カテゴリ:カラートリートメント
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1mlあたり
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一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性5件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収30件
メーカー
Paletonブランド
Paleton容量
250ml参考価格
1980円1ml単価
7.9円JAN
4570044222417ASIN
B0DPH2R6TR発売日
2023ID
11564シリーズ名
ロイヤルブルートリートメント対象の髪タイプ
ダメージ毛・ブリーチケア向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。ブリーチ毛の黄ばみをカバーしながらダメージ補修もうたう「ブルーカラートリートメント」。γ-ドコサラクトンを含む32成分の処方を解析します。使用感スコアは際立つ一方、安全性指標に注目ポイントがあります。
スカルプケア力0.6点・安全性1.2点・髪補修力1.3点の3項目が平均3.0を大きく下回る「要注意」水準である一方、使用感のみ4.2点(優秀)と突出しています。この"触感の良さ"はカチオン界面活性剤を複数組み合わせた処方設計が生み出すものです。保湿力は3.3点(標準的)、エイジングケア力は2.5点(やや物足りない)。総合点2.6点は全108製品中0位(総合ランク未ランクイン)に留まります。本品は「補修トリートメント」という位置付けではなく、ブリーチ後の色味補正(ブルー・バイオレット系)が主機能と解釈するのが正確です。
本品の存在意義はこの2成分にあります。HC青2は分子サイズが小さくキューティクルの隙間から毛髪内部に浸透し、青〜青紫系の色調を付与します。酸化染料(アルカリカラー)と違い、過酸化水素を使用しない設計のためダメージは限定的です。塩基性紫2はEU化粧品規則Annex IVに収載されるカチオン性トリフェニルメタン系染料で、HC青2と組み合わせることでブリーチ毛の黄ばみ(イエロー)を補色原理で打ち消す「バイオレット寄りのブルー補正」を実現します。ただし塩基性紫2はGHS感作性1B物質に分類されており、この点は後述の安全性セクションで言及します。
ナタネ由来のエルカ酸から製造されるγ-ドコサラクトン(別名エルカラクトン)は、日本精化が開発した毛髪補修成分です。ドライヤー・アイロンの熱(40℃以上)を引き金に、毛髪ケラチンのリシン残基(アミノ基)と共有結合を形成するメカニズムが特徴。共有結合は水素結合より格段に強固で、シャンプー後も結合が維持される「持続型」の作用です。ただし全成分表の配合順序を見ると、γ-ドコサラクトンは16番目に登場しており、推奨配合量0.1〜2%の下限付近と推定されます。髪補修力1.3点という評価は、この配合量の少なさを反映していると考えられます。なお、本処方には相乗効果が確認されているシクロペンタシロキサンも含まれており、組み合わせ効果による効果発現の補完は期待できます。
加水分解ケラチン(EWG3・羊毛由来)は分子量310〜30,000のポリペプチドで、毛髪と同系統のアミノ酸組成(シスチン・ロイシン・グルタミン酸等)を持ちます。損傷部位への選択的吸着により毛髪強度としなやかさを補助。加水分解コラーゲン(EWG2)は分子量500〜3,000Daと小さく、浸透性に優れた保湿・コンディショニング成分です。成分間相互作用データでは、ポリクオタニウム-10とケラチン・コラーゲンの組み合わせに相乗的なコンディショニング効果が報告されており、本処方にはポリクオタニウム-10も含まれるため、この三者による「吸着補強」が使用感4.2点の一因と読めます。余談ですが、Journal of Cosmetic Scienceによると加水分解ケラチンは熱処理前のプレトリートメントとして使用した際に、単独使用比で引張強度が最大14%向上したと報告されています。
グリセリン(EWG1・植物性)は三価アルコール構造で角層水分量を増加させる基幹保湿成分。BG(EWG1)は1,3-ブチレングリコールで保湿・溶剤・防腐補助の三役をこなします。この組み合わせは成分間の相乗効果データで「グリセリン×BG」「プロパンジオール×BG」の双方が確認済みです。保湿力3.3点(標準的)という結果は、この保湿トリオが機能している証左と言えます。生分解性もグリセリン1.00・BG0.80と高く、環境負荷の観点でも良好です。
本処方で安全性スコアを押し下げている要因を整理します。ステアリルトリモニウムクロリド(EWG6・GHS感作性1B)・フェノキシエタノール(GHS感作性1B・経皮吸収リスク0.70)・プロピルパラベン(EWG6・GHS感作性1B・EDC疑い)・メチルパラベン(GHS感作性1B・EDC疑い)・塩基性紫2(EWG5・GHS感作性1B)の計5成分がGHS感作性1B物質に分類されています。さらにプロピルパラベン・メチルパラベンは内分泌かく乱性(EDC)疑いが指摘されており、これらが安全性1.2点・スカルプケア力0.6点という評価の直接原因です。EDTA-2Na(EWG6)は生分解性0.40と低く環境残留性が高い点も課題です。
アルギニン(塩基性アミノ酸)とマレイン酸(強酸性)は中和反応を起こす可能性がある組み合わせです。メーカー処方では両者のバランスがpH設計に組み込まれているはずですが、配合比が不明な以上、この緊張関係は処方の精度に依存します。また、加水分解ケラチンとカチオン界面活性剤(ベヘントリモニウムクロリド等)は吸着競合が起きやすく、高濃度配合時はケラチンの有効活用率が下がる懸念もあります。
「黄ばみを消す"色"のトリートメント、補修はオマケと心得て使うべき品。」
HC青2と塩基性紫2を核にしたブルーカラートリートメントとして見た場合の機能性は本物です。ブリーチ後の黄ばみを補色で打ち消す目的であれば、使用感4.2点の高い仕上がり感と色味調整の二役を1,980円で得られる点には合理性があります。ただし「美容室専売・ブリーチケア・ダメージ補修」という訴求に対して、GHS感作性1B成分5つ・EDC疑い2成分・安全性1.2点という実態は、購入前に確認しておくべきギャップです。
余談ですが、International Journal of Cosmetic Science によると、カチオン性染料(塩基性染料系)は洗髪1回ごとに約20〜30%が脱落するとされており、定期的な使用でのリタッチが色持ちの現実的な条件になります。
使用シーン別推奨度:
口コミデータが現時点で蓄積されていないため一致・乖離の検証は困難ですが、使用感4.2点の高さから、実際の使用者が仕上がりの手触りに満足するケースは多いと推測されます。
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