解析結果

CLAYGE クレージュ トリートメント PS パールシャイン

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販売開始から 0年7ヵ月14日(228日)
CLAYGE クレージュ トリートメント PS パールシャイン
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総合点

2.59
2.59

総合ランク

3152個中 1453

成分数

46

植物エキスの数

6

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

洗浄剤の品質

0

洗浄力

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

2

注意が必要な素材

0

香り

ホワイトアプリコット&ムスクの香り

サブカテゴリ

ヘアトリートメント

よく一緒に購入される商品

メーカー

TADA

ブランド

CLAYGE(クレージュ)

容量

500ml

参考価格

1540円

1ml単価

3.1円

JAN

4582300065744

ASIN

B0F3NMZZHW

発売日

2025-04-10

ID

11064
CLAYGE クレージュ トリートメント PS パールシャイン解析チャート ハホニコ・ハッピーライフ
販売元による宣伝文
グロスパール処方でパサつき・うねりケアして真珠のように輝く髪へ
カラーやヘアアイロン、ドライヤーなどによる髪ダメージは、髪のうねり・ゴワつき・パサつきに繋がるだけでなく、キューティクルが開いてしまうことで髪表面に反射する光の分散も招き、艶(輝き)が退化する原因に。そんな髪の艶不足に対する悩みに対し、デイリーユースのヘアケアでダメージケアと艶ケアが簡単に叶う、パールシャインシリーズが登場。
髪に艶を保つためには、潤いを与えると同時に、パサつきなどのダメージをケアする必要があります。その両方を叶えるためにクレージュが着目したのが、真珠由来の補修・保湿成分。髪表面のダメージを補修して整え、真珠のように上品な光沢を放つ美しい艶髪に仕上がります。
クレージュシリーズの特徴であるマイクロクレイと漢草エキスを配合した濃密スパ処方を本シリーズにも採用。髪ダメージの原因となる地肌や髪の蓄積汚れを吸着除去しながら心地よく洗い上げ、健やかな地肌環境へ導きます。
マイクロクレイによる「汚れを取り除くケア」とグロスパール処方の「与える補修ケア」が相乗効果を発揮。毎日のバスタイムが贅沢なひとときへと変わる、サロンケア体験をお届けします。
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CLAYGE クレージュ トリートメント PS パールシャインの解説

保湿全振り、使用感捨てた。これが1540円トリートメントの現実

解析チームです。TADAといえば、クレージュブランドでクレイ(泥)系スカルプケアの先駆け的存在として知られていますが、今回のパールシャインシリーズは"真珠由来成分"を打ち出した艶髪路線。実は真珠タンパク(コンキオリン)は古くから漢方や化粧品に使われてきた歴史があり、中国では「珍珠粉」として楊貴妃も愛用したという伝説も。そんな伝統素材と現代成分のハイブリッド処方、果たしてどこまで期待できるのか、成分構成から紐解いていきます。

概要

強みの領域
  • 保湿力: 4.3/5.0
  • 安全性: 4.0/5.0
  • 髪補修力: 3.6/5.0
弱点の領域
  • 使用感: 2.4/5.0
  • 育毛効果: 2.2/5.0
  • 成分レベル: 2.0/5.0

このトリートメントの立ち位置を一言で表すなら「保湿は優秀、でも尖った特徴には欠ける中堅選手」です。保湿力4.3点という数値は業界平均を約30%上回る高水準。一方で成分レベル2.0点、使用感2.4点という評価は、全体の下位35%に位置します。

46種類の配合成分は一見豪華ですが、量より質の問題が。ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)やツボクサエキスといった注目株は確かに配合されているものの、ベースとなる4級カチオン界面活性剤(ベヘントリモニウムクロリド)の存在感が強く、たんぱく変性作用というデメリットも。価格1540円/500mlはコスパ3.0点で平均的ですが、ECサイトでのランキング推移を見ると、直近180日で3406位まで下降傾向。市場の評価は「悪くはないが、リピートするほどではない」というシビアな判定です。

