解析結果

CLESCARE クレスケア【メンズ シャンプー】

カテゴリ:シャンプー

販売開始から 2年11ヵ月21日(1086日)
CLESCARE クレスケア【メンズ シャンプー】
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総合ランク

2173個中 1897

総合点

2.37
2.37

1mlあたり

2970
コスパ
1.9

カテゴリ内順位

87%以内
1,887位 / 2,173製品中
上位
CLESCARE クレスケア【メンズ シャンプー】解析チャート

DATA口コミ・販売データ

Amazon 18638 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

⚠️

一部の成分に注意が必要です

EU規制の成分が検出されました(1件)

個人差要因皮膚感作性5件・アレルゲン2件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収27件

リスクスコア 7/100 | ! フラグ成分 1 | EWG 18件評価済み
EU規制 安息香酸Na
EWG 3+ EDTA-2Na(6)、PEG-40水添ヒマシ油(3)、PPG-30ステアレス-4(4)、コカミドMEA(4)、コカミドメチルMEA(4)、プロピルパラベン(6)、ポリクオタニウム-7(3)、メチルパラベン(4)、ラウレス硫酸Na(6)、レモン果実エキス(4)、安息香酸Na(3)
リスクスコア
7 / 100
解析安全性値
2.2 / 5
EWG スコア
平均 3.2 最高 6
フラグ成分の詳細(1件)
EU規制 EU化粧品規制 Annex II禁止/Annex III制限
安息香酸Na
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B 5件
コカミドMEA・フェノキシエタノール他
アレルゲン香料
2件検出
レモン果実エキス・ローズマリー葉エキス
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
2件検出
プロピルパラベン・メチルパラベン
生分解性
72%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
36%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 27
植物エキス 7
コスパ
1.9
安全性
3.0
素材の品質
2.1
洗浄剤の品質
2.3
洗浄力
4.0
髪補修力
1.7
育毛力
1.6
使用感の良さ
2.6
エイジングケア
2.2
ホワイトニング
2.8
保湿効果
2.1
スキンケア力
1.7
環境配慮
1.5
浸透力
2.3
即効性
4.1
持続性
2.4
ツヤ感
2.5
サラサラ感
2.9
優れた素材 0
注意素材 1
香り ✅【毎日のバスタイムを心地よく】爽やかなオレンジブロッサムの香り
サイズ (cm)
長: 75 幅: 75 高: 195
サブカテゴリ 総合
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商品説明

✅【大人気のオールインワン スカルプシャンプー】ニオイ・皮脂・べたつきなど、男性特有の頭皮の悩みを、1本で悩みをサポート ✅【濃密泡でスッキリ洗浄】きめ細やかな濃密泡が頭皮や髪に付着した汚れを包み込み、すっきり清潔に洗い流します。泡立ちが良…
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ANALYZEDCLESCARE クレスケア【メンズ シャンプー】の解説

シャンプーを選ぶときに何を重視するか、という問題。

CLESCARE メンズシャンプー:話題の「ヒト幹細胞」配合なのに、なぜ専門家は首をかしげるのか?成分のウラガワを徹底解剖

解析チームです。最近のメンズシャンプー市場、なんだかすごいことになっていませんか?まるで高級美容液かと見紛うような成分が次々と投入され、「髪を洗う」という行為そのものが、一種のスキンケア、いや「スカルプケア投資」へと変貌を遂げているようです。そんな中、ひときわ異彩を放つのが、今回取り上げるCLESCAREのメンズシャンプー。再生医療分野で注目を集める「ヒトサイタイ血由来成分」という、まさにトレンドのど真ん中を行く成分を引っ提げて登場しました。しかし、その華やかなアピールポイントの裏側で、私たちは成分表のある一点に釘付けになりました。それは、洗浄成分の構成です。果たして、最先端の美容成分と、ある意味で"クラシック"とも言える強力な洗浄成分の組み合わせは、本当に私たちの頭皮のためになっているのでしょうか?今回はその実態を、成分表の裏の裏まで、徹底的に深掘りしていきたいと思います。

概要:このシャンプー、一体何者?

