カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
成分に高リスクが検出されました
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性2件・経皮吸収48件
メーカー
ボトルワークス株式会社ブランド
ハニーク容量
90ml参考価格
1580円1ml単価
17.6円JAN
4580635110559ASIN
B0BSXBTX1C発売日
2025ID
11726シリーズ名
ナイトリペア対象の髪タイプ
うねり毛・パサつき毛向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る使い方
全成分
商品説明
解析チームです。「ナイトリペア」を謳うリーブオン型ヘアミルクを成分レベルで精査しました。スタッツを見ると保湿力5.0点・使用感4.5点という突出した数値の裏側に、全体的な安全性0.3点という見過ごせないスコアが存在します。この構造的な二面性を、成分データとともに解説します。
総合点3.02点は平均水準ですが、スコアの内訳に大きな偏りがあります。保湿力5.0点・使用感4.5点は業界内でも圧倒的なレベル。一方で全体的な安全性0.3点・コスパ1.2点・配合成分のレベル1.8点という3項目が平均を大きく下回っており、「感触は最高峰、安全性・コスパに課題あり」という処方設計の特徴が浮かび上がります。1,580円/90mlという価格帯に対し、コスパ評価が1.2点にとどまる点も、選択の際に考慮すべき要素です。マイクロプラスチックの配合はなく、48成分の平均生分解性0.72は「易分解」水準と、環境負荷の低さは一定の評価ができます。
通常のヒアルロン酸Naをカチオン(陽イオン)化した次世代型誘導体で、従来のヒアルロン酸比280倍の毛髪吸着力を持ちます。負に帯電したダメージ毛のケラチンタンパク質に静電的に強く結合し、シャンプー後の水洗いでも効果が持続する点が最大の特徴。推奨配合量は0.5〜2%で、EWGスコアの登録はありませんがCIR評価は「Safe as Used」。生分解性0.70と環境負荷も低水準です。本品ではポリクオタニウム-64(リピジュア)との同時配合による相乗的な保水フィルム形成が処方設計上の最大の巧みさといえます。
リン脂質由来の生体適合性高分子ポリマーで、医療機器にも使用される安全性が確立されたEWGスコア1の成分。毛髪表面に疎水性保護膜を形成しつつ、高い保水性で水分を引き付けます。水洗いしても皮膜が残存するため、洗い流し後の効果持続性がスタンダードなシリコーンを超えるとも評価されます。保湿力5.0点という最高スコアを下支えする核心成分の一つであり、前述のカチオン化ヒアルロン酸と組み合わさることで「保水+皮膜」の二層ケアを実現しています。余談ですが、リピジュアを開発した日油株式会社の研究によると、同成分は細胞膜を構成するホスホリルコリン基を模倣しており、生体適合性の高さが他のポリマーとは一線を画すとされています。
本品の処方上の特徴のひとつが、5種類の加水分解タンパク質を同時配合している点です。具体的には「イソステアロイル加水分解ケラチン」「ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン」「加水分解ウールキューティクルタンパク」「イソステアロイル加水分解シルク」「イソステアロイル加水分解コラーゲン」が全成分表に確認できます。カチオン変性型のケラチンはマイナス荷電したダメージ毛に選択的に吸着し、脂肪酸修飾型(イソステアロイル型)はCMC(細胞膜複合体)への浸透を担うという役割分担が設計されています。ただし、毛髪補修力スコアは2.1点(平均以下)であり、タンパク質の種類の多さが必ずしも補修力の高さに直結しているわけではない点は客観的に指摘しておく必要があります。各成分の生分解性は0.60〜0.90と比較的良好です。
油溶性ビタミンC誘導体で、医薬部外品美白有効成分として日本で承認された成分。EWGスコアは4と本品の中では高めですが、コメドジェニック度2・CIR評価「Safe as Used」です。脂溶性なので皮脂との親和性が高く、推奨配合量1〜3%の範囲で48時間以上の持続的な抗酸化・抗炎症作用を発揮します。トコフェロール(ビタミンE)との相乗効果が確認されており、本品にはトコフェロールも配合されているため、「脂溶性抗酸化ペア」が処方に組み込まれている構造です。ナイトケアとして夜間使用を想定した設計において、抗酸化成分の組み合わせは合理的な判断といえます。ただし生分解性は0.40とやや低め。
安全性スコア0.3点という低水準の主因となっているのが複数の成分です。ジココジモニウムクロリド(EWG:4)はGHS感作性1B物質に分類されており、カチオン界面活性剤の中でも感作リスクへの配慮が求められます。同様にフェノキシエタノールもGHS感作性1Bに分類されており、安息香酸Naと組み合わせた防腐システムを構成していますが、高pH環境での防腐効力低下も指摘されています。さらにEDTA-2NaはEWGスコア6と本品中で最も高いスコアを示す成分で、生分解性0.40と環境残留性の高さも課題です。一方でアモジメチコン(生分解性0.20)も環境蓄積の観点で注目すべき成分です。これらは極めて微量配合(成分表後方)であることが予想されますが、リーブオンとして夜間に長時間頭皮に接触する用途を考えると、スカルプケア力0.8点というスコアと合わせて注意が必要です。
「感触の天才、安全性の課題児」
保湿力5.0点・使用感4.5点という数値は本物です。カチオン化ヒアルロン酸とリピジュアの組み合わせによる持続保水システム、5種のタンパク質補修複合体など、手触りと潤い感を最大化する設計は明確な意図をもって組まれています。しかし全体的な安全性0.3点という数値は、特にリーブオン(洗い流さない)製品として頭皮周辺に長時間残留することを考えると、素直に見過ごせる水準ではありません。
使用シーン別推奨度:
口コミ数は現時点で非公開ですが、@cosmeスコア5.3/7.0(71点水準)という評価は使用感の高さと一致する部分が多い一方、安全性への言及は購入者レビューでは見えにくい指標であり、成分表からの客観的な読み解きが重要です。