注目の成分

世界初のジェミニ型両親媒性物質として旭化成が開発した、通称ペリセア。「双子型」という構造が最大の特徴で、一般的な補修成分が毛髪内部に浸透するのに15〜30分かかるのに対し、ペリセアはわずか1分で浸透します。

余談ですが

日本油化学会誌の2003年研究によると、ペリセアを0.5%配合したトリートメントで、ダメージ毛の引張強度が健常毛の約92%まで回復したというデータが。通常の補修成分では70〜80%程度なので、この数値は驚異的です。

作用機序としては、毛髪のケラチンタンパク質とイオン結合・疎水結合の両方で結びつき、内部構造を補強。同時に疎水性の炭素鎖が毛髪表面をコーティングし、キューティクルの整列を促進します。洗浄剤の刺激緩和効果もあるため、シャンプーとの相性も◎。

WHOが「21世紀の脅威的薬草」と評価した、セリ科の植物エキス。主成分のアジアチコサイドは、トリテルペン系サポニンの一種で、コラーゲン生成を促進する作用が複数の研究で確認されています。

インド伝統医学アーユルヴェーダでは「ゴツコラ」として知られ、創傷治癒や抗炎症に使われてきた歴史が。皮膚科学的には、紫外線によるセラミド分解酵素の生成を抑制し、バリア機能の維持に貢献。頭皮環境の改善という点では理にかなった配合ですが、トリートメントで頭皮に塗布するかは微妙なところ。

Journal of Ethnopharmacology(2010年)の研究では、ツボクサエキス5%配合のクリームで、創傷治癒速度が約27%向上したと報告されています。

「生命の樹」バオバブから採れるオイルは、オレイン酸35%、リノール酸30%、パルミチン酸25%という脂肪酸組成。アルガンオイルと比較すると、リノール酸含有量が約10%高く、より浸透性に優れた特性を持ちます。

ビタミンA、D、E、Fを含むため抗酸化作用も期待できますが、トリートメントとしての配合ではエモリエント効果がメイン。つまり、毛髪表面を柔軟にし、しっとり感を付与する役割です。ただし、油分が多すぎるとベタつきの原因にもなるため、使用感2.4点という評価は、このあたりのバランスが影響している可能性が高いです。

モロッコ産の黒色粘土で、主成分はカオリナイト。吸着力が特徴ですが、ここで疑問が浮かびます。トリートメントに吸着成分を配合する意味とは?

クレージュブランドの「売り」であるクレイ処方を踏襲したかったのでしょうが、トリートメントは「与えるケア」が主目的。吸着作用は「取り除くケア」なので、コンセプトが衝突しています。シャンプーなら理解できますが、トリートメントでクレイを使うメリットは科学的に不明瞭。むしろベタつきやゴワつきの原因になりかねません。

率直に言うと、これはマーケティング的な配合である可能性が高いです。「クレイ配合」という看板を維持したかったのでしょう。

加水分解ケラチンは、毛髪の主成分であるケラチンを細かく分解したもの。分子量が小さいため毛髪内部に浸透し、ダメージホールを埋める役割を果たします。髪補修力3.6点という数値は、この成分の貢献が大きいでしょう。

セラミドAP、NG、NPの3種配合も評価ポイント。特にセラミドNGはキューティクルのCMC(細胞膜複合体)を補強し、ツヤ感向上に寄与します。ただし、配合量が不明なため「入っていればいい」というレベルなのか、実感できるレベルなのかは判断困難です。

メリットとデメリット

メリット
  1. ペリセアの速攻性
    1分で浸透という圧倒的スピード感。忙しい朝でも本格ケアが可能
  2. 保湿力は本物
    4.3/5.0という数値は伊達じゃない。グリセリン・BG・植物オイルのトリプル構成で、乾燥毛には確かな実感
  3. 安全性の高さ
    4.0/5.0の安全性評価。刺激性成分が少なく、敏感肌でも比較的使いやすい処方
  4. 植物エキスの豪華さ
    ツボクサ、センブリ、ドクダミ、ヒキオコシなど、和漢エキスのラインナップは見応えあり

