解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバブランド名
ダヴ容量
480ml参考価格
609円1mlあたり
1.3円JANコード
4902111740850ASIN
B00E3KOA8Q発売日
20130722KaisekiID
8027全成分
今日は、ダヴ ボディウォッシュ リッチケア ココナッツミルク&ジャスミンについての解析結果をお伝えします。このボディソープ、一見するとココナッツミルクやジャスミンの香りに誘われて手に取りたくなりますよね。でも、果たして本当に良い商品なのでしょうか?早速、詳しく見ていきましょう。
ダヴと言えば、世界的に有名なボディケアブランドです。創業は1957年とかなりの歴史を持ち、現在は世界80カ国以上で愛用されているそうです。そんな有名ブランドのボディソープに期待が高まりますね。
解析結果によると、このボディソープの総合順位は351個中356位と、かなり下位に位置しています。総合点は5点満点中わずか0.8点。素材のレベルに至ってはマイナス1.3点と散々な評価です。一方で、コスパは2.2点と比較的高めの評価を得ています。安さ重視の商品である点が窺えます。
ラウレス硫酸Naは泡立ちは最高級ですが、必要以上に脱脂してしまうため肌や髪の乾燥を招きやすい成分。ココイルグリシンKはアミノ酸型の洗浄剤の中でもトップレベルの脱脂力と刺激性を持ちます。ヤシ脂肪酸Kは泡立ちは良いものの、アルカリ性でバリアを溶解しやすく敏感肌に向きません。ピロクトンオラミンは高い殺菌効果がある一方、必要以上に常在菌まで滅してしまう可能性も。
メリットは価格の安さくらいでしょうか。609円と500mlを切る容量としては破格の安さです。
一方、デメリットはたくさんあります。まず、成分の質の低さが目立ちます。さらに、必要以上の脱脂・洗浄によって肌バリアを崩してしまう危険性が高い処方。素材レベルがマイナス評価なのも納得です。
余談ですが、ボディソープの泡立ちの良さと洗浄力の強さは必ずしも美肌への近道ではありません。むしろ穏やかに洗うことが大切なのです。例えば、こんな研究結果があります。
「健常人ボランティアを対象に、硫酸系洗浄剤により濃度を変えて洗浄した際の角層剥離量を比較したところ、濃度が高いほど角層剥離量も増加した。」(芋川玄爾ら., 日本香粧品学会誌, 1999, vol.23, no.1, p.52-59)
つまり、洗浄力が強ければ強いほど、必要以上に角層まで剥がれ落ちてしまうということ。ダヴのこの製品も濃度は不明ですが、洗い過ぎには十分注意が必要そうです。
いかがでしたでしょうか。ダヴ ボディウォッシュ リッチケア ココナッツミルク&ジャスミンは、値段の安さが最大の魅力ではあるものの、成分の質や処方バランスの点では残念ながらおすすめできません。「安かろう悪かろう」の典型例と言ったところでしょうか。
僕としては、ボディソープ選びで一番大事なのは「洗浄力」ではなく「素材の質」だと考えています。肌バリアを守りながら必要な汚れだけを落とす、それが理想のボディソープ。ダヴのこの製品は、まさにその逆をいっているような気がしてなりません。
以上、ダヴ ボディウォッシュ リッチケア ココナッツミルク&ジャスミンの解析レポートでした。このレポートのポイントをまとめると、
というところです。
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