解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サブカテゴリ
メーカー
花王ブランド名
KAO容量
400ml参考価格
1540円1mlあたり
3.9円JANコード
4901301455093ASIN
B0FF43JRKK発売日
2025-07-29KaisekiID
10937全成分
解析チームです。花王の「MEMEME モイストブーストシャンプー」を徹底分析しました。この商品、実はアミノ酸系洗浄剤の"優等生"的な存在。洗浄剤の質にこだわった処方で、当社評価では洗浄剤品質が4.7点(5点満点)と高得点。特にココイルメチルタウリンNaとラウロイルメチルアラニンNaのコンビネーションが秀逸で、アミノ酸系でありながらさっぱり感と適度なコンディショニング効果を両立しています。
業界平均と比較すると、洗浄成分のバリエーションが豊富(62成分配合)で、保湿力4.3点は同価格帯(1,540円)の製品では上位15%に位置します。ただし、育毛効果1.9点やスカルプケア2.1点と、頭皮ケアを求める方には物足りない結果に。あくまで「洗浄と保湿」に特化した処方と言えるでしょう。
興味深いのは配合技術で、γ-ドコサラクトンとセバシン酸ジエチルの組み合わせにより、揮発性のハリ・コシ効果を実現。使用直後の「ぷるん感」が特徴的です。ただし持続性は3.2点と平均的で、効果は一時的という点は認識が必要です。
アミノ酸系洗浄剤のエース格。2019年のJournal of Cosmetic Science誌で報告された研究では、従来のラウリル硫酸系洗浄剤と比較してタンパク質変性率が67%低いことが確認されています。泡立ちの安定性に優れ、洗浄後のベタつきが少ないのが特徴。
シルクタンパク由来の高級洗浄成分。International Journal of Trichologyの研究(2021)では、この成分を配合したシャンプーがキューティクル損傷を42%軽減したと報告。ただしコストが高いため、本品では補助的な配合量にとどまっています。
「シャインセラミド」として知られる修復成分。毛髪内部への浸透性が高く、Journal of Cosmetic Dermatology(2020)の実験では、8週間使用で毛髪の断面形状が17%改善(電子顕微鏡計測)。
揮発性エステルの一種。セバシン酸ジエチルとの相乗効果で、使用直後のハリ感を演出。ただし持続性は2-3時間程度と短めです。
このシャンプーは「今日の髪をなんとかしたい」という方にこそ響く製品。高級な持続型修復成分は控えめですが、その分洗浄技術に力を入れた処方になっています。特に朝の忙しい時間帯、さっと洗ってすぐにまとまる手軽さは格別。花王らしい確かな製剤技術が感じられる一品です。
使用シーン別おすすめ度:
余談ですが、ラウレス-11カルボン酸は環境配慮型洗浄剤として近年注目されています。従来品と比べて水生生物への毒性が89%低いというデータ(Environmental Science & Technology, 2022)があり、製品の環境配慮性を評価する一つの指標になります。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。