解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
サンギブランド名
ハップアール容量
120ml参考価格
1708円1mlあたり
14.2円JANコード
4987643708011ASIN
B07G7R8GXM発売日
20180806KaisekiID
8933全成分
HAP+R(ハップアール)は、「肌に必要なうるおい皮脂を残して洗う」ことを追求しています。約10年の研究開発を経て、美白歯みがき剤「アパガード」が有名なサンギから誕生しました。
HAP+Rのフェイスウォッシュは、石鹸とアミノ酸系洗浄剤をミックスしたマイルドな泡が特徴です。皮脂「スクアレン」と「コレステロール」を残しながら、古い角質や酸化した皮脂には吸着するため、乾燥ケア・くすみケア・毛穴ケアが同時にかないます。保湿成分も配合され、洗い上がりはツッパリ感がなく、肌の中からうるおっているようなしっとりとしたものです。
その内実をしっかり分析して、実際に肌にマイルドで効率的であるのかどうかを探っていきます。
前述したように、この製品のベースとなっているのは、石鹸、そしてアミノ酸系のココイルメチルタウリンNaが添加。 さらに、ヒドロキシアパタイトが古い角質や皮脂を吸着して除去する役割を果たしています。
その他の部分を見ていくと、ジメチロールプロピオン酸へキシル、ココイルアルギニンエチルPCAは、保湿剤として使用される成分です。この成分は、肌に潤いを与えると同時に、乾燥を防ぐ効果があります。ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムも保湿剤ですが、ヒアロベールはヒアルロン酸の280倍の吸着力を持つ高保湿成分です。
マタタビ果実エキスは、肌の保湿効果を高めるとともに、肌のハリや弾力をアップさせる効果があるとされています。また、肌のくすみを防ぐ効果もあるとされています。これは、マタタビに含まれるカテキンが、メラニン色素の生成を抑制するためだと考えられています。
この洗顔料のメリットとして、石鹸自体が肌にデメリットがある素材であることを補う豊富な保湿成分の配合が挙げられます。石鹸による洗浄は肌を乾燥しやすい素材であるため、保湿剤が豊富に含まれていることで肌の乾燥やダメージを軽減することができます。また、皮脂を効率的に除去できる爽快感もあります。この爽快感が一番のメリットになると思います。
先程のメリットと矛盾してしまうようですが、やはりベースが石鹸であると言うことは 大きなデメリットといえます。石けんはアルカリ性で、皮膚の保湿成分をラウリル硫酸Naよりも効率的に溶出させ、肌の乾燥を引き起こします。保湿剤が添加されていて、ある程度デメリットを軽減させることができますが、そもそも石鹸でなければこれらの負担を強いることがなかったわけです。それを考えると、アミノ酸系洗浄剤の変化を考慮しても、この製品がベストな選択肢であるとは言いづらいですね。ヒドロキシアパタイトが添加されている事は、むしろ石鹸による乾燥を助長してしまう存在になり得るので、一概に肌に優しいとは言い切れません。
以上の解析から、ハップアールフェイスウォッシュは、洗顔料全体の中では最適な選択肢とは言いづらいものの、様々なメリットがあり、特に皮脂を除去する部分に関しては爽快な使用感があります。ただ、ベースが石鹸であることから、肌に負担を強いることがあるため、他の選択肢も検討することが必要です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。