さて、まずはこのシャンプーが一体どのような評価を受けているのか、客観的なデータから見ていきましょう。私たちが運営する「解析ドットコム」に登録されている3036製品の中で、このCLESCAREメンズシャンプーの総合ランクは1816位。総合評価は5点満点中2.32点という結果です。これは、率直に言って、市場の平均をやや下回るポジションと言わざるを得ません。

しかし、単に点数が低いと切り捨てるのは早計です。重要なのは、その「点数の内訳」です。下のグラフを見てください。このシャンプーの個性が一目でわかるはずです。

このレーダーチャートが示すのは、このシャンプーの極端なアンバランスさです。特に注目すべきは、「配合成分のレベル」が1.7点、「保湿力」が1.6点と、5点満点中2点を大きく割り込む厳しい評価であるのに対し、「洗浄力」は3.2点と突出して高い数値を示している点です。髪の補修力(1.8点)やスカルプケア性能(1.9点)も低迷しており、この数値の歪なバランスこそが、このシャンプーの性格を如実に物語っています。

要するに、このシャンプーは「頭皮や髪を健やかに育む」というよりも、「とにかく、力ずくで汚れを洗い落とす」という一点に特化しすぎている可能性が高いのです。メーカーは「エクソソーム」や「ヒト幹細胞」といった最先端の美容成分を大々的にアピールしていますが、成分評価や保湿力の低さは、それらの高価な成分が持つポテンシャルを十分に発揮できる処方設計になっていないことを示唆しています。これはまるで、「最高級のA5ランク和牛を、強火で焦げるまでウェルダンに焼き上げてしまう」ようなもの。素材の良さを、調理法が台無しにしてしまっている、そんなもどかしさを感じさせる構成なのです。

概要のキーポイント

  • 総合評価は平均以下だが、重要なのはその内訳。
  • 「洗浄力」だけが突出して高く、他の「保湿力」や「成分レベル」が極端に低いというアンバランスな性能。
  • アピールされている高級美容成分の効果が、処方全体で十分に活かされていない可能性が高い。

注目の成分:天国と地獄の同居

このシャンプーの処方箋は、まるで光と影、天使と悪魔が同居しているかのような、非常に興味深い(そして悩ましい)構成になっています。マーケティングの主役を張る華やかなスター成分と、その効果を根底から揺るがしかねないベース成分。この両者を詳しく見ていくことで、製品の真の姿が浮かび上がってきます。

最重要警戒成分:ラウレス硫酸Na

ラウレス硫酸Naの化学構造式。強力な洗浄力の源泉です。

まず、このシャンプーの「骨格」であり、洗浄力の根幹をなす主成分、ラウレス硫酸Na(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩)です。全成分表示の2番目に記載されていることからも、水に次いで最も多く配合されていることがわかります。この成分の特徴は、なんといっても「安価」で「非常に優れた泡立ち」と「強力な洗浄力」を持つこと。ワックスや皮脂をガッツリ落としたい、というニーズにはこれ以上なく応えてくれます。

しかし、その力強さには大きな代償が伴います。その洗浄力は、時として必要以上に皮脂を奪い去り、頭皮のバリア機能を低下させる原因となりうるのです。健康な頭皮には、外部の刺激から肌を守り、水分を保持するための適度な皮脂が必要です。ラウレス硫酸Naは、この「必要な潤い」まで根こそぎ洗い流してしまうリスクを抱えています。結果として、頭皮は乾燥し、それを補おうと逆に皮脂が過剰に分泌されたり、フケやかゆみを引き起こしたりする悪循環に陥る可能性があります。

簡単にいうと、毎日、食器用洗剤で頭を洗っているようなもの、と考えてみてください。お皿の油汚れはスッキリ落ちますが、毎日それで手を洗っていたら、手はガサガサになりますよね。それと同じことが、頭皮で起こりうるのです。

余談ですが、ラウレス硫酸Naは、一世代前の「ラウリル硫酸Na」の刺激性を少しでも緩和するために改良された成分です。分子が大きくなったことで皮膚への浸透性が若干低減されましたが、洗浄力の強さやタンパク質変性作用(髪の主成分であるケラチンを傷つける可能性)といった根本的な性質は、依然として強力なままです。美容や頭皮の健康を第一に考えるなら、毎日の使用は慎重に検討すべき成分と言えるでしょう。

