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超高額な値付けに対して、パッとしない中身
わりとマイルドである洗浄剤。しかし、マイルドが必ずしも上質であるとは限りません。
このシャンプー、悪くはないが8000円を超えるほどの劇的なクオリティとはいきません。
非常に低刺激を意識している洗浄剤の部分は、洗浄力が少し低いような印象。ただし、泡立ちはあれこれ添加して維持させています。
ヘマチンの配合は強力なタンパク質強化、過酸化水素除去効果などをもたらし、この部分もOKです。
ただし、ステアリルトリモニウムサッカリンがわりと目立つ配合で、カチオン界面活性剤の中では少しマイルドですが、指通りの良さを優先して刺激性を残してしまうような処方です。
ついでにいえばリンゴ酸も少し刺激タイプ。
エキス類は育毛・抗菌・血行促進系セットですが、ここも値段を考えるとやや平凡。
先ほどOKといったヘマチンは、アルカリ寄りでないと乳化が難しいという面もあるため、この製品はマイルドに見せて微アルカリ性である可能性も。
諸々を考慮すると、総合評価としては「微妙」。
まず値段がアウト。
それほどの値段をつけるだけのクオリティが見いだせません。
洗浄剤は悪くないが、控えめで粗めといった上品さとは違うタッチ。
コンディショニング効果の引き出し方はやや強引。
エキスは今ひとつ。