カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
CMR発がん性・SVHC高懸念の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性1件・アレルゲン1件・経皮吸収8件
メーカー
ヘンケルジャパン株式会社ブランド
OIL INNOSENSE容量
200ml参考価格
3960円1ml単価
19.8円JAN
4515208085057ASIN
B00W6ZT3PK発売日
2023年9月14日ID
11609製造国
日本シリーズ名
BC オイル イノセンス ローズ対象の髪タイプ
ダメージ毛・乾燥毛向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。シュワルツコフ プロフェッショナルのサロン専売セラム「BCオイルイノセンス ローズオイルセラム」を成分レベルで読み解きます。2種のローズオイルというブランドコンセプトの魅力と、処方設計が示す実力の間にあるギャップに注目です。
総合点2.48点は平均水準3.0点を0.52点下回り、「要注意」ゾーンに位置します。特にスカルプケア力0.9点・髪補修力1.7点・保湿力1.7点という3項目が全体を大きく引き下げており、いずれも平均比で40〜70%低い水準です。一方で使用感は3.4点と標準をわずかに上回り、揮発性シリコーンによるさらっとした仕上がり感は処方設計に忠実な結果といえます。
全9成分というミニマルな処方の中に、タンパク質・セラミド・ケラチンなど一般的なダメージ補修成分は一切含まれていません。「ダメージ毛向け」と謳いながら補修力1.7点に留まる背景は、この処方設計に起因します。ツヤ感・指通り改善はシリコーンによる物理的皮膜形成で実現するアプローチであり、内部補修型の製品とは設計思想が異なります。
EWGスコア2の植物性精油。バラ約300万輪から1kgしか採れない希少原料で、主成分のシトロネロール・ゲラニオール・ネロールが抗酸化・抗炎症作用を担います。ブルガリア・トルコでの産地研究では、これらモノテルペンアルコール類のラジカル消去能が確認されており、フラボノイドやポリフェノールを介した光老化防止への寄与も示唆されています。ただしGHS感作性1B物質に分類されており、アレルゲン性も確認されています。香料の感作リスクと重複する可能性があるため、肌が敏感な方は留意が必要です。生分解性は0.90と非常に高く、環境負荷という観点では優れた原料です。
EWGスコア2、生分解性0.95と環境負荷が極めて低い植物性油剤。リノール酸約45%・α-リノレン酸約30%という必須脂肪酸の豊富な組成が、バリア機能修復・エモリエント作用の核となります。ダマスクバラ花油との組み合わせは、抗酸化成分の相補的な供給という点で処方設計の意図が読み取れます。推奨配合量は1〜5%ですが、全成分表での配合順位(5番目)からは上限付近での配合は期待しにくい構成です。
余談ですが、国際化粧品原料集(ICID)の登録データによると、ローズヒップオイルのα-リノレン酸は酸化速度が速く、開封後の保管環境によっては酸化劣化が進みやすいという特性があります。遮光・冷暗所保管が推奨される理由がここにあります。
EWGスコア5と本処方中で最も高く、SVHC(高懸念物質候補)かつCMRカテゴリ2(生殖毒性疑い)に分類される環状シリコーンです。EUのEC 2018/1513規制では洗い流し製品への使用制限が課されており(本製品は洗い流さないタイプのため直接対象外)、環境蓄積性への懸念から国際的な監視が強まっている成分です。生分解性は0.20と低く、環境負荷の観点で同じシリコーン系成分の中でも特に注意が必要な位置づけです。
EWGスコア4、経皮吸収リスク0.80というヘアケア製品としては珍しいUVB吸収剤。洗い流さないセラムにUVフィルターを配合するアプローチはヘアプロテクト訴求として合理的ですが、経皮吸収リスクが本処方中で最も高い点は留意が必要です。推奨配合量1〜10%の範囲内での使用ですが、毎日の頭皮・肌への接触を考えると経皮吸収の蓄積リスクは考慮に値します。
EWGスコア2、生分解性0.95の植物性油剤。オレイン酸60〜70%を主体とするトリグリセライドがエモリエント作用を発揮します。ただし酸化安定性がやや低いため、高温保管環境では劣化が進みやすい点が注意事項です。カニナバラ果実油と合わせた二層の油脂構造が、このセラムの「軽い手触り感」の一端を担っています。
「香りとツヤ感に全振りした、感覚型ローズセラム」
補修・保湿を期待して手に取ると拍子抜けするかもしれません。しかし「洗い流さないオイルでさらっとツヤを出したい」「ローズの香りをまとって気分を上げたい」という目的に絞ると、使用感3.4点という数値は納得感があります。問題は「ダメージ毛向け」という訴求と、補修成分ゼロという処方の間にある矛盾です。
@cosme 4.7/7.0という評価は、使用感の満足度が反映されているとみられ、成分データ上の補修力・保湿力の低さとは乖離しています。感覚的な良さが先行しやすいオイルセラムカテゴリの特性が、この数字の差を生み出しているといえます。
使用シーン別推奨度:
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