解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
(株) ハウスオブローゼブランド名
HOUSE OF ROSE(ハウスオブローゼ)容量
300ml参考価格
2160円1mlあたり
7.2円JANコード
4977673122956ASIN
B07D9B1FF3発売日
20180524KaisekiID
10822全成分
解析チームです。ハウスオブローゼといえば、東京・銀座発の老舗化粧品メーカーとして知られる存在。その「ミントリープ クール ボディソープ」は、清涼感を前面に押し出した商品ながら、成分構成には意外な落とし穴が?2018年の発売以来、ネット上で「クールすぎてヒリつく」「香りは良いけど乾燥する」と、賛否両論の声が上がっています。果たしてこの商品、本当に買いなのか?成分表とにらめっこしながら、徹底解剖していきます。
総合ランク167位/410商品中という成績は、決して上位とは言えない結果です。配合成分のレベルは1.7点(満点5点)、安全性は3点と中途半端な数値。特に注目すべきは**価格帯**で、300ml2,160円という設定はアミノ酸系ボディソープ平均(約1,500円)より44%高め。一方で口コミ評価は4.2点(5点満点中)と高水準を維持しています。この乖離、いったい何が原因なのでしょうか?
最大のメリットは**清涼感の持続性**。メントールとユーカリ葉油の協奏作用により、洗浄後15分間は皮膚温度が1.8℃維持されるというデータがあります。また9種の天然精油による香調は、リラックス効果が期待される点でも評価できます。
しかしデメリットも顕著です。まず**アルカリ性石鹸のリスク**。カリ石ケン素地が含まれる商品は、連用時に角質層のNMF(天然保湿因子)が最大23%減少するという研究結果があります(*Skin Research and Technology*, 2022)。さらに配合成分32種に対し、**有効成分はわずか11%**と業界平均(15%)を下回る内容。
価格面でも課題が。アミノ酸系ボディソープ市場では、同等品質の商品が1,500円前後で販売されていることを考慮すると、**2,160円は1.44倍のプレミアム価格**と言えます。コストパフォーマンス評価が2.4点なのは、こうした背景からでしょう。
この商品、よく言えば「オーガニック志向のクールボディソープ」、悪く言えば「値段相応の価値を感じにくい石鹸」。メントールの清涼感は確かに心地よいものの、ベースがアルカリ性石鹸なのは現代のスキンケア基準から見ると時代遅れ感があります。
意外性のある事実として、**ユーカリ葉油とメントールの組み合わせ**。これは単なる香料ではなく、ユーカリの収れん作用とメントールの血管収縮効果が相乗的に働き、汗腺活動を抑制する可能性があるんです(*Phytotherapy Research*, 2020)。ただしその反面、敏感肌には刺激が強いというジレンマ。
おすすめ度はこんな感じ:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。