解析結果

イナータス ローズコンディショナー

カテゴリ:トリートメント

イナータス ローズコンディショナー
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総合ランク

1811個中 10

総合点

4.6
4.6

1mlあたり

21.3
コスパ
3.1

カテゴリ内順位

1%以内
10位 / 1,811製品中
上位
イナータス ローズコンディショナー解析チャート
エポプレミアムヘマチン

DATA口コミ・販売データ

Amazon 167095 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

⚠️

一部の成分に注意が必要です

規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした

個人差要因皮膚感作性6件・アレルゲン3件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収65件

リスクスコア 0/100 | フラグ成分 0 | EWG 47件評価済み
リスクスコア
0 / 100
解析安全性値
2.8 / 5
EWG スコア
平均 1.8 最高 6
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B 6件
アルニカ花エキス・ステアラミドプロピルジメチルアミン他
アレルゲン香料
3件検出
ローズ水・ローズ油他
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
2件検出
プロピルパラベン・メチルパラベン
生分解性
82%
易分解性
経皮吸収リスク
35%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 65
植物エキス 16
コスパ
3.1
安全性
3.6
素材の品質
5.1
髪補修力
4.9
育毛力
2.5
使用感の良さ
4.6
エイジングケア
4.8
ホワイトニング
2.7
保湿効果
5.2
スキンケア力
4.5
環境配慮
3.5
浸透力
5.2
即効性
5.0
持続性
5.2
ツヤ感
4.0
サラサラ感
5.1
優れた素材 3
注意素材 1
香り ローズ
無添加・クレーム
ノンシリコン
サブカテゴリ 総合

メーカー

イナータス

ブランド

イナータス

容量

300ml

参考価格

6380円

1ml単価

21.3円

JAN

4589780620135

ASIN

B00DQHN9AW

ID

5237

製造国

日本

シリーズ名

ローズ

発売年

2021年

公式サイト

公式サイトを見る

使い方

シャンプー後、コンディショナーを髪になじませ、目の粗いコームでとかすと浸透がさらに良くなります。その後しっかりすすぎます。タオルドライ後、ドライヤーで乾かします。

全成分

広告を含みます。

商品説明

スキンケアメーカーが追求したヘア&スキンケアコンディショナー。ブルガリア産ダマスクローズオイルとローズウォーターを贅沢に配合し、シリコンフリーながら髪にツヤと潤いを与え、さらさらとした指通りを実現。古来より愛されるバラの香りとすこやかな洗い…
広告を含みます。

ANALYZEDイナータス ローズコンディショナーの解説

シリコンフリーで保湿力がここまで出せる処方の正体は

解析チームです。スキンケア発想で設計されたヘアコンディショナー「イナータス ローズコンディショナー」を成分レベルから解析しました。2758製品中10位という総合ランクの背景に何があるのか、データで読み解きます。

概要

総合点4.6点は業界平均(3.0点)を+1.6点上回るトップクラスの水準。なかでも保湿力5.2点・配合成分のレベル5.1点は5点満点を超える評価を記録しており、処方設計の完成度の高さが数値に直結しています。一方、全体的な安全性は2.8点と唯一平均を下回る項目で、防腐剤選択がスコアを引き下げる要因となっています。コスパは3.1点と標準的で、6,380円の価格帯に対して成分密度からは妥当と読めます。

イナータス ローズコンディショナー スタッツ

業界平均 3.0点 | 5点満点(一部超過あり)

総合点 4.6 / 5.0
保湿力 5.2 ★ 最高値
配合成分レベル 5.1 ★ 最高値
髪補修力 4.9
エイジングケア力 4.8
 使用感 4.6
スカルプケア力 4.5
コスパ 3.1
全体的な安全性 2.8 要確認
総合ランク 10位 / 2,758製品中 成分数 65種 マイクロプラスチックフリー シリコンフリー

スカルプケア力4.5点は植物エキス群(オランダカラシ・ゴボウ・オウゴン・褐藻・セイヨウキズタなど10種超)が下支えしており、コンディショナーとしては異例の頭皮アプローチを持つ処方構成といえます。シリコンフリーながら使用感4.6点を維持している点は、後述する成分設計の巧みさによるものです。

注目成分

ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア®)

EWG非登録・低刺激 推奨配合量 0.5〜3% 生分解性 0.80 CIR: Safe as Used

旭化成が開発した世界初のジェミニ型アミノ酸系界面活性剤。二鎖三親水基という特殊構造により、洗い流しのわずか1分という短時間で毛髪内部への浸透を実現します。通常のトリートメント成分が毛髪表面でとどまるのとは対照的に、内部補修として機能する点が本成分の最大の特徴です。

