総合点
2.48総合ランク
2522個中 515位成分数
42植物エキスの数
3コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
2注意が必要な素材
1メーカー
(株)メディオン・リサーチ・ラボラトリーズブランド名
ドクターメディオン(Dr.MEDION)容量
230ml参考価格
4180円1mlあたり
18.2円JANコード
4560164475169ASIN
B0B2MBK9Z7発売日
20220516KaisekiID
9767全成分
こんにちは、解析チームです。今回は、株式会社メディオン・リサーチ・ラボラトリーズから発売されている「ドクターメディオン ヘッドスパ トリートメント」について、詳しく解析していきたいと思います。みなさんは、髪のダメージケアと頭皮環境の改善を同時に叶えるトリートメントをお探しではないでしょうか?
ドクターメディオンは、医療関係者が開発に携わっているブランドとして知られています。その中でも、このヘッドスパ トリートメントは、ダメージ補修と保湿効果を重視した処方が特徴です。果たして、その実力はいかほどなのでしょうか?
解析の結果、このトリートメントの総合ランクは2512個中544位、総合点は5点満点中2.43点という評価になりました。使用感の高さが目立つ一方で、髪補修力やスカルプケア力はやや物足りないという印象です。価格は230mlで4180円と、コスパの面では改善の余地がありそうです。
メリットとしては、保湿力の高さと使用感の良さが挙げられます。ヒドロキシプロピルグルコナミドやグルコン酸ヒドロキシプロピルアンモニウムといった保湿成分が髪の奥深くまで浸透し、しっとりとした仕上がりを実現。さらに、オレンジ油やアルガニアスピノサ核油など、植物由来の美容成分も豊富に配合されています。
一方で、デメリットも見受けられます。ステアリン酸グリセリル(SE)は、石鹸のような作用で頭皮や髪にデメリットをもたらす可能性があります。また、髪補修力やスカルプケア力の評価が低いことから、ダメージヘアや頭皮トラブルが気になる方には物足りなさを感じるかもしれません。
余談ですが、このトリートメントに含まれるオレンジ油は、脱脂力と清浄作用に優れているだけでなく、血行促進や抗炎症作用など多岐にわたる美容効果が期待できるんです。まさに、ヘッドスパにぴったりの成分と言えるでしょう。
そして注目したいのが、加水分解ケラチン(カシミヤヤギ)の存在です。カシミヤヤギの毛髪から抽出されたこの成分は、保湿性に優れ、髪や肌に優しく作用します。高級素材としても知られるカシミヤを髪ケアに活かすとは、なんとも贅沢な発想ですよね。
とはいえ、髪補修力の点数が5点満点中1.6点と低いのは気がかりです。補修成分の種類や配合量について、もう一歩踏み込んだ処方の検討が必要かもしれません。とりわけ、加水分解ケラチンの配合量を増やすことで、ダメージ補修効果の向上が見込めるのではないでしょうか。
ここで、補修成分に関する研究に目を向けてみましょう。加水分解ケラチンについては、ヒト毛髪に対する補修効果が実証されています(参考文献1)。また、ヒドロキシプロピルグルコナミドとグルコン酸ヒドロキシプロピルアンモニウムの組み合わせは、ダメージ毛のケラチン組織を補修し、髪のまとまりを改善することが報告されています(参考文献2)。これらの知見を踏まえると、ドクターメディオン ヘッドスパ トリートメントの処方には、補修効果を高める余地があると言えるでしょう。
こうして見ていくと、このトリートメントは、保湿力と使用感の良さが魅力である一方、髪補修力やコスパの面で課題を抱えているように思われます。メーカーには、処方の改良と価格設定の見直しを期待したいところです。
ドクターメディオン ヘッドスパ トリートメントは、保湿力と使用感に優れ、植物由来の美容成分も豊富に配合された、エイジングケアにも役立つトリートメントです。ただし、髪補修力やコスパの面では物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
総合的に見ると、このトリートメントは以下のような方におすすめです。
一方で、重度のダメージヘアや頭皮トラブルが気になる方、コスパ重視の方は、別の製品も検討してみると良いかもしれません。
いかがでしたか?ドクターメディオン ヘッドスパ トリートメントの魅力と課題について、詳しく解説してきました。みなさんなりに、このトリートメントの良さを活かしつつ、足りない部分を補うヘアケア方法を見つけていただければと思います。
参考文献: 1. Villa ALV et al. Feather keratin hydrolysates obtained from microbial keratinases: effect on hair fiber. BMC Biotechnol. 2013;13:15. 2. Mhaskar S et al. Hair Care Formulation to Mitigate Hair Damage and Enhance Sensorial Attributes. J Cosmet Sci. 2020;71(5):283-296.シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。