シンプル、なだけに良い部分は強調されるし、ダメな部分はさらにダメということになりそうなトニック。

そのとおり、かなり特徴的な内容になっています。

メーカー

発売元の加美乃素本舗は１９０８年創業の老舗。皮膚科学の分野に特化した商品開発を追求しているメーカーだそうです。

加美乃素本舗といえば、その名も加美乃素というトニックもあるくらい、トニック系の製品を多く手掛けています。

トニックの中身

さて、こちらのトニックは毛髪成長促進成分配合のヘアローション、とのこと。

その成分としてはカミゲンK、ヒノキチオール、サリチル酸、塩酸ピリドキシンといったあたり。

フマル酸、コハク酸からなるCS-ベースなる成分もありますね。

カミゲンKというのは苦参とも言われる成分です。血行促進作用を特徴としています。

サリチル酸、ヒノキチオールは殺菌力が強いですが、いずれもかなり刺激性が心配なもの。

まとめ

内容的にはこれだけ。実にシンプルな構成ですね。要するに苦参やフマル酸、殺菌成分によるトニックだということ。

これが意味するところは、トニックとして育毛作用は穏やかなタイプであるということ。それでいて刺激はやや強い。

育毛力の最先端の成分と比べると昔ながらの漢方系のトニックだなぁという感じがします。決して効果がないということではないですが、やや気長に使って徐々に育毛力をつけていくタイプの製品なのではと思います。

それに比べて、デメリットの部分がややただちに懸念があるタイプと思われます。何しろ殺菌力が強いほか、皮膚刺激が強い２つの成分の特徴がありますので、育毛に効果があるとしても相当皮膚がタフなヒト向けな気がしますね。

トニックとしてはかなり安い部類で、そのわりに苦参などの効能には期待したい、それなりにアグレッシブな製品と思いますが、刺激性には留意してください。