期待のスター成分:ヒトサイタイ血由来幹細胞エクソソーム

細胞間で情報を伝達する小胞「エクソソーム」。再生医療分野で注目されています。

次に、メーカーが最もアピールしたいであろう「スター選手」、ヒトサイタイ血由来幹細胞エクソソームヒトサイタイ血幹細胞順化培養液です。これらは、近年の再生医療や美容皮膚科の分野で最もホットな成分の一つ。特に「エクソソーム」は、細胞から分泌される非常に小さなカプセルのようなもので、内部に様々な情報(マイクロRNAなど)を含んでいます。これが他の細胞に届くことで、細胞間のコミュニケーションを促し、組織の修復や活性化をサポートする働きが期待されています。

頭皮においては、毛母細胞やその周辺の細胞に働きかけることで、ヘアサイクルを整え、健やかな髪が育つための土壌をサポートするポテンシャルを秘めていると考えられています。まさに、エイジングケアの切り札とも言える存在です。

しかし、ここで冷静に考えなければならないのが、「これは洗い流すシャンプーである」という大前提です。これらの高価で繊細な成分が頭皮に浸透し、細胞レベルで作用するためには、ある程度の接触時間と、浸透を助ける処方技術が不可欠です。数十秒から長くても数分で泡とともに洗い流されてしまうシャンプーにおいて、その効果が一体どれほど発揮されるのか。正直なところ、その費用対効果には大きな疑問符が付きます。

例えば、2021年に『Journal of Dermatological Science』で発表された研究では、幹細胞培養上清液が毛乳頭細胞の増殖を促進することが示されていますが、これはあくまで実験室レベルで、一定時間作用させた結果です。(参照: Journal of Dermatological Science)。シャンプーという剤型は、これらの成分のポテンシャルを最大限に引き出すには、あまりにも不向きと言わざるを得ません。配合されていること自体は事実であり、マーケティング的な魅力は絶大ですが、その効果を過度に期待するのは現実的ではないかもしれません。

名脇役:ココアンホ酢酸Na

最後に、このシャンプーの処方における「良心」とも言える成分、ココアンホ酢酸Naに触れておきましょう。これは両性界面活性剤と呼ばれるグループに属し、非常にマイルドで皮膚への刺激が少ない洗浄成分です。ベビーシャンプーの主成分としても使われるほど、その安全性には定評があります。

この成分が配合されていることから、開発者側も主剤であるラウレス硫酸Naの刺激性を十分に認識しており、その「毒性」を少しでも中和しようという意図が透けて見えます。これは評価できる点です。ココアンホ酢酸Naは、ラウレス硫酸Naが作り出す泡をよりクリーミーにし、洗い上がりのきしみを多少緩和する役割も担っていると考えられます。

しかし、残念ながら、その役割はあくまで「補助」に過ぎません。全成分表示の順番を見ても、配合量はラウレス硫酸Naよりもかなり少ないことが推測されます。主成分であるラウレス硫酸Naの強力なインパクトを、補助剤だけで完全に打ち消すことは困難です。これは、燃え盛る焚き火に、コップ一杯の水をかけるようなもの。多少の鎮火効果はあっても、火の勢いを根本から止めるまでには至らないのです。

メリットとデメリット:光と影の徹底分析

さて、主要な成分の役割を理解したところで、このシャンプーがもたらす「光」と「影」、つまりメリットとデメリットを総合的に分析していきましょう。どんな製品にも長所と短所はありますが、このシャンプーほどそのコントラストが激しいものも珍しいかもしれません。

