カテゴリ:育毛トニック
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一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性3件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収9件
メーカー
リデンブランド
リデン容量
90ml参考価格
11800円1ml単価
131.1円JAN
4589700950014ASIN
B09MLLS4K7ID
11750製造国
日本対象の髪タイプ
薄毛・抜け毛予防向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。薬用育毛剤として11,800円という高価格帯に位置するREDENリデン。最大の訴求ポイント「リデンシル」配合をうたいますが、成分データベースをもとに処方全体を精査すると、価格に見合った設計かどうか、数字が正直に語ってくれます。
解析スコアは総合2.1点(平均3.0点比 −0.9点)。全カテゴリで平均を下回っており、特にスカルプケア力0.9点・髪補修力1.2点・保湿力1.5点の3項目は「要注意」水準です。育毛剤としてコアとなるはずのスカルプケア力が5点満点中0.9点というのは、同カテゴリ製品の中でも際立って低い水準です。
成分数はわずか10成分。メーカー説明文にはセンブリエキス・グリチルリチン酸ジカリウムなど複数の有効成分が記載されていますが、今回の成分データ(全成分表示)との照合では確認できなかった成分が複数存在します。解析はデータベース記載の成分を対象に実施しています。
環境負荷の面では、9成分平均の生分解性スコアが0.86(易分解判定)と高水準で、この点は評価できます。
メーカーが最大の差別化ポイントとして訴求するスイス発の育毛サポート成分。ウコン根から得られたデヒドロジンゲロン誘導体とリジンの組み合わせとされ、毛乳頭細胞の活性化に関与するとされています。ただし、本成分は今回使用した成分データベースに登録がなく(addS未登録)、EWGスコア・配合量・規制状況などの客観データを引用できない状態です。臨床試験データをうたう点は注目に値しますが、第三者機関によるデータの査読状況は引き続き確認が必要です。
高麗人参(Panax ginseng)の根から抽出されるエキス。主要活性成分であるジンセノサイド(Rb1・Rg1等のトリテルペンサポニン)が毛乳頭細胞・外毛根鞘細胞の増殖を促進するメカニズムは日本の医薬部外品として承認済みで、30年以上の使用実績を持つ育毛成分です。推奨配合量は1〜5%。血行促進・抗酸化作用も持ち、育毛剤においては合理的な選択です。経皮吸収リスクは0.30と低めですが、生分解性は0.90と高く環境負荷も小さい成分です。
防腐剤として配合される合成成分ですが、EWGスコアは7(5段階で最高リスク帯)と、本製品の全成分中で最も高いリスクスコアです。GHS感作性1B物質に分類され、皮膚感作のリスクが指摘されています。さらに内分泌かく乱性(EDC)疑いありの成分としても記録されており、EU化粧品規則ではリーブオン製品(洗い流さない製品)での使用制限(Annex V)が設けられています。日本国内では防腐剤として化粧品基準上の指定成分ですが、育毛剤は地肌に留置するリーブオン製品であることを踏まえると、この成分の存在は安全性評価を引き下げる要因になっています。生分解性も0.40と低く、環境残留性も懸念点のひとつです。
収れん・殺菌・抗炎症作用を持つ亜鉛塩。頭皮の過剰皮脂・炎症への対処として配合される場合がありますが、EUでは化粧品指令上の特定用途制限対象成分であり、GHS感作性1Bにも分類されています。日本では医薬部外品の収れん剤として規定されていますが、高pH成分との混合で水酸化物が沈殿するため処方安定性にも配慮が必要な成分です。推奨配合量は0.01〜0.5%と幅が狭く、処方上の管理が求められます。
主成分l-メントール(40〜70%)による清涼感・血行促進が期待される植物性精油です。使用感の面では清涼感というポジティブな体験を生み出しますが、GHS感作性1B物質かつアレルゲン性ありの成分として記録されており、過剰配合時には接触皮膚炎のリスクもあります(推奨配合量0.1〜1.5%)。経皮吸収リスクスコアが0.75と高い点は、有効成分の浸透補助という観点では一定の意義があります。余談ですが、Journal of Ethnopharmacologyの報告によると、メントールを含むペパーミント系精油は局所の微小循環を一時的に増加させることが確認されており、頭皮への適用においても同様のメカニズムが想定されています。
「リデンシル一本釣り処方」
リデンシルという国内希少成分の訴求力をブランドの核に据えながら、周辺処方の設計が追いついていない印象です。総合スコア2.1点・スカルプケア0.9点・保湿力1.5点という数字は、育毛という目的に対して処方全体のサポート力が薄いことを示しています。唯一の植物性育毛有効成分であるオタネニンジン根エキスの存在感は認められますが、医薬部外品として承認された有効成分がデータベースで確認できた成分の中ではこれ1成分にとどまっており、訴求と成分実態のギャップが気になります。
余談ですが、防腐剤「ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル」については、欧州化粧品科学委員会(SCCS)が2012年の意見書において特定濃度以上のリーブオン製品への使用を懸念対象としており、EUのAnnex Vによる制限はその流れを受けたものです。日本国内では引き続き使用可能ですが、グローバル処方トレンドとしては代替防腐剤への移行が進みつつある成分です。
使用シーン別推奨度:
口コミ件数のデータがないため使用感トレンドとの照合は行えませんが、ハッカ油由来の清涼感という即時体感があることから、使用感の評価(2.5点)は比較的高くなっている可能性があり、実感できる育毛効果の評価(2.0点)との間に差が生まれやすい製品タイプと言えます。