広告を含みます。
美容液を彷彿とさせるトリートメントだが、しかし。
前提として、ベヘントリモニウムクロリドがベースに配合されているトリートメントは頭皮には刺激性です。
カチオン界面活性剤は柔軟性を与え静電気を抑制する効果などがありますが、タンパク変性作用による殺菌という役割もあり、これが肌には大きなデメリットとなります。
そうなると、以下の美容液的成分は髪に作用する以外に使い道がなく、宝の持ち腐れ、役立たず、お門違いの処方ということになります。
例えば、リンゴ果実培養細胞エキス、アンマロク果実、アセロラ、油溶性ビタミンC、コーヒーエキスなどなどの美容成分は、残念ながら意味をなしません。
意味をもたせようとして頭皮に塗れば、タンパク変性というデメリットのほうが大きくなってしまいます。
その他の髪用成分もあまりに種類が多すぎて、有効濃度に届かないものがほとんどでしょう。
良い成分でも配合量が微量であれば働きが期待できないのは当然のこと。
50の恵のような製品と同様、こういったごった煮状態の製品は期待を裏切られるのがデフォルト、と考えてしかるべきです。