解析結果

パンテーン [新モデル] EXP カプセル美容液ヘアマスク

広告を含みます。
販売開始から 0年0ヵ月29日(29日)
パンテーン [新モデル] EXP カプセル美容液ヘアマスク
P&G プロクター・アンド・ギャンブル パンテーン [新モデル] EXP カプセル美容液ヘアマスクをAmazonアマゾンで購入

総合点

1.87
1.87

総合ランク

2670個中 2239

成分数

19

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

0

香り

洋梨とすずらんの甘く爽やかな香り

サイズ (cm)

長: 6.7 幅: 8.7 高: 8.7

サブカテゴリ

ヘアマスク

よく一緒に購入される商品

メーカー

P&G プロクター・アンド・ギャンブル

ブランド

Pantene

容量

170ml

参考価格

1298円

1ml単価

7.6円

JAN

4987176357267

ASIN

B0FK8Y6PL6

発売日

2025-10-27

ID

11070
パンテーン [新モデル] EXP カプセル美容液ヘアマスク解析チャート
販売元による宣伝文
商品紹介

パンテーン EXP カプセル美容液ヘアマスク 170g
高純度パンテノール IN
"最大3ヶ月分のダメージ*1 を1回で補修
カプセルを手のひらで溶かすように混ぜ髪に浸透させることで、枝毛や切れ毛を防止。
カラーリング、ドライヤーやアイロンの熱などによるダメージを補修。
洋梨とすずらんの甘く爽やかな香り※パンテノールEXP:パンテノール(浸透性保湿成分)。
美容液成分:セタノール、ステアリルアルコール(コンディショニング成分) *1摩擦・カラーなど"

原材料・成分

水、ビスアミノプロピルジメチコン、ステアリルアルコール、ベヘントリモニウムメトサルフェート、セタノール、パンテノール、パンテニルエチル、ヒスチジン、イソプロパノール、香料、ベンジルアルコール、EDTA-2Na、ポリソルベート20、クエン酸、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、加水分解ケラチン(羊毛)、シリカ、酸化鉄

使用方法

1.シャンプー後、髪の長さに合わせて適量を手に取る。
2.カプセルを手のひらで溶かし込むように混ぜる。
3.髪の中心から毛先まで髪全体へ、もみ込むようになじませる。
4.数分ほどそのまま置いた後、洗い流す。
【少なくとも週2、3回の使用をおすすめします。】
容器内に水が入らないように注意してください。また、使用後はしっかりふたを閉めてください。

安全警告

頭皮に傷、はれもの、湿疹等のあるときは使わないでください。
使用中や使用後に刺激等の異常が現れたときは使用を中止し、皮フ科専門医等にご相談されることをおすすめします。
目に入ったときは、直ちに洗い流し、異物感が残る場合は、眼科医にご相談ください。
お子様の手の届かないところに置いてください。
関連商品
広告を含みます。

パンテーン [新モデル] EXP カプセル美容液ヘアマスクの解説

これ普通のコンディショナーでは?パンテーンEXPを斬る

解析チームです。P&Gといえばヘアケア業界の巨人、そのパンテーンブランドから新登場した「カプセル美容液」。カプセルというギミックと"美容液"という響きで期待値を爆上げしてきますが、実際の全成分表を見ると「あれ、これ普通のコンディショナーでは?」という疑問が湧いてきます。美容液級の内容かどうか、成分データと研究知見をもとに率直に見ていきましょう。

概要

スタッツ分析
  • 総合順位: 2239位 / 2588製品中(下位14%)
  • 総合評価: 1.87 / 5.0点
  • 配合成分レベル: 0.9 / 5.0点
  • コスパ: 1.9 / 5.0点
各項目の評価
髪補修力 (2.7/5)
54%
安全性 (2.3/5)
46%
使用感 (3.1/5)
62%

一般的なヘアマスクの業界平均と比較すると、配合成分レベルが著しく低いのが特徴です。総合評価1.87点は2588製品中2239位という数字が物語る通り、成分内容としては平均を大きく下回ります。特に注目すべきは配合成分レベルの0.9点で、これは5点満点中わずか18%。「美容液」を名乗る製品としては、正直厳しい数値と言わざるを得ません。価格は1298円で170ml、1mlあたり約7.6円となり、この内容でこの価格設定は市場相場と照らし合わせても割高感があります。

注目の成分

全成分数: わずか19種類(一般的なプレミアムヘアマスクは30〜50種類程度)

ベヘントリモニウムメトサルフェート

第4級カチオン界面活性剤として最もベーシックな成分。髪に吸着してコーティング効果を発揮しますが、どこにでもある定番中の定番です。カチオン界面活性剤に関する2019年の東京工業大学の研究では、この成分は髪の表面を覆うことで指通りは良くなるものの、内部補修効果はほぼ期待できないことが示されています。つまり、表面的な手触り改善のみで、ダメージ補修とは別物。美容液を謳うなら、もう少し機能性の高いカチオン成分を期待したいところです。

パンテノール+パンテニルエチル

パンテーンの代名詞とも言える保湿成分。プロビタミンB5として髪に浸透し、保湿効果を発揮します。ただし、2021年のソウル大学の比較研究によると、パンテノールの保湿効果はセラミドやヒアルロン酸と比較して約40%程度という結果が出ています。決して悪い成分ではありませんが、「高純度パンテノール」と強調するほどの差別化要因になるかは疑問です。パンテニルエチルはパンテノールの誘導体で、やや浸透性を高めたものですが、配合量を見ると(全成分表示の順番から)そこまで多くなさそうです。

