カテゴリ:スタイリング剤
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性3件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収24件
メーカー
アリミノブランド
PEACE容量
80ml参考価格
2200円1ml単価
27.5円JAN
0794437347455ASIN
B001NRCG06発売日
2022年6月3日ID
11646製造国
日本シリーズ名
ピース プロデザインシリーズ公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。アリミノ「ピース フリーズキープワックス」は、フルーツ系アクアカシスの香りをまとったサロン系スタイリングワックス。ただし今回の成分解析では、使用感以外の項目でかなり気になる数値が並びました。スタイリング力と安全性のバランスをデータで読み解いていきます。
総合点2.36点(平均3.0点)は、解析ドットコム基準で「要注意」レベル。特にスカルプケア力0.6点・髪補修力1.4点・配合成分レベル1.8点は、同価格帯ワックスの中でも低水準です。唯一、使用感が3.4点と「標準的」を確保しており、"ワックスとして手に取る分には普通に使える"という評価に留まります。
スカルプケア力0.6点は「圧倒的に物足りない」と言わざるを得ないレベル。もともとスカルプ訴求のないスタイリングワックスとはいえ、毎日頭皮に触れるプロダクトとして見れば、この数値は見過ごせません。コスパ1.73点についても、2,200円という価格帯に対して成分品質が伴っていない構図が浮かび上がります。
この処方で最も注目すべきは防腐設計です。ブチルパラベンはEWGスコア7(5段階中最高リスク群)で、EUでは配合制限(Annex III)が設けられている成分。さらにブチルパラベン・メチルパラベンの両成分はGHS感作性1B(皮膚感作性物質)に分類され、内分泌かく乱物質(EDC)疑いも指摘されています。フェノキシエタノールとパラベン類を組み合わせた防腐設計自体は抗菌力の面で合理的ですが、感作性リスクを持つ成分が3つ同時に配合されている点は、客観的なデータとして記録しておく価値があります。
EWGスコア6のTEAは旧指定成分(日本)で、乳化安定・pH調整の目的で配合。ステアリン酸・ステアリルアルコールとの組み合わせで乳化を助ける設計は処方上の合理性があります。一方、亜硝酸塩との共存でニトロソアミンを生成するリスクがEUのCRDから指摘されており、経皮吸収リスクも0.80と高め。近年の新製品処方ではより安全な代替成分(アミノメチルプロパノール等)に置換される傾向があります。
アマゾン原産の植物性バターで、この処方の希少ポイント。融点26.9℃という体温付近で溶解する特性により毛髪表面への密着性が高く、ステアリン酸34.3%を含む特異的脂肪酸組成がラノリンを超える抱水力を発揮するとされます。EWGスコア2・生分解性0.85と環境負荷も低く、ワックス基剤の中でも異彩を放つ成分です。余談ですが、ブラジル化粧品研究機関によるとクプアスバターはカカオバターと比較してポリフェノール含有量が高く、酸化安定性にも優れるとされています。
フィルム形成性ポリマーで、スタイリングの固定力を担う中核成分。EWGスコア3・推奨配合量0.5〜10%の範囲で安全性は良好。本来エタノールやPVPとの組み合わせで固定力が増す設計が理想的ですが、この処方ではエタノール配合量が比較的少量(後半配合)のため、相乗効果が十分に発揮されているかは処方比率次第です。
塗布後に揮発することでべたつきのない軽い仕上がりを生み出す環状シリコーン。EWGスコア4ながら、生分解性が0.20と低く、環境残留性が国際的に懸念されている成分です。カナダ環境省は水生環境への蓄積性について報告書を公開しており、EU圏では使用制限の議論が進行中。使用感への貢献は明確ですが、環境配慮の観点から選択を判断したい人には情報として押さえておく価値があります。
「ホールド力に振り切れなかった、レガシー処方のワックス」
2011年発売という製品ライフサイクルの長さが処方にも表れています。現代の化粧品処方基準から見ると、EWG高スコア成分・旧指定成分・EDC疑い成分が複数残る設計は、同価格帯の最新処方と比較して見劣りします。総合点2.36点が示すように、スタイリング性能に特化するにしても補修・安全性という観点でのアップデートが望まれます。
使用シーン別推奨度:
口コミ数が少なく評価点のデータが取得できないため、市場での評判との照合は現時点では困難ですが、@cosmeスコア5.0/7.0は「使いやすさ」への評価が中心と推測され、使用感3.4点というデータ結果と方向性は一致します。
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