カテゴリ:カラートリートメント
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総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性4件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収19件
メーカー
ヘンケルジャパンブランド
Schwarzkopf容量
180ml参考価格
1191円1ml単価
6.6円JAN
4987234390496ASIN
B0BBTVTBSP発売日
2022年9月11日ID
11454商品説明
解析チームです。今回はgot2b ボンディング・カラーマスク グラビティブルーを成分レベルで徹底分解します。「カラーしながらケアもできる」という謳い文句の裏側に何があるのか、データが示す実態を見ていきましょう。
総合スコアは2.62点(平均3.0点比 -0.38)。88製品中ランク圏外という結果は、カラーマスクとしての特性を踏まえても、ヘアケア性能面での物足りなさを正直に反映しています。スコア内訳を見ると、使用感3.6点(平均以上)が最大の強みである一方、スカルプケア力1.0点(要注意)という極端な低値が目を引きます。ただしこれはカラーリングを主目的とした製品である以上、当然の帰結とも読めます。
問題はケアスコアにあります。髪補修力・保湿力・エイジングケア力がいずれも2.2点(やや物足りない)と横並び。配合成分レベルは3.1点と唯一平均をクリアしているものの、安全性スコアは2.3点止まり。この落差の主因となっているのが、後述する複数の感作性物質です。
平均値(3.0)を基準に各指標を可視化
アフリカ南部に自生する「神の木」マルーラの種子から抽出される植物性オイル。オレイン酸約70%・リノール酸約10%という脂肪酸プロファイルが、毛髪表面の脂質層と近い組成を持ち、細胞膜への親和性が高い点が特徴です(EWGスコア3、EU規制なし)。生分解性は0.90と高く、環境負荷も低水準。南アフリカのPretoría大学をはじめとした研究では、フィトステロール・ビタミンEによる抗酸化作用とバリア機能強化が確認されています。ただし、本処方では高濃度の界面活性剤と共存するため、オイルの機能が部分的に競合を受けるリスク(成分間注意情報より)には留意が必要です。
EWGスコア1、JP医薬部外品承認成分という最高クラスの安全性を持つビタミン系保湿剤。毛髪内部に浸透後、体内酵素によってパントテン酸(B5)へ変換され、NMF(天然保湿因子)生成促進とバリア機能修復に作用します。推奨配合量は1〜5%。本処方では同じく配合されている加水分解ケラチン(羊毛)との組み合わせが注目点で、東海大学医学部の研究グループによると、ケラチンペプチドとパンテノールの併用はそれぞれ単独使用時より毛髪の水分保持率を高める傾向が示唆されています。経皮吸収リスクは0.60と比較的高めで、有効成分としての浸透力の高さが期待できます。
毛髪のケラチンにカチオン吸着して赤系色を発現する合成染料。分子量が比較的小さく毛髪への浸透性を持ちますが、EWGスコア7・GHS感作性1B分類・CIR評価「Safe with Qualifications(条件付き安全)」と、データ上で最も慎重に扱うべき成分です。セミパーマネント程度の色持ちを提供しますが、強酸化剤・アルカリ剤との接触で変色リスクがある点も確認されています。
1924年来の歴史ある防腐剤で、両成分を組み合わせることで少量配合でも相乗的な防腐効果を発揮する設計です。しかし両成分ともにGHS感作性1B分類、かつ内分泌かく乱性(EDC)疑い成分として環境・安全性指標で検出されています。プロピルパラベンはEWGスコア6・JP旧指定成分収載。メチルパラベンはEWGスコア4で、経皮吸収リスクは両成分とも0.80と高め。防腐剤の安全性に関してアレルギー反応の可能性が欧州皮膚科学会誌にも指摘されており、本処方の安全性スコア2.3点の主因となっています。
通常の加水分解ケラチンとカチオン化ケラチンのダブルケラチン処方が本製品の配合上の特徴。カチオン化タイプ(ココジモニウム〜)はダメージ部位への選択的吸着性が高く、通常のケラチンが内部補修を担う役割分担が読み取れます。ただし、推奨配合量(通常品1〜5%、カチオン品0.5〜2%)に対して成分表上の順位は中位以降であり、濃度については限定的な可能性があります。
処方設計の注意点:エタノールアミン(アルカリ剤)とケラチン系補修成分が同居していますが、アルカリ性環境はタンパク質変性リスクを伴うとの成分間注意情報があります。ケア効果を最大化したい場合、使用後のクエン酸含有製品による弱酸性化(pH調整)が理にかなっています。
「発色はクリア、ケアは期待しすぎずに」が正直な評価です。ビビッドなブルー系カラーを手軽にセルフで楽しむことに特化した製品であり、高いヘアケア性能を求める用途には向いていません。マルーラオイル・ダブルケラチン・パンテノールという補修成分の顔ぶれは悪くないものの、感作性物質4種・EDC疑い成分2種という安全性データが総合評価を押し下げています。
余談ですが、Journal of Cosmetic Scienceによると、HC染料(塩基性染料)はアルカリpH環境でケラチンへの吸着効率が上がる一方、同じアルカリ環境はタンパク質の変性リスクも持ち合わせています。本処方でエタノールアミンが担うpH調整の役割は、まさにこのトレードオフの上に成り立っています。
使用シーン別推奨度:
口コミは1件のみ(5点満点)で発色への満足度がうかがえますが、データ数が少なく一般化は難しい状態です。使用感の高さは成分構成のジメチコン+マルーラオイルの組み合わせから合理的に説明でき、この点は口コミと一致していると言えます。
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