カテゴリ:スタイリング剤
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総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性2件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収11件
メーカー
ウエラジャパン合同会社ブランド
Wella容量
300ml参考価格
1354円1ml単価
4.5円JAN
4084500698871ASIN
B01BG8PYW8ID
11705シリーズ名
EIMI(アイミィ)発売年
2016年公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。ウエラ EIMI シェイプコントロールムースを全成分・スタッツデータから徹底解析しました。@cosmeスコア6.0/7.0という高いユーザー評価の一方で、成分面では注目すべきポイントが複数確認されています。
解析ドットコムのスタッツでは総合点2.02点と平均(3.0点)を大きく下回る結果となりました。特に配合成分のレベル1.2点・全体的な安全性1.6点・スカルプケア力-0.2点(マイナス)は「要注意」水準です。一方で使用感は3.0点と唯一標準的な評価を維持しており、@cosme6.0/7.0という高いユーザー評価と照らし合わせると、スタイリング機能としての体感満足度は高いものの、成分設計の質は業界水準を下回るという二面性が浮かびあがります。
全11成分というコンパクトな処方構成であるにもかかわらず、スカルプケア力がマイナスに転じた点は特筆すべき事実です。これはEWGスコアが高い成分が複数上位に配合されていることが主因と考えられ、後述の成分解析で詳しく説明します。
成分表の2番目に記載されているこの成分は、スタイリングムースに特有の噴射後の速乾性・軽量感を生み出す核心成分です。しかしEWGスコア7(最高リスク帯)かつ推奨配合量は1〜10%とされており、2番目配合という事実は適正量を超えている可能性を示唆します。皮膚バリア機能の乾燥誘発・脂質の溶出リスクは、頭皮への直接接触が前提のヘアムースにおいて無視できません。スカルプケア力-0.2点という結果との相関が疑われます。
旧指定成分(現行制度では「配合時に表示義務のあった成分」)に分類されるカチオン界面活性剤です。毛髪表面への静電吸着でサラサラ感・帯電防止効果を発揮する一方、タンパク変性作用が強く頭皮への刺激・炎症リスクが高いとされており、CIRの評価も「Safe with Qualifications(条件付き安全)」にとどまります。コンディショナーなどのリンスオフ製品での使用が一般的ですが、スタイリング剤として長時間頭皮に留まる用途では特に注意が必要な成分です。
変性アルコール(成分表2番目)に加え、イソプロパノール(EWG:6)が末尾付近にさらに配合されています。イソプロパノールはエタノールの約2倍の皮膚毒性を持つ溶剤であり、脱脂作用による肌バリア機能低下リスクが指摘されています。アルコール系成分が2種類重なる処方は、頭皮の乾燥しやすい方・敏感な方にとって積み重ねのダメージとなりえます。
プロビタミンB5としてEWGスコア1(最安全)・医薬部外品承認成分でもあるパンテノールは、この処方内で実質唯一の髪・頭皮ケア貢献成分です。毛髪内部への浸透後、体内酵素によりパントテン酸(ビタミンB5)へ変換され、NMF(天然保湿因子)生成促進・コシ向上・抗炎症作用を発揮します。ただし、相乗効果が確認されているグリセリン・ヒアルロン酸Na・セラミドはいずれも本処方に不在であり、パンテノール単体の補修・保湿ポテンシャルを十分に引き出せる環境にはなっていません。保湿力1.5点という結果はこの設計を裏づけています。
カチオン性高分子ポリマーとして毛髪表面へ均一に皮膜を形成し、スタイリングのホールド感・帯電防止・泡密度増強を担う本製品のコア成分です。ヘアムースに求められるスタイリング機能はこの成分が主に担っています。一方で、マイクロプラスチックに分類される成分であり、生分解性も0.40と低い点(環境への残留リスクあり)は、近年のサステナビリティ観点からの課題となっています。
余談ですが、欧州化粧品規制機関(SCCS)の評価によると、変性アルコールとイソプロパノールを同一処方内で高濃度配合した場合、頭皮の経皮吸収バリアが複合的に低下する可能性が示唆されています。本処方の経皮吸収リスク平均0.50という値は、このアルコール2種の影響を反映していると考えられます。
「スタイリングに振り切った、ケアは期待しないほうがいい設計」
ウエラ EIMIシェイプコントロールムースは、スタイリング機能に特化した製品として、使用感の面では標準的な評価を維持しています。しかし成分設計の観点では、EWG7成分が2種、EWG6成分が1種と刺激リスクの高い成分が上位を占め、補修・保湿・スカルプケアはほぼ期待できない処方です。総合点2.02点は「要注意」水準に位置します。
@cosme6.0/7.0という高いユーザー評価との乖離は顕著で、これはスタイリング剤としてのセット力・使いやすさという機能面が高く評価されている一方、成分の質・安全性については消費者に十分知られていない状況を示している可能性があります。
使用シーン別推奨度:
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