総合点
2.66総合ランク
2497個中 338位成分数
66植物エキスの数
9コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
5注意が必要な素材
0メーカー
FRAGRANCY(フレグランシー)ブランド名
OHANA容量
465ml参考価格
1595円1mlあたり
3.4円JANコード
4573227388504KaisekiID
7537全成分
様々な成分がぎっしり詰まったトリートメント。しかし、内容的には少し残念に思える部分も。
まず何と言っても、肌の危険性が低めであるという特徴が第一。
それだけ見れば良さそうですが、トリートメントとしては仕上がりを左右する非常に大事なポイントになります。
なぜ肌に優しいか,それはカチオン界面活性剤がベースに含まれていないからです。
カチオン界面活性剤というのは、大多数のコンディショナーのベースとなっている成分で、洗濯で言えば柔軟剤にあたる成分です。
この成分は肌に対して刺激性が強く、タンパク変性作用が極めて強いため一般的に肌に付着させないように髪にだけ塗布することが常識です.
ただし,髪のダメージ部分に対して選択的に吸着し,ダメージ部分をカバーしてくれる基礎となる成分でもあるのです。
また、帯電防止効果によって髪の絡まりを防ぐと言った効果もあり、洗濯の柔軟剤をイメージしていただければわかりやすいかと思います。
少し話が脱線しましたが、このカチオン界面活性剤がベースにない=肌には優しい。となるのはお分かりいただけたかと思います。
同時に、ダメージ部分をカバーできていない=ヘアケア効果が著しく下がるという意味でもあります。
トリートメントとしての基礎がない,家を建築する時に柱がないような感じの作りになっていますので、この後に様々な美容成分などが配合されていますが、どれも定着が悪かったりする原因になるというわけです。
簡単な例で言えば、シリコンがきちんとコーティングするための土台がないため、健康な髪の毛の部分にコーティングし、ダメージ部分にはコーティングされないと言う残念な結果を招くということです。
幸いにも,セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクといった少しカチオン性を持ったコンディショニング成分も含まれているため、若干のダメージケア能力は期待できる点は考慮できます。
しかし、やはりベース部分に基礎がないと言う影響は大きく、即効性や持続性の点で大きく遅れをとってしまうことは自明です。
このトリートメントの最も残念なところは、結局カチオン界面活性剤を添加する形で配合していること。
ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドなど複数のカチオン界面活性剤を添加していて、つまるところ安全性を損なっている結果に。
意図としては、カチオン界面活性剤のスピーディーで分かりやすいコンディショニング効果をどうしても足したかった、ということがあると思います。
しかし、これでは頭皮に塗ってスキンコンディショニング成分の良さを活かすという使い方がしづらくなり、せっかくの美容成分も活躍の場を失うことになります。
また、本来のカチオン界面活性剤の働きが配合量の少なさにより実に中途半端な結果となってしまい、頭皮にも髪にも結果的に良い仕上がりを期待できない原因を作ってしまっているように思います.
チョイスされている成分が比較的良いだけに、この中途半端な処方は極めて残念で、一体何がしたかったのか、という話になりますね。
良く言えば、頭皮に優しいツヤ系のトリートメント、というふうに言えますが、相性が合うのはダメージレベルがとても低く、頭皮が頑丈な人だけというなんとも残念なことに。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。