カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
CMR発がん性・IARC発がん性・EU規制の成分が検出されました(2件)
個人差要因皮膚感作性2件・経皮吸収39件
メーカー
ネイチャーラボブランド
Bosley(ボズレー)容量
400ml参考価格
2090円1ml単価
5.2円JAN
4580632112297ASIN
B0GVH96VC2発売日
2026年4月15日ID
11350シリーズ名
ボリュームアップ&リペア詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。「ボリュームアップ&リペア」を冠するネーミングと、成分表に並ぶ育毛系・補修系の高機能素材。しかし数字を見ると、その実態はやや異なる輪郭を描いています。何が強くて、何が弱いのか——スタッツと成分の両面から読み解きます。
解析ドットコムによる総合点は3.58点(3,227製品中467位)。平均3.0点を+0.58点上回り、全体的には「平均以上・やや良い」の水準です。ただし、内訳には大きな凸凹があります。
突出して高い項目
平均を下回る項目
スタッツ平均は3.0点。バー全体が5.0点満点を表す。
最も際立つのは洗浄剤の品質・使用感・保湿力がそれぞれ4.3点と"高水準"で横並びになっている点。一方、「育毛効果1.9点」「髪補修力2.0点」「スカルプケア力2.2点」という三点セットはいずれも「要注意」レベルで、製品名が示唆する機能訴求と統計的評価の間に約2.3点という大きな乖離が存在します。シャンプーとしての"洗う体験"は本物ですが、それ以上を期待するならトリートメントやスカルプケアとのセット運用が現実的です。
本製品の洗浄ベースはヤシ油由来タウリン系アニオン洗浄剤(ココイルメチルタウリンNa)を軸に、コカミドプロピルベタイン・ラウリルヒドロキシスルタイン・ラウレス-4カルボン酸Naを組み合わせた多成分系処方です。EWG:2のタウリン系は「サルフェートフリー」かつ「アミノ酸系」の両方の特性を満たし、ラウレス硫酸Naと比較して皮膚一次刺激を大幅に低減しながら豊かな泡立ちを維持します。スルホベタイン型両性剤であるラウリルヒドロキシスルタインは医薬部外品承認成分でもあり、硬水耐性・帯電防止・きしみ感の抑制という三機能を一成分で担う点が処方設計上の巧みさです。
余談ですが、2019年のJournal of Surfactants and Detergentsに掲載されたデータによると、タウリン系洗浄剤はラウレス硫酸Na比で角層タンパク変性率が約40〜60%低いとされており、この系統の洗浄剤を主剤に採用するシャンプーが洗浄剤品質評価で高得点を収めるのはデータと整合しています。
旭化成が開発したジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)とともに、この製品が最も「上位成分への希望」を持たせる組み合わせが、アセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ花エキスの併用です。両者はTK社の特許成分「Capixyl(キャピキシル)」を構成し、in vitro試験においてミノキシジル比3倍以上の育毛活性が報告されています。アカツメクサが含むビオカニンAは5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型の双方を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)産生を抑制するメカニズムを持ちます。
ただし、育毛効果スコア1.9点という数字はこの期待値を大きく下回っています。成分表での両成分の配合順序(アセチルテトラペプチド-3は全43成分中12番目、アカツメクサ花エキスは13番目)は推奨配合量(0.1〜1%、1〜5%)の下限付近の可能性が高く、理論的有効性と実際の処方量の間にギャップがあると推察されます。
本製品のデータ上で「相乗効果が確認されている組み合わせ」として明記されているのがグリセリン×BG(1,3-ブチレングリコール)です。グリセリン(EWG:1、コメドジェニック度0)は三価アルコール構造による吸湿・保水を、BGは防腐補助と溶剤機能を担いつつグリセリンの浸透を補助します。さらにヒアルロン酸Na(1gで6Lの水分保持)、発酵由来デキストラン(ペプチド安定化も兼務)、加水分解シルク(グリシン・アラニン・セリン豊富)が重なり、保湿成分の多層構造が実現されています。この重複設計が保湿力4.3点(平均比+1.3点)の根拠です。
炭素60個がサッカーボール状に結合した同素体C60。日本国内では2005年に化粧品原料として実用化され、安全性実績は10年超に及びます。通常の抗酸化剤が活性酸素と一対一で反応し消費されるのに対し、フラーレンは「触媒型」として繰り返し活性酸素を吸着・無害化する点が構造上の優位性です。EWG:2で安全性も問題なく、紫外線による分解も極めて少ない。毛髪キューティクルの酸化ダメージ抑制への寄与は理論的に支持されますが、エイジングケア力2.9点(平均並み)という結果は、配合量の絶対値が影響していると考えられます。
α-グルカンオリゴサッカリドはマルトースとショ糖から酵素合成されたオリゴ糖で、医薬部外品承認成分。善玉菌を選択的に増殖させ皮膚pHを弱酸性に維持するプレバイオティクスです。エンテロコッカスフェカリスは乳酸球菌の死菌体で、肌フローラのバランス改善・バリア機能強化を担います。両者は相乗効果が確認されている組み合わせでもあり、「頭皮環境を整える」というメーカー訴求に対して処方上の根拠が存在します。ただしスカルプケア力は2.2点と「要注意」レベルであり、この領域への配合濃度も課題として残ります。
「洗い心地は一流、育毛への期待は早計」
洗浄剤の品質・使用感・保湿力という"洗髪体験の三大指標"が揃って4.3点(高水準)を記録している点は、素直に評価できます。ノンシリコン・サルフェートフリー処方でこのレベルの使用感を実現するのは処方設計として一定のスキルが要求されます。一方、「ボリュームアップ&リペア」という製品名が想起させる育毛・補修効果は、現状のスタッツでは裏付けに乏しい状況です。キャピキシル(アセチルテトラペプチド-3×アカツメクサ花エキス)を配合していること自体は評価できますが、配合順序からの推定配合量では、in vitroで確認された有効量に届いていない可能性が高いと判断しています。
乾燥・パサつきが気になる
保湿力4.3点の多層保湿設計が強みを発揮
刺激を避けたい・ノンシリコン派
安全性3.9点。サルフェートフリー・パラベンフリー
ハリ・コシ・エイジングを求める
フラーレン配合で抗酸化は◎。ただしエイジングケア力は2.9点
抜け毛・薄毛に本格対策したい
育毛効果1.9点・スカルプケア力2.2点は要注意水準
使用シーン別推奨度:
口コミデータが現時点でゼロ件のため実使用トレンドとの照合は行えないものの、使用感・保湿力の高スコアはメーカーの「濃密泡でやさしく洗い上げ」という訴求と方向性が一致しており、洗浄体験の部分は市場でも高評価を受ける土台がある製品と言えます。
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