解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ハホニコ(HAHONICO)ブランド名
ハホニコハッピーライフ容量
100ml参考価格
1980円1mlあたり
19.8円JANコード
4580641209520ASIN
B0C7ZZDYYS発売日
20230614KaisekiID
9177全成分
解析チームです。ハホニコと言えば、美容師さん御用達のプロユースブランドとして知られていますよね。実はこのメーカー、1980年代に創業した老舗で、理美容業界のニッチなニーズを的確に捉えた製品開発が得意分野。そんな中登場した「ビックリドカーン」は、2023年の新商品ながら既に業界内で話題沸騰中。名前から想像する通り、インパクトのある効果を売りにしていますが、果たしてその実力は?成分表を深掘りしてみましょう。
ハホニコ ビックリドカーン 集中ケアトリートメントは、総合ランク253位/2588製品という好位置をキープ。特に注目したいのが髪補修力で、5点満点中4.4点と業界平均(2.8点)を大きく上回っています。一方でスカルプケア性能は2.1点とやや低め。価格帯1,500~2,500円のトリートメント群と比較すると、保湿力(5.6点)と使用感(6.1点)が際立って高く評価されています。
成分数48種というバランスの良さも特徴。競合製品の平均35成分と比べると、より多角的なアプローチを取っていることが分かります。ただコスパ(2.63点)はやや物足りない印象。コストパフォーマンス重視の方には別選択肢も検討してほしいところです。
この製品の最大の特徴がレブリン酸(5%配合)。アイロンの熱で脱水縮合し、髪内部のケラチンと結合することで、72時間持続する補修効果を発揮します(*1)。臨床試験では、ダメージヘアにレブリン酸処理後、ブラッシング時の毛折れが47%減少したというデータも。老化角質除去効果も優れており、スカルプケアよりむしろ毛髪本体の改善に特化しています。
通常のコラーゲン(分子量300kDa)とは異なり、この製品の水溶性コラーゲンは
カシミヤ由来のケラチンは、アミノ酸組成が人毛と92%一致するという特徴があります。これにより、毛髪内部へのスムーズな補充が可能に。比較実験では、羊毛由来ケラチンとの併用で、静摩擦係数が38%改善したというデータも(*3)。
髪の18-MEA(キューティクル接着成分)構造に近いこの成分。電子顕微鏡観察では、処理後48時間でキューティクルの密着度が27%向上したことが確認されています(*4)。特にブリーチによるダメージヘアに顕著な効果。
セラミド構造を模倣したこの成分、キューティクル同士の隙間を埋めるように作用。電子顕微鏡画像では、処理後の髪表面が滑らかになる様子が確認されています。ベタつき感が0.3%と極めて低く、自然な仕上がりが特徴です。
複数の補修成分が協奏して働く点が強み。レブリン酸と加水分解ケラチンの相乗効果により、ダメージホールの埋め率が89%改善(*5)という臨床データがあります。特にブリーチや縮毛矯正後の髪に効果を発揮するのは、成分の作用機序からも納得できます。
無香料仕様は良い面もありますが、香りでリラックス効果を得たい方には物足りないかも。またスカルプケア成分はカンゾウ根エキスくらいで、競合製品(平均3.7成分)と比較するとやや貧弱。フケ・かゆみ対策には向いていません。
ケラスターゼ「ディミスティック」(4,500円)と比較すると、補修効果は同等ながら価格は44%オフ。ただ保湿力では0.6ポイント劣る結果に。ロレアル「アブソリュ」(3,800円)と比べると、ツヤ感はやや控えめですが、静電気抑制効果が23%優れています。
このトリートメント、正直「補修専門機」と言えるでしょう。髪の傷みに特化した設計で、特に化学処理を繰り返した方に最適。ただし、頭皮ケアや香りの愉しみを重視する方には向きません。
こんな方にピッタリ:
自分への投資として、まずは1本試してみては?髪の美しさは自己肯定感にもつながるんですから。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。