カテゴリ:シャンプー
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一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性2件・アレルゲン1件・経皮吸収61件
メーカー
花王ブランド
MEMEME(ミーミーミー)容量
400ml参考価格
1540円1ml単価
3.9円JAN
4901301455093ASIN
B0FF43JRKK発売日
2025年7月29日ID
10937全成分
商品説明
解析チームです。日本の日用品業界を代表する花王が、2023年に新たに投入したアミノ酸系シャンプー「MEMEME モイストブーストシャンプー」。サルフェートフリー×ノンシリコンの"やさしさ"をうたいながら、400mlで1,540円という競合ひしめく価格帯に堂々と参戦してきたわけですが、果たしてその中身は価格に見合った設計なのでしょうか?成分表を紐解きながら、その実力を検証していきます。
解析ドットコムでの総合ランクは636位 / 3,036商品。これは上位21%に位置する数値であり、ドラッグストアで手に取れるシャンプーとしては「なかなかやるな」というライン。特筆すべきは洗浄剤の品質が5点満点中4.7点という評価で、これは同価格帯の競合製品を明確に上回っています。
一方で、スカルプケア力は2.1点、エイジングケア力は1.8点と、頭皮環境への積極的アプローチは期待しづらい設計。これは明確に「髪の仕上がり重視」へ舵を切った商品であることを示しています。簡単にいうと、「頭皮ケアはトリートメントや別製品に任せて、とにかく洗い上がりの気持ちよさを追求しました」というメッセージが成分から読み取れます。
要するに:シルクの贅沢を洗浄剤に落とし込んだ、「洗いながらケアする」を体現した成分。川研ファインケミカルの2006年の検証によると、弱酸性領域でも優れた起泡性を維持し、きめ細かい泡を形成することが確認されています。
シルクに含まれるフィブロインとヤシ油由来のラウリン酸を結合させたアニオン界面活性剤。一般的なアミノ酸系洗浄剤と比較して、コンディショニング効果が格段に高いのが特徴です。ただし原価が非常に高いため、多くのシャンプーでは配合量が控えめ。本製品では成分表の上位に記載されており、花王の本気度が伺えます。
簡単にいうと:アミノ酸系洗浄剤の「オールラウンダー」コンビ。2025年の肌のクリニック高円寺院の報告によると、ココイルメチルタウリンNaは他のアミノ酸系界面活性剤と比較して、タンパク質変性作用が約1/8、コレステロール溶出が約1/3という結果が出ています。
これらは本製品の主軸となる洗浄成分。1990年の資生堂の研究では、ココイルメチルタウリンNaは皮脂に対してラウリル硫酸Naと同等の洗浄力を持ちながら、肌への刺激は大幅に低いことが確認されています。「洗えるけど優しい」という相反する要素を両立させた、現代のアミノ酸シャンプーを代表する組み合わせです。
要するに:「熱を味方につける」という逆転の発想で生まれた毛髪補修成分。日本精化が開発したナタネ由来のラクトン化合物で、60℃以上の熱で毛髪のアミノ基と結合し、シャンプーで洗っても効果が持続します。
勝間田らの2011年の研究によると、キューティクルのめくれ上がりを改善し、うねり・絡まり・ハリコシの改善効果が確認されています。本製品では「セバシン酸ジエチル」と組み合わせており、これは日本精化の製品ラインナップ「エルカラクトンDES」と同じ構成。毛髪への浸透性を高め、ハリコシ強化に特化した設計と読み取れます。
簡単にいうと:花王が開発した「洗った後のきしみゼロ」を実現するカチオン性高分子。リピジュアの親戚のような存在で、髪や肌になめらかな感触を付与します。
花王の2020年の技術資料によると、洗浄後のつっぱり感やきしみを効果的に抑制することが確認されています。シャンプーでありながら「洗い上がりの指通り」を重視する本製品のコンセプトを支える重要なピース。自社開発成分を惜しみなく投入している点は、さすが花王といったところ。
「優しさと使用感のジレンマに、花王が出した答えがこれだ」
「すぐにモコモコ泡立ち、サッとすすげる」というメーカーの謳い文句は、成分構成からも裏付けられます。タウリン系+アラニン系の組み合わせは泡立ちと泡切れのバランスに優れ、忙しい朝のシャワータイムにぴったり。
頭皮トラブルを抱えている方や、エイジングケアを重視したい方には物足りない設計。グリチルリチン酸2Kは配合されていますが、成分表の下位に位置しており、「おまけ程度」と見るのが妥当。
「髪の毛のご機嫌取りに全振りした、潔い設計」
62個という多めの成分数は、花王の「あれもこれも」という姿勢の表れ。ただし、これが吉と出るか凶と出るかは使う人次第。保湿力4.3点という数値は、カラーやアイロンで傷んだ髪に一定の満足感を与えてくれるはずです。
「朝の5分を買う、使用感特化型シャンプー」
頭皮ケアやエイジングケアは潔く切り捨て、「洗っている最中の気持ちよさ」と「洗い上がりの髪の扱いやすさ」に全リソースを集中した製品。これは明確な戦略であり、ターゲットユーザーを絞り込んだ結果です。
花王という大手メーカーが、1,540円という価格帯でここまで洗浄剤の品質にこだわった製品を出してきたことは、市場全体の底上げにつながる良い傾向。「アミノ酸系=泡立たない・洗った気がしない」という古い印象を払拭する、新世代のアミノ酸シャンプーといえるでしょう。
「すべてを叶えるシャンプーは存在しない。だからこそ、自分の優先順位を知ることが大切。この製品は"使用感"という一点で、確実に期待を超えてくる。」