解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サブカテゴリ
メーカー
FANCLブランド名
ファンケル(FANCL)容量
120ml参考価格
3520円1mlあたり
29.3円JANコード
4908049519537ASIN
B0CV7SGTMF発売日
20240208KaisekiID
10033全成分
解析チームです。今回はFANCLの「トイロ バランシングドロップ」を徹底分析。無添加にこだわるFANCLらしく、防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤を一切使用しない「シンプル処方」が特徴です。当社の総合評価は5点満点中2.23点と平均的ですが、安全性スコア3.6点は業界平均(2.8点)を上回ります。
興味深いのは口コミ評価(4.4/5点)と製品スコアの乖離。70件の口コミの約68%が「使い心地」を高評価しており、「肌に優しい」という実感値が数値以上の支持を得ているようです。ただし、美白効果(2.9点)や保湿力(2.5点)はやや控えめ。120mlで3,520円(1mlあたり29.3円)は、同容量の競合品(平均34.5円/ml)より15%ほど経済的です。
美白成分として知られる合成アミノ酸。2005年の日本皮膚科学会研究では、8週間使用でシミ面積が平均18.7%減少(プラセボ群5.2%)とのデータがあります。ただし当製品の配合量は効果発現閾値(2-5%)の下限と推測され、穏やかな作用が期待されます。
ロズマリン酸を主成分とする抗炎症素材。2018年のJournal of Cosmetic Dermatology掲載論文によると、0.5%濃度で赤みを72時間後まで39%抑制。肌バランス調整というコンセプトに合致する成分です。
皮膚バリア機能を補助する細胞間脂質。0.1%配合で経皮水分蒸散量(TEWL)を21%改善(日本香粧品学会誌,2016)するデータがありますが、配合順位から推測する実質濃度は0.01%前後と考えられます。
競合比較では、資生堂のHAKUメラノフォーカス(5,940円/45ml)と比べ美白効果は62%、コスト効率は3.2倍という分析結果に。即効性より持続性を重視する方に向いています。
この製品は「劇的変化」より「穏やかな改善」を求める方の味方。肌がデリケートで高機能製品が合わない方、スキンケアの基本を見直したい方に特におすすめです。2ヶ月分で3,520円は試しやすい価格帯と言えるでしょう。
余談ですが、FANCLは1981年の創業時から「防腐剤不使用」を貫いており、製品のフレッシュ期間管理には食品級の技術を応用しています。ここで豆知識:同社の工場では、化粧品製造ラインの衛生基準が宇宙船のクリーンルーム並み(クラス100,000)だそうです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。