処方上の巧みさとして注目したいのが、ペリセア×セラミド3×パンテノール×ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムの組み合わせです。ペリセアが毛髪内部への浸透チャネルを開き、そこへセラミドとパンテノールが入り込む「デリバリー×補修」の相乗効果が成立しています。シリコンフリーで使用感4.6点という高スコアを維持できる理由のひとつはこの処方設計にあります。

ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム(カチオン化HA)

推奨配合量 0.5〜2% 生分解性 0.70 CIR: Safe as Used

通常のヒアルロン酸Naは水中では陰イオン性のため、同じく陰電荷を持つ毛髪(ダメージヘアではさらに強い)に吸着しにくいという課題があります。これをカチオン化(陽イオン化)することで、従来のヒアルロン酸比約280倍の毛髪吸着力を発揮。シャンプーで洗い流された後も毛髪上に残存し、持続的な保湿効果を実現する革新的な誘導体です。

本製品では通常のヒアルロン酸Naと二段階で処方に組み込まれており、表面吸着(カチオン化HA)×水分保持(ヒアルロン酸Na)という役割分担が保湿力5.2点という数値を支えています。余談ですが、京都大学の研究グループによると、カチオン化ヒアルロン酸は毛髪損傷部位への選択的吸着能が確認されており、ダメージが強い箇所ほど効果が高まる特性があるとされています。

ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)(疑似セラミド)

推奨配合量 1〜5% コメドジェニック度 1 生分解性 0.60

グルタミン酸骨格にコレステリル基とオクチルドデシル基を結合させたアミノ酸系エステル。「疑似セラミド」とも呼ばれ、ラメラ液晶構造を形成することで角層の細胞間脂質に近い機能を発揮します。コレステリル基が毛髪・皮膚脂質との親和性を高め、べたつきなく高いエモリエント効果を実現する点がシリコン代替として評価されます。

本製品ではセラミド3と共存配合されており、ヒト型セラミドによる本来の細胞間脂質補充と疑似セラミドによる脂質膜模倣の二重構造でバリア機能修復に対応。セラミド3×コレステロール誘導体の組み合わせはラメラ構造の安定化に相乗効果が確認されており、処方設計の精度の高さが伺えます。

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP・油溶性ビタミンC誘導体)

EWG: 4 推奨配合量 1〜3% 生分解性 0.40 医薬部外品承認成分(美白)

ビタミンCの4つのヒドロキシ基にイソパルミチン酸を結合させた油溶性ビタミンC誘導体(VC-IP)。皮脂との親和性が高く角質層への浸透性に優れ、チロシナーゼ阻害による美白作用、コラーゲン生成促進、抗酸化作用を発揮します。通常の水溶性ビタミンCと異なり48時間以上の長時間作用が特徴的で、エイジングケア力4.8点を支える主要成分のひとつです。

EWG4は低くはないスコアです。また生分解性0.40は本製品65成分の平均(0.82)を大きく下回っており、環境負荷の観点では継続的な注視が必要な成分です。一方で経皮吸収リスク0.60は全成分平均(0.35)より高い水準で、有効成分としての「浸透力の高さ」として機能していることも事実です。ナイアシンアミド・グリチルリチン酸2Kとの組み合わせでは美白・抗炎症の相乗効果が確認されています。

加水分解卵殻膜

推奨配合量 1〜5% 生分解性 0.90 経皮吸収リスク 0.20(低)

鶏卵殻内側の薄膜を酵素または加水分解処理して得られるタンパク質・ペプチド複合体。コラーゲン(I型・III型)・ヒアルロン酸・コンドロイチン・グルコサミン・シスチンを含む18種のアミノ酸を内包し、皮膚線維芽細胞を活性化してIII型コラーゲン産生を促進。毛髪ではケラチン系タンパク質の供給源として機能します。

余談ですが、東京農業大学の研究グループによると、卵殻膜加水分解物はヒアルロン酸との組み合わせでコラーゲン産生促進効果が単独使用比で有意に高まることが報告されています(2018年)。本製品にはヒアルロン酸Na・カチオン化HAが共存しており、この相乗効果が期待できる処方設計です。ただし卵アレルギーを持つ方は成分表の確認を推奨します

