加美乃素薬用ヘアコンディショナーB&Pの解析結果

コンディショナーとしては当然、髪の扱いを改善したいという目的があります。

ところが、こと頭皮向けの製品を自称している場合、頭皮にも良い影響を与えようと中途半端な内容になりがちです。

この加美乃素製コンディショナーもやはり、実にどっちつかずな特徴となっています。

中途半端という理由はずばり、立ち位置です。

頭皮にも良いことを提供しようと、殺菌剤や植物エキス、紫外線吸収剤などを盛り込んでいます。

髪にも良い影響を与えようと、4級カチオン界面活性剤やシリコンを配合しています。

これがダメなんです。

髪のコンディショニング効果の土台となる4級カチオン界面活性剤は、頭皮にとっては脱毛剤となります。頭皮に良い植物エキスは、髪に塗っても何も起きません。蓄積しやすいアミノ変性シリコンは、頭皮にも悪い影響が懸念されるわけです。ピロクトンオラミンは強力な殺菌作用を持ちますが、必ずしも殺菌が必要な人ばかりとは思えません。

まとめ

結果的に、髪に対してのコンディショニング効果は並のリンス以下。頭皮に対してのメリットは脱毛剤のようなデメリットをもたらす可能性ありと、ろくなことがありません。

脱毛しなかったとしても、それ以上になにかメリットがあるかというと超薄口です。

値段は控えめではありますが、値段以上に微妙な印象がある中身であると感じますね。