ベースケアシャンプー の全成分
1水
2コカミドプロピルベタイン
両性界面活性剤。洗浄剤としての陰イオン界面活性剤な部分と、コンディショナーとしての陽イオン界面活性剤の部分を併せ持つ界面活性剤。主には主洗浄剤の粘度調整や洗浄力の緩和、コンディショニング作用の付与を目的に使われる。両性界面活性剤単体で使うと皮膚に刺激性があるため、メインでは用いられることは少ない。組成名ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液という。
3ラウラミノプロピオン酸Na
アミノ酸型の両性界面活性剤です。起泡性の強化や増粘作用、刺激緩和といった効果を期待して配合されます。
4ラウロイルメチルアラニンNa
アミノ酸型洗浄剤の中で中性タイプといえる素材。洗浄力とコンディショニング効果のバランスが良く、比較的さっぱり系の洗い心地と指通りを得ることもできるでしょう。アミノ酸系シャンプーを欲しいがあまりしっとりさせたくない時に適する。
5PCAイソステアリン酸グリセレス-25
・PCAイソステアリン酸グリセレス-25は乳化力の優れたアミノ酸系非イオン界面活性剤。可溶化剤、親水性乳化剤として。
6ラウリルグリコールヒドロキシプロピルエーテル
・ラウリルグリコールヒドロキシプロピルエーテルは泡立ちが良好で低刺激性。
7ヘマチン
・ヘマチンは主に豚の血液中のヘモグロビンからグロビンを分離したもの。髪のケラチンへの強い結合力により、毛髪補強,脱毛の抑制,活性酸素除去,チオグリコール酸(パーマ)臭除去,染毛促進など、幅広い有効性を与える。近年、過酸化水素の除去能が白髪の抑制に役立つ可能性も取り沙汰されている。
8加水分解ケラチン(羊毛)
ケラチンタンパクを加水分解して得たケラチンPPT(ポリペプチド)です。毛髪に馴染みやすく、髪の強度を高めるシスチンを豊富に含有します。
9ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
世界初ジェミニ型(双子型)両親媒性物質・通称ペリセア。洗浄剤の刺激緩和のほか、髪のコーティング、有効成分の浸透補助、髪の強度アップなど多岐にわたる効果を発揮。毛髪内部に極めて短時間(約1分!)で浸透しダメージ修復。肌のキメを整える美肌効果も。
10ポリクオタニウム-65
分子内にそれぞれアニオン性基 と疎水性基およびカチオン性基を有しているので、毛髪(特にカラーの繰り返しにより傷んだダメージヘア)に対して優れた親和性を有し、傷んだ髪に潤いをとり戻します。
11ポリクオタニウム-92
・ポリクオタニウム-92は別名セラキュートで、セラミドを模倣した構造でベタつきのない良質な使用感とより自然なツヤを与えます。
12カンゾウ根エキス
マメ科の植物甘草の根から抽出したエキス。グリチルリチン酸を豊富に含み、細胞レベルでの抗炎症作用や美白作用を期待されます。
13ヒノキチオール
・ヒノキチオールは非常に高い抗菌活性を持つ成分で、配合量により肌刺激性の懸念が増す可能性を持つ殺菌剤です。
14ベタイン
トリメチルグリシンのこと。旨味や甘味成分でもあります。
15ラベンダー油
シソ科ラベンダーの葉茎から得られるオイルです。鎮痛・リラックス効果・抗炎症・抗菌作用などを付与します。ただし、酸化により接触アレルギーを起こす可能性もある。
16ポリクオタニウム-10
塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースと呼ばれる素材。植物セルロース由来の成分で、カチオン性でありダメージの保護、コーティング効果、保湿性を付与します。
17ポリソルベート20
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン。食品添加物に用いられるような乳化剤であるが、やや古い材料で昨今のより機能的な乳化剤と比べるとチョイスが古めかしい感が否めない。
18クエン酸
pH調整剤。酸性寄りに調整させるために用いられる。
19ラウラミンオキシド
20エタノール
殆どの場合、無水エタノールのこと。無水エタノールはエタノール99.5vol%以上含有のものをいう。
21BG
1,3-ブチレングリコールのことです。抗菌・溶剤、減粘剤、香料としても使われます。石油から精製される他、サトウキビから精製されるBGもあります。皮膚に潤いを持たせる他、製品安定剤として使われることも。
22フェノキシエタノール
防腐剤。パラベンと代替としてマイルド系防腐剤として用いられることが多いが、実際のところ肌刺激性では双方に有意な差はない。防腐能力についてはパラベンより低く、他の防腐剤と組み合わせて使うことで必要な能力を引き出すタイプ。パラベンがないからといって、フェノキシエタノールならソフトである、という解釈はあまり良い判断ではないが、防腐能力がソフトという点ではやや優しい。
23EDTA-2Na
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム。キレート効果による品質安定剤として。
24安息香酸Na
・安息香酸Naはエゴノキ科アンソウクコウノキ樹脂由来の抗菌剤で、安全性の面から1%以下の配合量規制。安定性を考えてパラベンを併用することが多い。
25プロピルパラベン
26メチルパラベン
・防腐剤のパラベンが、いくつも種類の異なる形で配合されています。
実はこのように多種パラベン構成にしたほうがより少ない量で防腐効果を得ることができるのです。
結果的に、肌にマイルドといえる方法です。