解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社ヴィークレアブランド名
&honey(アンドハニー)容量
440ml参考価格
1463円1mlあたり
3.3円JANコード
4589546896767ASIN
B0D2QD446M発売日
20240426KaisekiID
10847全成分
解析チームです。
今回は、株式会社ヴィークレアからリリースされた「&honey(アンドハニー) カラー コントロールリペア シャンプー 1.0」を徹底的に成分分析していきます。このシャンプー、名前からして“ハチミツ”や“カラー保護”に注力していることが伝わってきますね。実際のところ、配合成分を見てみると、保湿性・補修性に秀でた素材が豊富に含まれており、特にカラーリング後の髪をいたわるケアを意識した設計になっている印象です。
ただ一方で、業界標準的な洗浄剤も使われているため、洗浄力はしっかりあるものの、“高品質な洗浄成分”という観点では少し物足りない部分もあります。果たしてこれは本当に“カラーを守る”シャンプーなのか?それとも単なるマーケティングワードか?
疑問を持ちつつも、ここはひとつ科学的視点とちょっとしたユーモアを交えながら、深掘りしてみましょう。
この商品は、カラーリング後の髪を対象としたエモリエント寄りのシャンプーとして位置付けられています。総合ランクは3036製品中1512位と中段階層に位置し、全体的な評価としては平均レベルといったところです。ただし、使用感については4.4点と非常に高く、手触りや泡立ちなどはユーザーに好意的に受け入れられているようです。
成分面では45種類もの素材が含まれており、保湿・補修効果を狙った成分が多数見られます。特にハチミツ系の成分やケラチン由来の洗浄剤などが目立ちます。一方で、安全性やスカルプケア性能はやや低めであり、頭皮への負担を軽減するというよりは、あくまで髪そのものを中心にケアする方針が見て取れます。
また、洗浄力は4.6点と強く、比較的油分の多い頭皮でも汚れを落とすには十分な性能があります。ただし、洗浄剤の品質評価は1.9点と低く、コストパフォーマンス的にはやや厳しい印象。業界平均よりもやや控えめな数値となっています。
ココイルグルタミン酸TEAはアミノ酸型洗浄剤の中でも、特に肌や髪に優しく、コンディショニング効果が高いことで知られています。ただし泡立ちが弱いため、他の界面活性剤と併用することが推奨されます。この製品ではオレフィンスルホン酸Naとの併用により、バランスの取れた洗浄性と刺激の少なさを両立させています。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは、ラウレス硫酸Naと同等以上の脱脂力を有しながらも、刺激性はやや低いとされる洗浄成分です。起泡性も良好で、主にクレンジング目的や泡立ち向上のために使われます。ただし、コンディショニング作用はほとんど期待できないため、補う形でエモリエント成分が多めに配合されています。
ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)は、羊毛由来の高純度ケラチンを脂肪酸で誘導した洗浄剤です。洗浄力と同時に補修性を持ち合わせており、髪に弾力と滑らかさを与える特徴があります。一般的なアミノ酸系洗浄剤よりも高価で、質感の高い仕上がりが得られるのが魅力。
ハチミツとグルコノバクター/ハチミツ発酵液は、保湿だけでなく角質調整作用を持つ点が注目です。後者は古い角質を穏やかに除去し、肌のターンオーバーを促進する役割も果たします。さらに美白効果や抗炎症作用も報告されており、頭皮環境にも一定のメリットがある可能性があります。
レブリン酸は、酸熱トリートメントにも使われる成分で、熱によって髪内部に浸透し、タンパク質と結合することで滑らかさやハリを与えます。また、古い角質や角栓を溶解除去する効果もあり、毛穴のつまり改善にも関与しそうです。
まず挙げたいのは、保湿性の高さ。ヒアルロン酸クロスポリマーNaやハチミツ系成分が複数配合され、洗い流すタイプのシャンプーとは思えないほどの保湿力を感じることができます。これは乾燥によるキューティクル損傷を防ぐ上でも大きな利点でしょう。
また、洗浄力はある程度確保されている点も強調したいところ。油分の多い頭皮でも適切に汚れを落とせるため、洗浄不足を感じにくい構成になっています。ただし、洗浄剤のグレードとしてはやや低めで、高級志向の製品と比べると劣る印象。
一方で、スカルプケア性能がやや弱いのは気になります。頭皮の血行促進や育毛効果に関連する成分は少なく、頭皮環境を根本的に改善するというよりは、あくまで髪そのものをケアする方向に重点が置かれています。
競合製品と比較すると、「サクセス モイストケアシャンプー」や「資生堂 アクアインテイン カラープロテクト シャンプー」などは、頭皮環境への配慮がもう一段上の印象。しかし、保湿性や仕上がりの良さに関しては本製品が引けを取らないケースも多いです。
また、酸化銀の配合には注意が必要です。強い殺菌・消臭効果がある反面、過剰な量や長期間の使用によっては皮膚の酸化ストレスを高める恐れもあります。敏感肌の方は要注意。
「&honey カラー コントロールリペア シャンプー 1.0」は、カラーリング後の髪を優しく包み込みながら、そこそこの洗浄力を維持するバランス型シャンプーです。特に保湿性と使用感には定評があり、サラツヤ仕上げを求める人にはおすすめできます。
一方で、頭皮ケアや育毛効果にはあまり期待せず、髪そのものの美しさを保つことに集中したい方に向いています。洗浄剤のグレードは控えめですが、それが価格帯(約1,463円)と照らし合わせれば、コストパフォーマンスも悪くありません。
使いやすさと香りの良さもポイント。日常使いには申し分なく、忙しい朝でも気持ちよく使える一本です。
以下は使用シーン別での推奨度:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。