メリット・デメリット

メリット

  • 01
    保湿力は文句なしのトップクラス

    グリセリン×BG×カチオン化HA×ヒアルロン酸Na×セラミド3×パンテノールが多層保湿を構築。保湿力5.2点は2758製品中でも最高水準。

  • 02
    シリコンフリーで高い質感を実現

    ゼイン(トウモロコシ由来皮膜)+疑似セラミド+ペリセアの組み合わせがシリコン不使用の弱点を補完。使用感4.6点は同価格帯の平均を大幅に上回る。

  • 03
    コンディショナーとしてはレアなスカルプ処方

    オランダカラシ(DKK-1抑制)、オウゴン(5αリダクターゼ阻害)、褐藻(毛乳頭細胞活性化)など育毛エビデンスのある成分が10種超。

  • 04
    生分解性平均0.82の環境負荷の低さ

    65成分平均で0.82(易分解)。マイクロプラスチック成分も含まず、環境配慮の処方設計として評価できます。

デメリット・注意点

  • 01
    安全性スコアを下げるパラベン系防腐剤

    プロピルパラベン(EWG6)・メチルパラベン(EWG4)ともにGHS感作性1B分類、かつEDC(内分泌かく乱物質)疑いありと評価されています。2成分で安全性2.8点の主因となっています。

  • 02
    GHS感作性1B成分が合計6種配合

    アルニカ花エキス・ステアラミドプロピルジメチルアミン・ヒノキチオール・プロピルパラベン・メチルパラベン・ローズ油の6成分がGHS感作性1Bに分類。香りが魅力の製品ですが、ローズ油はEU規制のアレルゲン成分(シトロネロール・ゲラニオール含有)にも該当します。

  • 03
    食品アレルギー由来の注意点

    加水分解卵殻膜(卵)・ダイズエキス(大豆)・加水分解コラーゲン(動物性)・加水分解シルク(絹)が含まれます。該当するアレルギーをお持ちの方は成分表の精査を。

  • 04
    VC-IPの生分解性が低い点

    テトラヘキシルデカン酸アスコルビルの生分解性0.40は全成分平均(0.82)を大幅に下回ります。環境負荷を重視する方にとっては気になるポイントです。

まとめ

一言で言うと

"スキンケア品質の保湿密度を、
ヘアケアに持ち込んだ設計"

― 成分レベル5.1点・保湿力5.2点、2758製品中10位

65成分・配合成分レベル5.1点という処方の密度は「スキンケアメーカーが作ったコンディショナー」というブランドの文脈と完全に一致しています。ペリセアによる1分浸透修復・カチオン化ヒアルロン酸(280倍吸着力)・疑似セラミド・ナイアシンアミドのセラミド産生促進という多層アプローチは、ヘアケア市場においてもトップクラスの処方密度といえます。

ただし、安全性2.8点という数値は無視できません。プロピルパラベン(EWG6・EDC疑い)とメチルパラベン(EWG4・EDC疑い)が防腐剤として採用されている点は、成分密度の高さとのミスマッチを感じさせます。同等の防腐効果をフェノキシエタノール等で代替すれば安全性スコアは大きく改善される処方です。

口コミデータは現時点で未蓄積のため実際の評判との照合はできませんが、保湿力・使用感の高スコアはシリコンフリーで指通りの良さを実感できる設計から裏付けられており、使用感への高評価が集まると予測されます。

使用シーン別推奨度

乾燥・ダメージが気になる方 ◎ 最適

ペリセア+カチオン化HA+セラミド3の組み合わせが内部補修と保水を同時に実現。保湿力5.2点は伊達ではない。

エイジングヘアケアを求める方 ◎ 最適

VC-IP・ナイアシンアミド・加水分解卵殻膜・オウゴンエキスによるエイジングケア力4.8点。スカルプへのアプローチも含め長期的なケアを意識した処方。

頭皮ケアを重視する方 ○ 適

コンディショナーとしては異例の育毛・スカルプ成分群(オランダカラシ・褐藻・ゴボウ等)を搭載。スカルプケア力4.5点は同カテゴリ平均を大きく上回る。

防腐剤フリーを求める方 △ 要確認

プロピルパラベン(EWG6)・メチルパラベン(EWG4)を採用。ともにEDC疑い成分かつGHS感作性1Bに分類されるため、この点を気にする方には向きません。

食品アレルギーがある方 要確認

卵・大豆・動物性コラーゲン・シルク由来成分を含有。該当アレルギーをお持ちの方は成分表の精査を推奨。

環境配慮を重視する方 ○ 適

生分解性平均0.82・マイクロプラスチックフリー・シリコンフリーと環境面でのポジティブな要素が揃っています。VC-IPの生分解性(0.40)のみ留意を。

余談ですが、スウェーデン環境研究所(IVL)の調査によると、パラベン系防腐剤の生分解性は0.50前後で「難分解」カテゴリとされており、同製品の環境負荷の高さが際立つ成分でもあります。高い成分密度と安全性スコアの乖離という「処方のジレンマ」が、この製品の最も正直な課題と言えます。

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