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洗浄剤のクリーミー加減や、補修成分のチョイスなどの部分がダメージ毛をカバーしながら洗うことに長けています。
カラー後に起きがちな毛髪のごわつき、ダメージによる引っ掛かりなどに対して有効な処方といえますが、
実は安全性をわりと犠牲にしている面があります。
ベースの洗浄剤のC12,13パレス硫酸Naはラウレス硫酸ナトリウムと同様に脱脂力が非常に強いため、ダメージ毛に適しているとはいえません。
単に感触がクリーミーなだけであって、ダメージに対してはよりリスクを上昇させてしまいます。
さらに、ベヘントリモニウムクロリド(4級カチオン界面活性剤)配合は手っ取り早い感触改良剤として働きますが、
言うまでもなく皮膚刺激が強いため褒められた処方とはいえません。
配合量が控えめなためすぐに被害が発生するというほどではありませんが、繰り返し使うほどリスクが増えて蓄積されていくものとみていいでしょう。
全体的に見ても感触面での改良が重視されていて、クオリティや安全性はやや置き去りの印象。
黄ばみを抑えるという目的で使われるかと思いますが、それほど安心して使えるものでもない、とお伝えしておきます。