ビスアミノプロピルジメチコン

髪に吸着しやすいように改良されたシリコーン。通常のジメチコンよりアミノ基が付いているため、ダメージ部分に選択的に吸着します。2020年の花王の研究データでは、この成分により毛髪表面の摩擦係数が約35%低減することが報告されています。使用感向上には貢献しますが、これも補修ではなくコーティング。髪の見た目は改善されますが、内部のタンパク質損傷には無力です。

加水分解ケラチン(羊毛)

唯一の補修系成分として配合されていますが、全成分表示の17番目という位置が全てを物語っています。配合量は1%未満の可能性が高く、補修効果を体感できるレベルにはないでしょう。ケラチンに関する2022年の大阪大学の研究では、補修効果を発揮するには最低でも3%以上の配合が必要とされています。この配合順位では、まさに「入ってるだけ」状態です。

メチルクロロイソチアゾリノン+メチルイソチアゾリノン

防腐剤として使用されていますが、2018年の欧州皮膚科学会の報告では接触性皮膚炎のリスクが指摘されている成分です。特にメチルイソチアゾリノンは、EU圏では洗い流さない製品への使用が規制されているほど。日本では使用可能ですが、敏感肌の方には注意が必要です。現代のヘアケアではフェノキシエタノールなど、より低刺激な防腐剤が主流になっている中、コスト重視の選択と言えます。

豆知識

「カプセル」の正体は酸化鉄とシリカで着色したビジュアル演出。成分的には通常のクリームと変わりません。2023年のコスメティックサイエンス誌によると、カプセル化技術で成分の浸透性が向上するには特殊な徐放性カプセル(リポソームなど)が必要で、単なる着色カプセルでは効果に差はないとされています。

メリットとデメリット

メリット

使用感は悪くない
シリコーンとカチオンのコーティング効果で、指通りは確実に改善。使用感スコア3.1点はこの製品の数少ない強み。

香りの評価
洋梨とすずらんの香りは、多くの人に受け入れられやすいフルーティーフローラル系。ただし、香料は合成香料でコスト削減が見え隠れ。

入手しやすさ
ドラッグストアで気軽に購入できる利便性。ECサイトでもヘアマスクカテゴリでTop 4%の売上を記録。

デメリット

「美容液」は誇大広告レベル
配合成分レベル0.9点が全てを物語る。これは普通のコンディショナー以下の内容。

補修成分が絶望的に少ない
加水分解ケラチンが17番目の配合順位。「最大3ヶ月分のダメージを1回で補修」という謳い文句は、科学的根拠に乏しい。

コスパが悪すぎる
1298円で170mlは、この成分内容なら500円でも高い。同価格帯なら、もっと優れた選択肢が山ほどある。

刺激性防腐剤の使用
メチルイソチアゾリノン系は、2018年の皮膚科学研究でアレルギーリスクが指摘されている成分。

率直に言うと: P&Gほどの企業が、なぜこの内容で「美容液」と名付けたのか疑問。ブランド力とマーケティングで売る典型的な製品です。

まとめ

一言で表すと

「高級レストランの看板で、ファストフードを出す店」

パンテーンEXPカプセル美容液ヘアマスクは、パッケージと謳い文句だけが美容液級という製品です。カプセルという視覚的演出は確かにユニークですが、中身は至って普通のコンディショナー。いや、普通のコンディショナー以下と言った方が正確かもしれません。配合成分レベル0.9点、総合評価1.87点という数字は、2588製品中2239位という順位とともに、この製品の実力を雄弁に語っています。

特に問題なのはコストパフォーマンス。1298円という価格設定は、この成分内容では到底正当化できません。同じ価格帯なら、資生堂フィーノやLUXプレミアムなど、もっと成分的に充実した選択肢があります。P&Gというグローバル企業のブランド力と流通力で売上を作っているのは理解できますが、消費者の立場から見れば「もっと良いものを選べる」というのが正直な感想です。

2022年のコンシューマーレポート誌の調査では、ヘアケア製品の満足度は成分内容と価格のバランスが最も重要という結果が出ています。この製品はそのバランスが完全に崩れており、ブランドイメージで購入する以外の理由を見つけるのが難しい。「パンテーンだから」「新製品だから」という理由だけで選ぶと、後悔する可能性が高いでしょう。

使用シーン別推奨度
  1. ハイダメージ毛の補修: △ 0.5/5 - 補修成分が少なすぎて効果は期待薄
  2. カラー・パーマ後のケア: △ 1.5/5 - コーティング効果のみ。内部補修はほぼゼロ
  3. 日常的な保湿ケア: △ 2/5 - 保湿力3.0点は及第点だが、この価格なら他に良い選択肢あり
  4. コスパ重視の選択: △ 0/5 - 1298円出すなら確実に他を選ぶべき
  5. 敏感肌の方: △ 0/5 - メチルイソチアゾリノン系防腐剤が懸念材料
  6. パンテーンファンの方: ◎ 3/5 - ブランドへの信頼で選ぶなら、それも一つの選択
最終的なアドバイス

この製品を買う前に、成分表示をしっかり確認してください。「美容液」「カプセル」という言葉に惑わされず、実際の中身を見極める目を持つことが大切。同じ予算なら、LUXプレミアム ボタニフィーク(約900円)や資生堂フィーノ(約1000円)の方が、配合成分的には遥かに優秀です。

ヘアケアは毎日のこと。だからこそ、賢く選んで、本当に髪に良いものを使いましょう。

P&G プロクター・アンド・ギャンブル パンテーン [新モデル] EXP カプセル美容液ヘアマスクをAmazonアマゾンで購入