。
ワセリンを使ったことのある方は分かると思いますが、非常にベタつきの強い素材となりますのでさらさら感とは対極にある使用感だと認識したほうがよろしいかと思います。
ただし、とても安全で赤ちゃんにも使える閉塞剤・保湿剤としては非常に優秀です。
問題は、ワセリンの安心感を吹き飛ばしてしまうようなパパイン果実エキスの配合です。パパイン酵素を含むパパイア果実エキスですから、主にピーリング剤として使われる古い角質を除去するための素材として知られています。
この性質はワセリンとは真逆で、皮膚刺激性もある程度懸念されますし、角質を除去するという攻撃的な性質を持つという面から考えると、安心感とは程遠い成分であることがわかります。
物は使いようで、かかとの硬い部分や肌のくすんだ部分などに時々一回だけ使うぶんにはメリットを多く感じることができそうです。ただし、繰り返し使うと皮膚が痩せてしまい敏感肌になってしまう危険性があります。そうなれば、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう肌状態になる危険性があります。
ワセリンのように日常的に使うと、パパインの副作用が強く出てしまいますから、あまり頻度を多くなくすることが良い付き合い方になるだろうと思います。
ワセリン特有のベタつき感と、パパイン特有の皮膚刺激性などを考慮すると、いったいこれだけのリスクを心配しながら使うことに何の意味があるのだろうというのが率直な印象です。もっと使用感が良く、高機能で、安心して使えるこの手の製品はいくらでもありますから、あえてピュアポーポーバームウォーターを使うという選択をする必然性があまり思い浮かばないのですね。
日本で売られているこのようなタイプの製品のほとんどは、さらっとした使用感をベースにしているためある意味で文化の違いのような驚きを感じるかもしれません。
この感触が好き、という方にはもちろん使っていただいて構わないと思いますが、前述したようにピーリングの部分のリスクも配慮して頻度を工夫する必要があると思います。
つまり、割と面倒くさいタイプですね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。