カテゴリ:スタイリング剤
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
この商品の強み TOP3 5点満点
そのほかの項目 点数の高い順・点線は中間の 2.5
メーカー
ルベルコスメブランド
Lebel容量
170ml参考価格
1509円1ml単価
8.9円JAN
4952195651313ASIN
B0771M8YMY発売日
2022年7月18日ID
11813製造国
日本シリーズ名
ジオ公式サイト
公式サイトを見る商品説明
ルベルコスメ ルベル ジオ スプレー ソリッドホールドルベルコスメ
■ 総合2.35点|使用感と成分評価の乖離が判定を分けた

スタイリング剤内の順位
368個中233位
上位 64%(下位グループ)
安全性の判定
注意が必要な成分 3つ(EWG3以上: (アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマーAMP(3)、DME(3)、エタノール(3))
解析チームです。今回は『ルベル ジオ スプレー ソリッドホールド』を見ていきます。
成分表の大半はスタイリング用高分子(ポリマー)と噴射剤で構成されており、総合点は2.35点(平均3.0点)と要注意水準です。一方、口コミ評価は4.74点(5点満点)と非常に高く、気になるのは「なぜ使い心地の満足度は高いのに、成分評価は伸びないのか」という点です。答えは成分表にあります。
スタイリング機能に特化した、ヘアケア成分はほぼ期待できない要注意水準のスプレーです。セット力・耐湿性を担う合成ポリマーが処方の中心で、補修や頭皮ケアを目的とした成分はほとんど配合されていません。
スプレーが乾くと毛束の表面に均一な皮膜をつくり、形を保持するアニオン系合成高分子です。配合順では噴射剤(エタノール・DME・LPG)の直後に位置しており、この製品の機能的な主剤と判断できます。
水や油をはじくフッ素系ポリマーで、湿気による崩れを抑えることが期待されます。ただし欧州化学機関(ECHA)がPFAS(有機フッ素化合物)規制検討対象に挙げる化合物群に含まれており、長期的な環境・安全性の動向に注視が必要な成分です。
頭皮の血流改善や細胞代謝促進が期待される生薬系成分ですが、配合順は後半10番目以降であり、スカルプケアへの実質的な寄与は限定的と見られます。
使用感3.4点(平均比+0.4点)は、アクリレーツコポリマーAMPとフッ素系撥水剤の組み合わせによるものです。スプレー後の速乾性と耐湿性が「べたつかず崩れにくい」という実感につながっており、口コミの高評価(4.74点)とも一致しています。
スカルプケア力0.6点は全項目中最低で、平均(3.0点)を大幅に下回る要注意水準です。アカヤジオウ根エキスやグリチルリチン酸2K(甘草由来の抗炎症成分)が配合されてはいるものの、いずれも配合順の後半に位置し、設計上の主軸はあくまでスタイリング固定と判断されます。前書きで置いた「使い心地が高いのに総合点が伸びない」という疑問への答えは、ここにあります。評価されているのは「固まる感触」であり、「頭皮や髪への働き」ではないのです。
一言で言うと、ヘアケア効果は期待せず、スタイリング固定だけを目的に使う商品です。ダメージ補修や保湿を別のケアで補える人には、セット力の高さという点で選択肢に入ります。
効果を最大限に引き出すには、アウトバストリートメントで髪の保湿・補修を先に済ませてからスプレーする使い方が合理的です。この製品にその役割を求めると、期待とのズレが生じやすくなります。
余談ですが、東京農工大学の研究によると、フッ素系ポリマーは環境中での分解が極めて遅く、水系への残留が確認されているとされています。毎日使いするスタイリング剤としての環境負荷も、選択の一基準にしてみてください。
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