メリット:このシャンプーが輝く瞬間

  1. 圧倒的な洗浄力と爽快な泡立ち
    まず最大のメリットは、その疑いようのない洗浄力です。普段からハードワックスやジェル、スプレーといったスタイリング剤を多用する方にとって、一度のシャンプーでスッキリと洗い流せる感覚は、何物にも代えがたい魅力でしょう。ラウレス硫酸Naが生み出す豊かでキメの細かい泡は、あっという間に頭全体を包み込み、摩擦を軽減しながら洗うことを可能にします。特に、皮脂分泌が非常に活発な10代~20代の若者や、汗を大量にかくスポーツ後など、「とにかく、今すぐこのベタつきをリセットしたい!」というシーンでは、この爽快感が非常に心地よく感じられるはずです。
  2. 話題性のある先進成分による満足感
    「ヒト幹細胞」や「エクソソーム」といった、美容業界の最先端を行く成分が配合されている点は、大きな心理的メリットをもたらします。「自分は先進的なヘアケアに取り組んでいる」という満足感や高揚感は、日々のケアを楽しくする上で重要な要素です。友人との会話で「今使ってるシャンプー、エクソソーム入りなんだ」と話せば、ちょっとした優越感に浸れるかもしれません。効果の実感はさておき、トレンドをいち早く取り入れているという事実は、製品を選ぶ上での強力な動機になり得ます。
  3. 特殊成分配合品としては比較的手頃な価格設定
    500mlという大容量で2,650円という価格は、ヒトサイタイ血由来成分のような高価な原料を配合している製品としては、かなり安価に設定されています。通常、こうした特殊成分を配合したシャンプーは5,000円以上することも珍しくありません。この価格を実現できている背景には、間違いなくベース洗浄剤として安価なラウレス硫酸Naを採用しているというコスト構造があります。高価な美容成分を少量配合しつつ、ベースコストを抑えることで、「高機能」と「手頃さ」を両立させようという、メーカーの巧みな戦略が見て取れます。

デメリット:長期的な視点で見た深刻な懸念

  1. 成分のミスマッチによる「効果の相殺」という根本的欠陥
    これが、この製品が抱える最大の問題点であり、私たちが最も警鐘を鳴らしたい部分です。高価な「ヒトサイタイ血由来成分」で頭皮環境を健やかに整えようとアプローチしている一方で、強力な洗浄剤「ラウレス硫酸Na」が頭皮の防御壁であるバリア機能を破壊しかねない。これは、例えるならアクセルとブレーキを同時に全力で踏み込んでいるような状態です。片方で栄養を与えようとしても、もう片方で土壌そのものを荒らしてしまっては、元も子もありません。この処方設計は、それぞれの成分が持つポテンシャルを互いに打ち消し合ってしまう、非常にもったいない構造と言えます。
  2. 過剰な脱脂による乾燥・トラブルリスク
    調査によると、健康な頭皮を維持するためには、皮脂膜と呼ばれる天然の保湿クリームが不可欠です。この皮脂膜は、水分の蒸発を防ぎ、外部からの細菌やアレルゲンの侵入をブロックする重要な役割を担っています。ラウレス硫酸Naは、この大切な皮脂膜を必要以上に除去してしまうリスクが非常に高い成分です。その結果、頭皮は無防備な乾燥状態に陥り、カサつきや、それを補うための皮脂の過剰分泌(インナードライ)、さらにはバリア機能の低下によるフケやかゆみを引き起こす可能性があります。特に、もともと乾燥肌や敏感肌の人が毎日使用した場合、頭皮環境が悪化するスパイラルに陥る危険性は否定できません。
  3. 長期的なスカルプケア・エイジングケアへの懸念
    シャンプーは、ほぼ毎日使用するものです。日々の積み重ねが、5年後、10年後の頭皮と髪の状態を大きく左右します。強力な脱脂を毎日繰り返すことは、長期的に見て、健康な髪が育つための土壌(頭皮)を痩せさせてしまう恐れがあります。植物を育てる際に、毎日強力な除草剤を撒きながら栄養剤を与えるようなものです。これでは、豊かな作物は育ちません。特に、髪のハリやコシ、ボリュームの低下が気になり始める30代以降の男性にとって、このようなアプローチはエイジングケアの観点から見ると逆効果になりかねません。一般的に、長期的なスカルプケアを考えるのであれば、ラウレス硫酸Naのような強力な洗浄剤ではなく、アミノ酸系(例:ココイルグルタミン酸Na)やベタイン系(例:コカミドプロピルベタイン)といった、よりマイルドな洗浄成分を主剤としたシャンプーを選ぶことが推奨されます。

