解析結果
総合点
4.02総合ランク
2552個中 13位成分数
29植物エキスの数
1コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
4注意が必要な素材
0メーカー
CeraLaboブランド名
CeraLabo容量
180ml参考価格
3320円1mlあたり
18.4円JANコード
4562457130106ASIN
B0DBL79LM5発売日
20240729KaisekiID
10173全成分
解析チームです。今回は、ヘアケア業界に静かな革命を起こしつつある製品を徹底解剖します。従来の常識を覆し、肌への優しさと髪へのケアの両立を目指した意欲作。その名も...「セララボ セラブライト トリートメント」。果たして、この新発想は成功しているのでしょうか?
トリートメントって髪には良いけど、地肌には有害なんです。普通はね。その原因は4級カチオン界面活性剤で、この成分はヘアケアでは重要な役割を果たす一方、皮膚にはタンパク変性作用が強く、肌荒れや脱毛を引き起こすのに十分な副作用があります。でも、このセララボの新製品は、そんなジレンマに挑戦しています。
解析結果によると、この「セララボ セラブライト トリートメント」の総合順位は、なんと2588個中12位!総合点は5点満点中4.02点という高評価を獲得しています。特筆すべきは、素材のレベルが5点満点中5.8点、安全性に至っては7.9点という驚異的な数字。これは安全性のチャンピオン級と言っても過言ではありませんね。
このトリートメントの最大の特徴は、4級カチオン界面活性剤をベースから排除していること。通常のトリートメントでは、この4級カチオン界面活性剤が髪のケアの要となるのですが、それをバッサリ切り捨てちゃったんです。でも、心配無用!代わりに3級カチオン界面活性剤のステアラミドプロピルジメチルアミンや、ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)といった成分が配合されているので、ヘアケア機能はそれなりに維持されているんです。
さらに、キトサン、γ-ドコサラクトン、PEG-15ココポリアミンなど、髪の内外からじわじわと補修してくれる成分も含まれています。まるで髪のメンテナンス部隊が、ダメージを密かに修復していくような感じです。
このトリートメントのメリットは、何と言っても肌への優しさと髪へのケアの両立です。通常のトリートメントでは難しかったこのバランスを、ある程度実現しています。髪の補修力は5点満点中4.7点、使用感に至っては7.3点という高スコア。これは、「優しさ」と「効果」の共存を示していますね。
一方で、デメリットとしては、スカルプケア力が5点満点中3.7点、エイジングケア力が3.4点とやや物足りない点が挙げられます。また、コスパは3.5点とそこまで高くありません。つまり、「深い」ケアよりも「広く浅く」ケアする製品と言えるでしょう。
ちょっと脱線しますが、このトリートメントに含まれるγ-ドコサラクトンという成分、実は面白いんです。これ、シクロペンタシロキサンやセバシン酸ジエチルと組み合わせると、揮発性のハリ・コシ効果が目に見えてわかるんです。セバシン酸エチルと組み合わせれば浸透性のハリ・コシ効果、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルと組み合わせればうねり・絡まりを持続的に改善してくれる。まるで、髪のコンボ技を繰り出すような成分ですね。
さらに、この製品には加水分解卵殻膜も含まれています。これ、実は鳥類の卵の内側にある薄い膜を加水分解して粉末状にしたものなんです。3型コラーゲンの生成を促進し、18種類ものアミノ酸を含有しているんですよ。髪のための栄養ドリンクとも言えるでしょう。
ただし、注意点もあります。このトリートメントは、従来の製品と比べて「薄く広い」ケアを行う特徴があります。つまり、即効性や劇的な変化を求める方には、物足りなく感じる可能性があるということです。長期的な使用による穏やかな改善を期待する方に適しているでしょう。
セララボ セラブライト トリートメントは、ヘアケア製品の新たな可能性を示す意欲的なアイテムです。肌への優しさと髪へのケアを両立させようとする試みは評価に値します。
使用感の高さと安全性の高さは特筆すべき点です。従来の4級カチオン界面活性剤を排除しながらも、代替成分によってヘアケア機能をある程度維持している点は、製品開発者の努力を感じさせます。
しかし、スカルプケアやエイジングケアに特化した効果を求める方には、やや物足りない面があるかもしれません。また、コスパ面でも改善の余地がありそうです。
それでも、肌トラブルを気にしながらヘアケアを行いたい方、長期的な使用で穏やかな改善を求める方には、検討の価値がある製品と言えるでしょう。特に、敏感肌の方や、従来のトリートメントで刺激を感じていた方には、新たな選択肢として考慮に値します。
髪と肌の健康を同時に考える、そんな新しいヘアケアの方向性を、このセララボ セラブライト トリートメントは示しているのかもしれません。自分の髪質や肌質、求める効果をよく考慮した上で、試してみる価値はあるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。