解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
マンダムブランド名
ルシードエル容量
80ml参考価格
823円1mlあたり
10.3円JANコード
4902806407389KaisekiID
7990全成分
ヘアスムージングジュレ。確かにその名称は間違っていない。なぜなら、カチオン界面活性剤入れてるから。
このスタイリング剤の要となっているのは、ステアラミドプロピルジメチルアミン。そう、カチオン界面活性剤です。
商品説明では、アルガンオイルがいかにも活躍してツヤめく輝き美髪に!みたいな表現がされていますが、実際のところはカチオン界面活性剤がになっている部分が大きいといえます。
トリートメントやコンディショナーでは、カチオン界面活性剤がベースとして使われ、瞬時にさらさらになる基礎を担っています。ただし、安全性の面では、例えばラウリル硫酸ナトリウムよりも危険なため、洗い流すのがお約束。洗い流すことによって、リスキーな部分をクリアにできているのです。
このスムージングジュレでは、4級ではなく3級のカチオン界面活性剤が採用されていて、安全面では多少ましになっていますが、洗い流さないのであれば、やはりリスクが高めであると言えます。リスクというのは、いともたやすく肌荒れを起こしてしまうということです。
もしこの製品にカチオン界面活性剤は含まれていなかったら。それは、かなりシンプルな、スタイリング効果のないジェルのようなものになっていたでしょう。シリコンと油剤、それに紫外線吸収剤程度しかないので、油分補給程度にしかならないのです。
カチオン界面活性剤が存在することによって、違いを生み出しているというわけです。
ただ、肌荒れを起こしやすいという違いも同時に生成していますが・・。
また、紫外線吸収剤メトキシケイヒ酸エチルヘキシルもクオリティとしては低く、紫外線の吸収量によっては酸化エネルギーを放出し流れを起こす危険性があります。これも洗い流さない製品であることによって、そのリスクが増えている要因の1つです。
リスクばかりが先行して、肝心のヘアースムース効果が微妙。さらに、肌に決定的に悪いという点を鑑みれば、お勧めしないという結論に至って当然でしょう。
ことごとくあらゆる成分の品質が至っていない印象。改善の余地があることにすら考えが及ばないのではないかと言うレベル。
コスト削減だけでなく、消費者にとって有意義となる製品を送り出してほしいものです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。