成分名

酸化チタン

医薬部外品原料規格

INCI名

Titanium dioxide

CAS番号

カテゴリ

化学式

成分ID

534

酸化チタンのイメージ

概要

別名二酸化チタンとも呼ばれる白色顔料で、紫外線UVB散乱剤として使われる他、着色用(例:おしろい)、歯のホワイトニングなどにも使われます。酸化チタンにブラックライトをあてると活性酸素が発生し、これがホワイトニング効果や殺菌作用を付与する。延びの悪さや白浮きといった課題があり、処方に配慮が必要。

酸化チタンの解析

酸化チタンは、チタンの酸化物であり、分子式は TiO2 です。自然界では、ルチル、アナターゼ、ブルッカイトの3種類の結晶形として存在します。化粧品や医薬品に使用されているのは、ルチルとアナターゼの混合物です。 化学的性質 融点:1855 ℃ 沸点:2500 ℃ 比重:4.26 耐熱性:高い 光安定性:高い 化学的安定性:高い 酸化チタン(TiO₂)は、白色の無機化合物で、主にアナターゼ型とルチル型の結晶構造を持ちます。ルチル型は屈折率が高く、紫外線吸収効果に優れています。この特性により、日焼け止めや化粧品の紫外線防御成分として利用されています。 美容効果としては、紫外線を物理的に散乱させることで肌を保護し、特にUVBおよびUVAの波長を吸収して紫外線による皮膚のダメージを軽減します。また、その高い屈折率により、白色の着色剤としても使用され、メイクアップ製品において肌のトーンを均一にする役割を果たします。安全性が高く、皮膚刺激性や眼刺激性がほとんどないとされています。ただし、ナノ粒子化された場合には吸入による健康影響が懸念されるため、適切な処理が施されています。 類似成分として酸化亜鉛があります。こちらも紫外線防御効果を持ちますが、酸化亜鉛はより広範囲の紫外線を吸収する能力があります。両者ともに日焼け止め製品で使用されますが、酸化亜鉛はより透明性が高いことから、白浮きしにくいという利点があります。
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