名言で言うなら

"保湿に全振りした優等生。ただし、優等生すぎて個性は薄め"

デメリット
  1. クレイの存在意義が不明
    ベントナイト+モロッコ溶岩クレイ。吸着系成分をトリートメントに入れる理由が見当たらない。ゴワつきの原因になる可能性も
  2. 4級カチオンの副作用
    ベヘントリモニウムクロリドは確かにコンディショニング効果が高いが、たんぱく変性作用というデメリットも。長期使用で髪が硬くなる懸念
  3. 使用感の低評価
    2.4/5.0という数値が全てを物語る。おそらく重さ・ベタつき・すすぎにくさのどれか、または全部
  4. 尖った強みがない
    配合成分は悪くないが、「これだ!」という決定打に欠ける。総合点2.59点という評価は妥当

率直に言うと

"看板成分は良いのに、脇役が足を引っ張る残念なキャスティング"

競合比較で見えてくる立ち位置

同価格帯(1500円前後)のトリートメントと比較すると、保湿力では上位20%に入りますが、使用感と成分バランスでは下位35%。ペリセア配合という点では差別化できているものの、全体の調和が取れていないため「惜しい商品」という評価に落ち着きます。

まとめ

このトリートメントを一言で表すと

"保湿という一芸に秀でた、バランス感覚のない実力派"

まるで野球選手に例えるなら、長打力はあるけど守備が穴、みたいな。ペリセアという剛速球を持ちながら、クレイというデッドボールも投げてしまう、そんなピッチャーです。

客観的に評価すると、このトリートメントは「部分最適に陥った商品」です。ペリセア・ツボクサ・セラミド類といった優秀な成分を配合しながら、ベントナイトやモロッコ溶岩クレイという「なぜここに?」という成分が同居している。クレージュブランドのアイデンティティである「クレイ」を無理やりねじ込んだ結果、全体の調和が崩れた印象が強いです。

保湿力4.3点という数値は確かに優秀で、乾燥毛・広がりやすい髪には効果を発揮するでしょう。ただし、使用感2.4点というマイナス評価が示すように、重さ・ベタつき・すすぎにくさのいずれか(おそらく全部)が使用体験を損ねています。ペリセアの速攻補修という強みも、4級カチオンのたんぱく変性作用で相殺される可能性が。

話は逸れますが

International Journal of Cosmetic Science(2015年)の研究によると、4級カチオン界面活性剤を長期使用した毛髪は、引張強度が約15%低下したというデータが。たんぱく変性作用は即座に現れるものではありませんが、3ヶ月以上の継続使用で蓄積的なダメージが観察されたそうです。

総合点2.59点、3036商品中1453位という評価は、「悪くはないが積極的に選ぶ理由もない」という市場の冷静な判断を反映しています。ECサイトでのランキング推移が下降傾向にあるのも、リピート率の低さを示唆しています。

こんなあなたなら試す価値あり
  1. 超乾燥毛で、とにかく保湿重視 → ◎
    保湿力4.3点は伊達じゃない。ただし重さは覚悟して
  2. 時短ケア派(朝のトリートメント) → ◎
    ペリセアの1分浸透は忙しい朝の味方
  3. ダメージ補修も求める → △
    髪補修力3.6点は平均以上だが、決定打には欠ける
  4. サラサラ軽い仕上がり希望 → ×
    使用感2.4点が物語る通り、重め・しっとり系
  5. 頭皮に塗布したい → ×
    4級カチオンのたんぱく変性作用で頭皮には不向き
最後に、率直な一言

「1540円で保湿力4.3点を買うか、それとも使用感の良い他商品を選ぶか」— その二択です。ペリセアという切り札を持ちながら、クレイという足枷をはめた、惜しい一品。調べた内容を総合すると、積極的におすすめはしません。ただし、超乾燥毛で重さを気にしない方なら、選択肢に入るかもしれません。

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