メリットとデメリットの要点

メリットは、強力な洗浄力による一時的な爽快感と、トレンド成分配合による心理的満足感、そして価格の手頃さに集約されます。これらは短期的、あるいは特定のシーンにおいては魅力的に映るかもしれません。

一方でデメリットは、成分間の効果の相殺、過剰な脱脂による乾燥リスク、そして長期的な頭皮環境への悪影響という、より本質的で深刻な問題をはらんでいます。目先のサッパリ感と引き換えに、将来の頭皮の健康を損なう可能性を考慮する必要があるでしょう。

まとめ:このシャンプー、買うべきか?

さて、長々と分析してきましたが、結論としてこのシャンプーをどう評価すべきか。最後に、私たちの率直な見解をまとめたいと思います。

このCLESCARE メンズシャンプーを、身近なもので一言で表現するならば、それは「高級ブランドのスーツを無理やり着せられた、筋肉隆々のボディビルダー」です。見た目(配合成分)は「エクソソーム」という最先端の生地で仕立てられ、非常に華やかで知的です。しかし、そのスーツの下にある本体(洗浄ベース)は、力任せでパワフル、繊細さや柔軟性には欠けています。結果として、スーツはパツパツで動きにくく、本来の優雅さや機能性を全く発揮できていない。そんなチグハグな印象を受ける製品です。

率直な評価

話題の成分をいち早く試してみたい、という知的好奇心を満たす上では、面白い製品かもしれません。しかし、髪と頭皮の健康を長期的な視点で真剣に考えるのであれば、残念ながら、もっと他に優れた選択肢が無数にあります。

特に、解析スコアにおける「配合成分のレベル:1.7点」という数値は、この製品の処方的なアンバランスさを何よりも雄弁に物語っています。シャンプーにおいて、洗浄剤は「骨格」です。この骨格がぐらついていては、どんなに素晴らしい美容成分(筋肉や装飾)を後から付け加えても、本質的な意味での健康的な身体(頭皮環境)を構築することは期待しにくいのです。マーケティングの華やかさに目を奪われがちですが、製品の根幹を見極めることが重要です。このシャンプーは、その典型的な事例と言えるでしょう。

こんな人にはオススメできません

  • 頭皮が乾燥しがちな人、または敏感肌の人
  • 現在、フケやかゆみに悩んでいる人
  • 5年後、10年後を見据えた長期的なスカルプケアをしたい人
  • 髪のハリ・コシ低下など、エイジングサインが気になり始めた人

使用シーン別推奨度

では、全く使い道がないのかというと、そうとも言い切れません。使い方を限定すれば、その特徴が活きる場面もあります。

  1. 普段使い(毎日)としての使用:△
    毎日使うには、やはり乾燥リスクが懸念されます。特に推奨はしません。
  2. 超脂性肌で、とにかくスッキリしたい日の使用:◎
    週に1〜2回、頭皮のベタつきが最高潮に達した日の「リセット洗浄」として使うなら、その爽快感は大きなメリットになるでしょう。
  3. スタイリング剤をガッツリ使った日のスペシャル洗浄:○
    ハードワックスやスプレーを多用した日限定で、それらをしっかり落とす目的で使うのは有効です。
  4. 頭皮と髪を優しく労わりたい日の使用:×
    目的が完全に真逆です。別のマイルドなシャンプーを選んでください。

最後のメッセージ

シャンプー選びは、つい「〇〇エキス配合!」や「最新の〇〇成分!」といった流行りのキーワードに飛びついてしまいがちです。しかし、本当に重要なのは、あなたの頭皮タイプと、シャンプーの「骨格」である洗浄成分との相性を見極めることです。もしあなたがこのシャンプーが気になっているのであれば、その華やかなアピールポイントだけでなく、今回解説した「ラウレス硫酸Na」という洗浄成分が、本当に自分の頭皮にとって必要なのか、一度立ち止まって考えてみることを強くお勧めします。あなたの5年後の髪は、今日のシャンプー選びにかかっているのですから。