カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
メーカー
美粧AKARIブランド
美粧AKARI容量
150ml参考価格
890円1ml単価
5.9円JAN
4571365222056ASIN
B07X3CV7F2発売日
2022年7月14日ID
11410全成分
商品説明
解析チームです。890円という低価格帯ながら「フラーレン」「マルラオイル」を謳う美粧AKARIのヘアオイル。注目成分の顔ぶれは悪くないものの、成分データベースへの登録がほぼ皆無という特殊な状況で、スコアに直結する評価結果が出ました。数字と成分を冷静に読み解きます。
解析ドットコム スタッツ
業界平均3.0を基準に評価。緑色の項目のみ平均超え。
総合点1.96点は解析対象756製品の中でも下位水準で、業界平均3.0との差は−1.04点。評価項目9つのうち平均を上回るのは「全体的な安全性(3.2点)」の1項目のみという結果です。
最も落ち込みが深いのはスカルプケア力の0.9点(平均比−2.1点)。保湿力・髪補修力もそれぞれ1.3点で「要注意」水準に留まります。この評価の主因は成分データベースへの登録数が実質1件という異例の少なさにあります。全成分(シアバター・フラーレン・マルラオイル・植物由来成分36種)がいずれも解析用成分DB「addS」に未登録のため、アルゴリズムが有効性・安全性を定量評価できず、多くのスコアが低位に収束しています。
スコアが低い=成分が悪い、とは直結しません。データ整備の問題が数値を押し下げているケースである点を踏まえた上で、以下の成分解説をご覧ください。
炭素原子60個が球状に配列した「C60」とも呼ばれる化合物で、フリーラジカル消去能はビタミンEの約172倍とする研究結果(大阪大学・吉野勝美名誉教授らの研究グループ報告)が注目されて以降、化粧品・ヘアケア分野での採用が増えています。ヘアオイルとしての用途では、紫外線や熱ダメージで生じた活性酸素による毛髪酸化ストレスを抑制する「酸化ダメージ抑制」の観点で配合意図が読み取れます。ただし、この成分はaddS未登録のため、配合濃度・EWGスコアを現時点では確認できない点は留意が必要です。
南部アフリカ原産のマルラの実(Sclerocarya birrea)から得られる植物性オイルで、オレイン酸を約70%前後含有するリッチな脂肪酸組成が特徴です。オレイン酸は毛髪のキューティクル表面への吸着性が高く、保護膜形成による柔軟性付与に寄与するとされています。同じオレイン酸系オイルのアルガンオイルと比較して、ステアリン酸(毛髪の滑り感に関与)の含有割合がやや高い傾向があり、仕上がりのしっとり感に影響すると考えられます。
アフリカ産シアの木(Vitellaria paradoxa)から採取される植物性バターで、ステアリン酸・オレイン酸を主体に不けん化物(トコフェロール類・フィトステロール等)を最大11%含むという他の植物バターにはない組成が特徴です。不けん化物のうちトコフェロールはフラーレンと同様に抗酸化成分として働くため、フラーレン×シアバター由来トコフェロールという抗酸化ダブルアプローチとして処方設計の一貫性が読み取れます。エモリエント(皮膚・毛髪の柔軟化)効果は広く知られており、安全性面での懸念成分には分類されていません。
成分表示上「植物由来成分(36種類)」とまとめて記載されており、個別成分名が公開されていません。これは全成分表示の原則(薬機法施行規則第218条の3)の観点から、消費者が成分を個別に確認しにくい表記形式であることに留意が必要です。36種という多彩な植物エキスがどのような機能分類(保湿・収斂・抗菌など)で配合されているか、現状では外部から検証する手段が限られています。
余談ですが、Environmental Working Group(EWG)のデータベースによると、シアバターはEWGスコア1(最安全ランク)に分類されており、アレルゲン性・経皮毒性の懸念が低い植物原料として広く認知されています。
注意点:植物由来成分36種の内訳が不明なため、特定の植物エキス(例:ナッツ系・柑橘系)に対して敏感な方は成分詳細をメーカーに確認することを推奨します。
総合点1.96点という数値は、成分データ未登録が評価を大幅に引き下げた結果という文脈を抜きに語れません。ただし、数値上の問題を差し引いても、「植物由来成分36種」の個別開示がないという事実は、選ぶ側の視点で見れば正当に評価しにくいプロダクトであることを意味します。フラーレン配合ヘアオイルとしての希少性は低価格帯市場では際立ちますが、補修・保湿・スカルプのいずれかを明確な目的として求めるなら、より成分開示が充実した製品と比較検討することが合理的です。
使用シーン別推奨度:
ECサイトでの口コミデータは現時点で確認できていないため、実際の使用感評価との照合は今後のデータ蓄積を待ちたいところです。
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