カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
成分に高リスクが検出されました
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性5件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収26件
メーカー
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)ブランド
パンテーン容量
250ml参考価格
1313円1ml単価
5.3円JAN
4987176309686ASIN
B0DVYYRHYN発売日
2025年3月1日ID
11676製造国
日本シリーズ名
エクストラダメージリペア対象の髪タイプ
ダメージ毛・乾燥毛向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。「パンテーン エクストラダメージリペア ヘアミルク」を成分レベルで読み解きます。@cosmeスコア5.8/7.0という市場評価と、スタッツデータが示す数字の間には、見逃せないギャップが存在します。
総合点2.24点は平均3.0を0.76点下回り、「要注意」レベルの評価です。特に深刻なのが全体的な安全性0点・配合成分のレベル1.1点という二項目。GHS感作性1B成分が5成分配合され、EDC(内分泌かく乱物質)疑いのパラベン類を2種含む処方が、このスコアを押し下げています。唯一平均を超えているのは使用感3.4点。「するっと軽い仕上がり」という体験は、ユーザー評価(@cosme 5.8点)とも一致していますが、その快適さを生み出している成分構成には注意点が伴います。
本処方の数少ない高評価成分。EWGスコア1(最安全)で、育毛剤成分としての承認実績もある信頼性の高さが特徴です。毛髪に浸透後、体内酵素によってパントテン酸(ビタミンB5)へ変換され、コエンザイムAの前駆体としてエネルギー産生・脂質合成に関与します。ヘアケアの文脈では毛髪内部の水分保持・コシ向上に寄与。さらに、ステアラミドプロピルジメチルアミンとの相乗効果が確認されており、コンディショニング性能を補完する処方上の意図が読み取れます。生分解性0.90という環境負荷の低さも強みです。
商品名に冠された「ケラチン配合」の実体です。羊毛由来のケラチンタンパク質を加水分解したもので、毛髪の主成分と類似したアミノ酸組成を持ち、ダメージ部位への浸透・補修・ハリコシ回復が期待できます。加水分解ケラチン×パンテノールの組み合わせは相乗効果が報告されており、この2成分の共存は処方設計上のポジティブポイントです。ただし、全成分リストでの配合順位(後半)を踏まえると、配合量は限定的と推察されます。生分解性0.80と環境負荷も低水準です。
4級カチオン(クオタニウム-18)より低刺激とされる3級カチオン界面活性剤で、帯電防止・サラサラ感付与の主役を担います。使用感3.4点(平均+0.4)を支える中心的な成分です。一方でGHS感作性1B(皮膚感作性物質)に分類されており、経皮吸収リスクも0.50と中程度。深刻なダメージ修復よりも「軽やかさの演出」が主機能であり、補修力に対する過剰な期待は禁物です。余談ですが、International Journal of Cosmetologyによると、3級カチオンは4級カチオンに比べて毛髪への吸着が穏やかなぶん、洗い流し時にも残留しにくい傾向があると報告されています。
防腐剤・溶剤として配合される成分ですが、アレルゲン性ありと分類された本処方唯一の成分です(EWG4)。空気中で安息香酸へ酸化される性質があり、成分データには「黄4(タートラジン)は安息香酸Naとの併用で過活動リスクが指摘される」とあります。本処方では黄4とベンジルアルコール(→酸化で安息香酸)が共存しており、アレルギー体質の方には留意が必要な組み合わせです。
メチルパラベン(EWG4)とプロピルパラベン(EWG6)の2種を配合。どちらもEDC(内分泌かく乱物質)疑い成分に分類されており、GHS感作性1Bでもあります。経皮吸収リスクはともに0.80と高め。さらに、メチルパラベンはEDTAとの同時配合注意の組み合わせとして本処方に存在しており、防腐系成分の拮抗関係にも目を向ける必要があります。フェノキシエタノール(GHS感作性1B)も加えると、防腐系でGHS感作性1B物質が合計3種重なる構成です。
一言で言うと:
「使用感という名の服を着た、素の実力は平均以下の処方」
スタッツが示す総合点2.24は、成分品質・安全性・補修力のどれをとっても平均を下回ります。GHS感作性1B成分5種、EDC疑い成分2種、EWG7の合成着色料2種と、特に安全性評価の低さが際立ちます。生分解性0.65(中程度)は環境負荷として特筆すべき強みでも弱みでもありませんが、マイクロプラスチック非含有という点は近年の環境意識と一致します。
一方で、使用感3.4点(平均+0.4)と@cosme5.8/7.0の市場評価は一致しており、「するっと軽い仕上がり」の体験価値は本物です。ただしその快適さは主にカチオン界面活性剤系のコーティングによるもので、「ダメージを根本から補修する」成分設計とは異なります。
使用シーン別推奨度:
口コミ(@cosme5.8点)でサラサラ感・手触りを評価する声が多い点はスタッツの使用感3.4点と整合しますが、「補修効果が続く」という体験談については成分レベルの数値(髪補修力2.3点)との乖離が見られます。
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