カテゴリ:カラートリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性4件・経皮吸収28件
メーカー
ダイムヘルスケアブランド
シュヴーアンサンブル容量
200ml参考価格
1327円1ml単価
6.6円JAN
4933656000017ASIN
B01KYV4ARI発売日
2022年10月31日ID
11584製造国
日本シリーズ名
シュヴーアンサンブル ヘアカラーペーストトリートメント対象の髪タイプ
ブリーチ毛・ダメージ毛向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。今回はシュヴーアンサンブル ヘアカラーペーストトリートメント キャンディーブルーを深掘りします。カラートリートメントという特殊カテゴリゆえ、スタッツの読み方にも独自の視点が必要です。成分と数値を照合しながら、このアイテムの本質を解説します。
総合点3.55点は平均(3.0点)を+0.55点上回り、やや良い水準。ただし内訳を見ると、スタッツの構造が鮮明です。配合成分のレベルが4.4点(平均+1.4点)と優秀を誇る一方、髪補修力は1.5点と平均を大きく下回ります。これは欠点ではなく、製品コンセプトそのものです——このアイテムはブリーチ毛向けのカラーチェンジ専用品であり、補修よりも発色・コンディショニングを主軸に設計されています。
安全性3.3点は標準的。後述するGHS感作性1B成分が複数含まれる点が響いていますが、これはカラートリートメントカテゴリでは構造上避けにくい要素です。コスパは3.5点で、1,327円・200gという価格帯としては平均以上の成分密度が確認できます。
カラートリートメントの核心となる染料層はHC黄4・HC青2・塩基性青99・塩基性茶16・塩基性赤76・塩基性黄57と、計6種の染料に加えて紫色401・赤色504・黄色4が採用されています。染料設計の巧みさは「HC染料(小分子、毛髪内部浸透型)」と「塩基性染料(大分子、キューティクル表面吸着型)」の二層構造にあります。塩基性青99の解説にあるように、HC染料との併用で色持ち向上とツヤ付与の相乗効果が期待でき、ブリーチ毛の色素抜けした部分への発色と定着力の両立を狙った設計が読み取れます。
ただし安全性の観点では留意点があります。塩基性赤76はEWGスコア7・GHS感作性1B物質に分類(CIR評価はSafe with Qualifications)。塩基性青99・塩基性黄57もGHS感作性1Bに該当します。フェノキシエタノールも同様にGHS感作性1B成分であり、計4成分が感作性リスク分類の対象です。法規上は国内外での規制はなく適法配合ですが、頭皮にトラブルがある場合は注意が必要です。
コンディショニングの主軸に採用されているのがジメチルステアラミン(EWG:4、3級カチオン界面活性剤)。一般的なトリートメントで使われるステアルトリモニウムクロリドなどの4級カチオンより吸着力は劣るものの、頭皮・肌への安全性マージンが高く、生分解性0.50と環境負荷も限定的。4級カチオン特有の刺激を避けつつ、ブリーチ毛へのマイルドなコンディショニング効果を担う選択です。さらにミリスチルアルコール(植物由来)とベヘニルアルコール(EWG:1)が乳化安定化と感触改良を補助しており、3成分の役割分担が明確です。
ツバキ種子油(EWG:1、オレイン酸85%含有、生分解性0.95)、シア脂(EWG:1、アラントイン・トコフェロール含有、生分解性0.95)、馬油(皮脂類似組成、生分解性0.90)の3種オイルを組み合わせています。オレイン酸主体のツバキ種子油は毛髪への浸透性が高く、体温で溶けるシア脂はエモリエント(皮膚軟化)効果、馬油は皮脂との親和性が特徴。ブリーチ後の乾燥した毛髪に対し、保湿力3.6点を支える処方ロジックが見えます。余談ですが、東京農工大学の研究によるとオレイン酸リッチなオイルは毛髪のリン脂質層との親和性が高く、損傷毛の疎水性回復に寄与することが示されています。
シコンエキスは紫根(ムラサキ科植物の根)由来で、有効成分シコニンが抗炎症・抗菌・血行促進・育毛促進作用を持つことが知られています。本品ではスカルプケアへの寄与に加え、天然の紫色着色成分としてもキャンディーブルーの色調形成に機能していると考えられます。成分間相乗効果データではプラセンタエキスとの組み合わせが確認されており、両者が同時配合されていることで理論上の相補効果が期待できます。ただし接触アレルギーリスクが報告されている成分でもあるため客観的に記載しておきます。
ココイルアルギニンエチルPCA(EWG:2)はアミノ酸系カチオン界面活性剤で、毛髪への吸着性と静電気抑制に優れながら生分解性0.80と環境負荷も低い設計。成分間相乗効果データによれば加水分解ケラチン・コラーゲンとの組み合わせで毛髪コンディショニング効果が増強されることが示されており、両成分が同時配合されている点は処方設計の巧みさと言えます。加水分解ケラチン(EWG:3)は分子量310〜30,000のポリペプチドが損傷部位に吸着し、毛髪強度・ツヤを補助しますが、髪補修力1.5点という数値から見ると配合量は主目的(発色)に対して従属的なポジションと推測されます。
「ケアしながら髪色遊び」ではなく「発色ファースト、ケアはおまけ」——そこを理解して使えば刺さる一本。
配合成分のレベル4.4点が示すように、1,000円台の価格帯で植物エキス多重配合・トリプルオイル処方を実現している点は純粋に評価できます。ただし髪補修力1.5点という数値が示す通り、このアイテムをダメージ補修のメインケアとして位置づけるのは設計の目的と合いません。「ブリーチ毛にカラーを乗せる」という明確な目的に対して処方が最適化されており、そこへの期待値が合う人には費用対効果の高い選択です。
口コミデータは現時点で蓄積がなく照合できませんが、成分構成から予測すると、発色の鮮やかさと使用後のしっとり感はポジティブな評価を集めやすい一方、色持ちの短さへの言及が多くなる傾向と推測されます。
使用シーン別推奨度:
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