カテゴリ:トリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因経皮吸収6件
メーカー
ヴェレダ・ジャパンブランド
ヴェレダ容量
200ml参考価格
2860円1ml単価
14.3円JAN
4560449879811ASIN
B09BFDVBQW発売日
2021年8月19日ID
11741製造国
スイスシリーズ名
セージ ヘアシャンプー/ヘアコンディショナー対象の髪タイプ
頭皮ケア・スカルプケア向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。ヴェレダの「セージ ヘアコンディショナー」を成分データから読み解きます。スイス発のオーガニックブランドとして知られる同社ですが、このコンディショナーはスカルプケア向けと位置づけられています。では、成分処方の実態はどうなのか。データに基づいて検証します。
総合点は1.98点(平均3.0点比 -1.02点)と、全カテゴリで平均を下回る結果となりました。特に注目すべきは、商品が訴求する「スカルプケア向け」というコンセプトに対し、スカルプケア力スコアが0.8点(要注意レベル)という大きな乖離です。髪補修力1.5点・保湿力1.5点も同様に要注意水準。成分14個という比較的シンプルな処方である一方、有効成分の種類と配合量の設計がスコアを押し下げています。唯一平均水準に達しているのは安全性3.1点(平均+0.1点)のみで、オーガニック系処方の特徴が安全面に現れています。
全成分の配合順2位に位置するエタノールは、溶剤・防腐補助・成分浸透促進として機能します。EWGスコアは3(スケール1〜10中)で、本記事で取り上げる成分のうち最も高いスコアです。経皮吸収リスクは0.80と高水準で、揮発時に乾燥感や収れん感を生じる場合があります。推奨配合量は1〜5%とされており、2番目という配合順位は処方全体においてその存在感が大きいことを示唆します。「オーガニック」のブランドイメージとの整合性を問う声が出やすい成分です。なお、強酸化剤・強還元剤との組み合わせは成分劣化につながる点が確認されています。
どちらもEWGスコア1(最安全)の高級アルコール。コンディショナー処方の骨格となる乳化安定剤・エモリエント剤で、成分データベースでも両者の相乗効果が確認されています。セチルアルコールはヤシ油・パーム油由来で皮膚への密着感を、ベヘニルアルコールはナタネ油由来で温度変化に強い安定した乳化膜を形成します。セチルアルコールのコメドジェニック度は2、ベヘニルアルコールは0と安全性面でも差があり、組み合わせることでリスクを分散する設計と読み取れます。CIRはいずれも「Safe as Used」評価です。
EWGスコア2、生分解性0.95(易分解)と環境面でも優れた天然植物油です。主成分のラウリン酸は髪のタンパク質(ケラチン)内部に浸透しやすいことが知られており、ポンディチェリー大学等の研究でも毛髪へのラウリン酸浸透性が確認されています。一方でコメドジェニック度は4(5段階中)と高水準。頭皮に残留した場合、毛穴詰まりにつながる可能性を否定できません。ホホバ種子油との相乗効果データも確認されており、本品には有機ホホバ種子油も含まれているため、オイル系保湿の組み合わせ設計は意図的と見られます。ただしスカルプケア訴求にもかかわらず、コメドジェニック度4は矛盾した側面です。
商品名を冠するセージ葉エキスは全14成分中最後尾に位置します。配合順は成分量の多さを示すため、実質的な配合量は極めて少ないと判断されます。セージ(Salvia officinalis)は抗菌・収れん・抗酸化作用が研究されており、スカルプケアの訴求に使われることが多い植物エキスですが、コンセプトの核として機能するためには相応の配合量が必要です。余談ですが、Journal of Ethnopharmacologyの報告によると、セージエキスの抗酸化活性はロスマリン酸含量に依存するとされており、単なる「有配合」訴求だけでは有効性の保証にはなりません。
コロイダルオートミールとも呼ばれるオート麦由来エキスは、β-グルカン・アベナンスラミドを含み、抗炎症・バリア補修作用が複数の臨床研究で確認されています。スカルプケアの文脈では頭皮の炎症抑制に期待が持てますが、こちらも配合順から推測すると上位とは言えない位置づけです。
注意点:エタノールは強酸化剤・強還元剤との拮抗作用が確認されています。香料成分も高濃度の過酸化水素や酸化剤との併用は変性リスクが生じうるため、他の整髪料や頭皮用品と組み合わせる際は成分確認が有効です。
「コンセプトと成分処方の間に横たわる、埋まらないギャップ。」
「スカルプケア向け」を掲げながら、スカルプケア力スコアは全評価項目中最低の0.8点(要注意)。コンセプトと成分データが最も乖離している製品の一つです。ブランド名やオーガニック訴求は強力でも、処方設計がそれを支えているとは言いにくい状況です。
一方で生分解性0.79という数値は明確な強みで、環境負荷の低さを重視するユーザーには一定の意味があります。コメドジェニック度4のココナッツオイルがスカルプケア処方に採用されている点は、設計上の課題として指摘できます。
使用シーン別推奨度:
口コミ数がゼロのため実際のユーザー評価との照合は困難ですが、@cosmeスコア4.2/7.0(約60%)という数値は、スタッツの低スコア群と大きな乖離はなく、評価の方向性としては一致していると見ることができます。
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